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FAIRY TAIL~水の滅竜魔導士~

作者:山神
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マーガレット祭編
  お祭り

 
前書き
台風の影響で早く仕事終わったから二日連続更新!!
今回からオリジナル長編ストーリーです。
といっても元ネタを限りなくパクる感じだからそこまで頭は使ってないかも・・・(^^;
モデルはアクマゲームっぽい感じです。えぇ、やりたいんですよ、あんな感じのことが。 

 
ガヤガヤガヤガヤ

「なんだ?」

朝目を覚まし身支度をしていると、妙に外が騒がしいことに気が付く。わずかに開いているカーテンを音を立てて全開にすると、そこにはいつもと雰囲気が変わっているマーガレットの街があった。

「んん?どうなってるんだ?」

まだ顔を洗っていないため目覚めきっていない目を擦り再度街に視線を落とす。よく見てみると、街には出店や盛り上げるためのような旗がたくさん点在しており、ますますどういうことなのかわからなくなっていく。

「あぁ、もうそんな時期か」

一人首を傾げていると、後ろから黒と青のジャケットに袖を通している氷の魔導士が街の景色を見ながらそう言う。

「そんな時期って?」

どうやら彼はこの状況がどういうことなのか理解しているようなので、聞いてみることにした。俺の言葉に答えようとしたレオンだったが、説明してくれたのはその後ろにいるオレンジ色の猫だった。

「この街全体でやるお祭り、『マーガレット祭』だよ!!」
「マーガレット祭?」

彼の言葉になおもクエスチョンマークが頭に浮いている。妖精の尻尾(フェアリーテイル)があったマグノリアではそんなものなかったから、どういうものなのかさっぱり予想がつかない。

「簡単に言うと、飲食店やらオモチャ屋やらがそれぞれ出店を出して、今日一日街を盛り上げようぜってイベントだよ」
「うちだと蛇姫の鱗(ラミアスケイル)感謝祭もあるけど、あれはギルドだけでやってるものだからね。盛り上がりが全然違うよ」

感謝祭については前にエルザさんやグレイさんから聞いたことがある。ただ、それがマグノリアではこのお祭りと似たような扱いになっていたのかも。蛇姫の鱗(ラミアスケイル)はギルドでのイベントと街でのイベントをちゃんと別けているのか。

「あれ?そういや今年の出店、何やるか聞いてないや」
「え?ラウも聞いてないよ?」

すると、レオンが顎に手を当てながらお祭りについての記憶を掘り起こそうとしている。しかし、時間が過ぎていくだけで思い出せそうにはとても見えない。

「ギルドでも出店出すの?」
「うん!!時間ごとに店番替えていくんだけど、それをラウたちちゃんと聞いてなかったみたいで」

なおも思考しているレオンを横目にラウルから色々と教えてもらうことにした。ちなみに、去年はレオンが大好きなチョコバナナにしたらしい。他の出店も、普段はやらないようなことをやれるから、趣味に走っているようにしか見せない人もいるのに、かなり完成度が高いものがあるらしい。特に趣味を出店にしてる人がね。

コンコンッ

「レオン、入っていい?」

出店のことについて話していると、扉の向こうからシェリアの声が聞こえてくる。

「あいつに聞けばいいのか」
「最初に思い付いてよ」

シェリアに聞くという選択肢が微塵もなかったレオンに突っ込む。彼はそれをキレイに受け流すと、扉を開けて少女と対面する。

「シェリア、今年の出店って何するんだっけ?」

相手が訪れてきたはずなのに、先に自分の聞きたいことを聞いてしまう少年に、彼の相棒の猫と共に苦笑いしている。いきなり質問された少女の後ろにいる三人も、同じような表情になっていた。

「え・・・あたしもそれを聞こうと思ったんだけど・・・」

どうやら彼女たちも同様の質問をしに来ていたようで、思わず項垂れる。レオンもシェリアも知らないんじゃ、この家にいる人で出店の内容を知ってる人はいないみたいだな。

「じゃあギルドに着くまでのお楽しみッてことだね!!」
「なんで嬉しそうなのよ?」
「気持ちはわからなくはないけどね~」

それがわかると、ウェンディはなぜかまんべんの笑みで二匹の猫にそう言う。何事もプラスに捉えられるその姿を見て、シャルルもセシリーも驚いていた。

「でも珍しいな、リオンくんが伝え忘れるなんて」
「そうだよね、オババ様もちゃんと伝えてくれるのに」

現在は評議院再建のためにギルドから離れているジュラさん。彼がこのギルドの中心的な人物なのだったわけだが、彼の他にもリオンさんやオババ様と言ったしっかりしているメンバーがいるのに、自分たちに情報が回ってこなかったことに不自然さを感じている双神がそう言う。特にオババ様はマスターなわけだし、伝え忘れたら困ると思うんだけど・・・




















それから身支度を整えた俺たちは、駆け足気味でギルドに向かう。もしかしたら、出店の準備をすでに始めていたりすると、いくら聞いていなかったとはいえ申し訳ない気持ちになるのが目に見えていたからだ。

「「リオン(くん)!!」」

ギルドの扉を勢いよく開くと、中にはオババ様とリオンさん、他に二、三人程度の人しかおらず、時間帯から考えてお祭りの準備にみんな向かっているのだと推測できた。

「おはよ、レオン、シェリア」
「おはようじゃないよ!!」
「今日のこと、俺たち何も聞いてないんだけど?」

体当たりでもするかのように突っ込んでいったシェリアと目を細めて怒ってる感を出しているレオンがマーガレット祭での出店についてのことを聞こうとしている。
だが、俺はここであることに気付いてしまった。もしかして・・・

「レオンが忘れてるだけなんじゃないの?」
「私もそう思っちゃった」

ジュビアさんのこと意外では常識人の分類に入るリオンさんがこんな大切なことを伝え忘れるとは考えづらい。だけど、ボケッとしていることが多いレオンなら、聞いたことを受け流しており、頭のどこにも残ってないということがあるのではないだろうか?
もしそうだったら、リオンさんに怒られるのが目に見えるんだけど・・・

「??そりゃあ言ってないんだから知ってるわけないだろ」
「「「「「言ってないのかよ!!」」」」」

しかし、返ってきたのは予想外の返答だった。まさか俺たちに伝えていないのを理解していたとは、正直考えてなかった。「いや、レオンに伝えたぞ?」か「すまん、忘れてた」の二拓だと思ってたから、こんな冷静に、悪びれることなく言われるとなんかムカツク。

「で?何をやるの?」
「店番の時間表も見せてよ」

そんなリオンさんに対し、怒りの気持ちを沈めて問いかけるシェリアとレオン。このままバックレることもできると思ったけど、意外と責任感があるらしく、ギルドのために行動しようと考えている辺り大人なんだなと思い知らされる。

「あぁ、お前たちは店番しなくていいぞ」
「「え?」」

リオンさんからのまさかの言葉に、レオンとシェリアは変な声を出している。だってそうだよな、出店について何も話がなかったばかりか、店番までやらなくていいというのは、なんかおかしい。

「お前たちにはやってもらわなきゃいけないことがあるからな」

そして、その予想は的を射ぬいていたようだ。

「まさか・・・なんか緊急の依頼とか?」
「今日じゃなきゃダメなの?」

店番は交代制なので、必ずどこかの時間ではお祭りを楽しむことができる。しかし、クエストに出かけてしまうと、今日中に戻ってくることも難しいだろうし、仮にできてもお祭りが終わっている可能性もある。まだまだ幼い彼らにとって、それは苦痛以外の何物でもないため、レオンとシェリアは嫌そうな顔をしているのだ。

「いや、依頼じゃないんだ」

だが、リオンさんが二人を宥めるようにそう言うと、頭を撫でる。それを聞いた彼らはひと安心といった感じの表情へと変化していた。

「お前たちは、シリルとウェンディの祭りの案内をしてくれ」
「「「「えぇ!?」」」」

彼の言葉に驚愕したのは俺たちだった。だって、てっきり二人にはやらなきゃいけない何かがあると思っていたから、それが俺たちの案内なんて検討もつかなかった。

「シリルたちはこういうの初めてだろ?わからないこともあるだろうし、お前たちといた方が楽しいだろうしな」

お祭りのことを言ってなかった時点で何かしらあると思ってはいたけど、まさかこんな気遣いを隠していたなんて・・・ジュビアさん、乗り換えるなら今ですよ。

「祭りは昼からだし、それまではゆっくりしてるといい。後片付けは手伝ってもらうがな」
「わかった!!」
「了解」

青年の言葉に大きくうなずくシェリアとレオン。彼女たちはこちらに振り返ると、それぞれ仲の良い友人の手を握る。

「まだ時間あるけど、ちょっとだけ街回ってみるか」
「だね!!いいよね?ウェンディ、シリル」

ギルドの時計を見るの、お祭りの開始時間まであと二時間くらいはある。でも、彼らはじっとなんかしてられないようで、すぐにでも飛び出していきたいように足に力を入れていた。

「うん!!いいね!!」
「いこいこ!!」

だが、それは俺たちも同じこと。彼らの手を握り返すと、スキップ気味にギルドを飛び出していったのだった。



















街の中を探索していると、色々なお店があってその度に目を奪われてしまう。
アイス、お饅頭、わたあめ、クレープ、チョコバナナ、水飴等々・・・え?甘いものしか見えてないのかって?いいじゃないかお祭りなんだもの。

「うちは大判焼きなんだね」ムシャムシャ
「何しれっともらって来てるのよ」
「手が早いね~レオンは~」

案内役のはずなのに一番後ろで蛇姫の鱗(ラミアスケイル)の出し物である大判焼きを頬張っているレオン。ギルドの準備に顔だけでも出しておこうと行ったところ、彼が物欲しげな目でそれを見ていたため、味見という名目でもらったのだ。

「おいしいね、これ」
「うん!!とっても甘いね!!」
「みんな本格的だからね」

もちろん俺たちももらったのだが、お祭りが始まる前から街を探索しつつ物を食べているため、なんか違和感が拭えない。

「あ!!もうすぐお店始まるよ!!」
「ホント!?」
「やったーっ!!」

すると、街にある時計台がそろそろお祭りの開始時間を指すとのことで、一気にテンションが上がっていく。そして時計が12時を指すと、マーガレットの街に鐘の音が響き渡る。
それと同時に、街に所狭しと配置されている出店が一斉に回転したのだった。




















「楽しいね!!シェリア」
「うん!!すごいでしょ?」

右手にわたあめ、左手にリンゴアメを持っているウェンディと、右手に金魚と頭にはお面を付けているシェリアがそう話している。

「すごいね!!お祭りって!!」
「そうね」
「とっても楽しい~!!」
「だよね!!」

無論、俺たちもお祭りを存分に楽しんでいる。だって出店がたくさんあって、どれも食べたいしどれも楽しみたいし!!もうサイコーッ!!

「お前ら、夜が本番だって忘れるなよ?」

そんな中、一人だけ冷静な人物がいた。珍しくものをほとんど・・・といっても人並みには食べているのだが、明らかに食事の量を抑えている大食漢が静かな雰囲気でそう告げた。

「わかってるって!!心配しないでよ!!」
「ならいいんだけど」

そんなレオンに彼の幼馴染みがそう答える。でも、夜が本番ってどういうことかな?お祭りって夜っぽいイメージがあるからかな?

「なんで夜が本番なの?」
「夜は花火とか色々あるからね!!盛り上がるよぉ!!」

少女の口から彼の言葉の真意が伝えられる。なるほど、花火は大魔闘演武でくらいしか見たことないから、ちょっと楽しみかも。

「それに、夜なら浴衣も映えるしね」
「!!」

聞き耳を立てていたわけではないが、なんかもう一つお楽しみが増えたような気がする。早く夜にならないかなぁ。

「それなら夜だけでよくない?」
「なんで昼もやるの~?」

シャルルとセシリーからのささやかな疑問。そりゃあ昼間から楽しみたい人もいるからじゃないのかな?あそこでお酒飲んでるおじさんとか。

「あぁ。昼間はちょっとしたイベントがあるからね」
「「イベント?」」
「簡単なゲーム大会だよ。ほら、あのポスター見て」

ラウルの指さした先を見る。そこには今日のお祭りの前半でのメインイベントであるゲーム大会のポスターが貼ってあった。

「へぇ、こんなのもあるんだ」
「お祭りってすごいね」
「それは・・・たぶんうちだけだと思うよ?」

最初は簡単な予選をやって、それの上位八チームでトーナメントを行っていくらしい。なんか楽しそうなイベントだね、ちょっと出てみたいかも。

「でもこれ、魔導士に有利すぎるんじゃない?」
「魔法使ったら無双だよね~?」

このゲーム大会には参加者の制限がない。一般の人から体を鍛え上げている傭兵ギルドの人、街の人から違う街から遊びに来ている人まで自由に参加することができる。でも、それだと魔法を使える俺たちには有利だし、運動系だと体を鍛えている人が有利だ。まぁ、何事も条件が平等じゃないのは当たり前だけど、開きが大きすぎるのでは?との指摘をするシャルルとセシリー。

「大丈夫だよ、その辺は主催者側も考えてるから」
「見世物としての考えが大きいから、気にする人はいないよ」

力を均等化できる何かがあるのかな?ますます気になる、どんな大会なのかな?

ジーッ

シェリアたちから話を聞いて興味が出てきたのでポスターに視線を戻してみると、途中からずっと口を閉ざしていた金色の少年がそれを穴が空くほど凝視していたことに気付いた。

「どうしたの?レオン」

あまりにも真剣にポスターを見ているのでちょっと声をかけづらかったけど、念のため聞いてみることにした。すると彼は、それに気付いてこちらを向く。キラキラと目を輝かせながら。

「これ、俺たちも出ようぜ」
「「「「「えぇ!?」」」」」

俺からすれば願ってもない提案。だけど、ウェンディたちからすれば予想外の提案だったらしく、周りの視線を集めるほどの声を発していた。

「なんで!?」
「俺はいいけど」
「レオンってこういうの好きだっけ?」

普段はあまり輝きを放っていない目が少女漫画のようになっており、明らかにおかしいことがわかる。なのでみんなでもう一度ポスターをよく見てみると、その理由がすぐにわかった。

【優勝チームにはマーガレットの全ての飲食店で有効の一年間無料食べ放題パスポートをプレゼント】

「食べ放題・・・しかも一年分・・・」

大食いの彼にとってこれは相当うれしいだろう。目に見えて燃えているのがわかるよ、なんか炎のようなオーラが現れてるし。

「一チーム五人での参加だって」
「ウェンディも出る?」
「シリルが出るなら出ようかな」

俺は興味があったからレオンの意見に賛成だけど、ウェンディたちはどうなのかな?と思っていると、意外と二人もやる気はあるらしい。これで四人は確定だから・・・

「どう?ラウルたちは」

一チーム五人なので、このままだと参加ができない。なので残る一枠を三人の中から出してもらおうと猫耳っ子たちに聞いてみることにした。

「私はいいわ」
「僕も遠慮するよ~」
「ラウもやめておくぅ」
「ナニーっ!?」

しかし、三人は乗り気ではなかったようで、全員がやんわりとその誘いを断る。その瞬間、レオンが思わず絶叫した。

「お願いだから!!誰でもいいから!!」
「そんなこと言われても・・・」
「見世物にされるのはもうごめんよ」
「イヤな思い出があるからね~」

両手を合わせ頭を下げるレオンに対し、ラウルは自信なさげにそう言い、シャルルとセシリーは以前何かあったようで、このような催しにあまり出たくないようだ。

「頼むから!!あと一人だけなんだよ!?」

意地でも景品が欲しいレオンはなんとしても五人集めて大会に出たいのだが、彼女たちは絶対に首を縦に振ろうとしない。もうギルドの人に頼んだ方がいいんじゃないの?とか思っていると、後ろからとんでもない少女の声が聞こえてきた。

「シリルちゃ~ん!!」
「ゲッ!?」

その声が聞こえた瞬間、真横に飛ぶように逃げる。その直後、俺がいた場所を銀髪の少女が倒れるように飛んでいくのが見えた。

「なんで避けるの!?」
「お前の声が聞こえたからだ!!」

なぜ彼女がここにいるのか、そんな疑問は頭に全く浮かんでこない。頭にあるのは彼女からいかに逃げるか、それだけだからだ。

「・・・」

シャルルたちに必死に頭を下げていたレオン。彼は目の前に現れたソフィアを見ると、そちらにゆっくりと向かっていき、彼女の手を握り締める。

「ソフィア、俺はお前にこんなに感謝したことがない」
「え?」

もうこのあと何をいうのかおおよそ予想できた俺たちは、どうすればいいのかわからず固まっているしかできない。まさかレオンの奴・・・

「ソフィア!!俺たちとこの大会に出てくれ!!」

そう言ってゲーム大会のポスターを指さしたレオン。ソフィアはそれを訝しげに見たあと、なぜ彼がこの大会に出たいのかの理由を把握すると、ニヤッと悪そうな笑みを見せる。

「えぇ?どうしよっかなぁ」

明らかに何か交換条件を求めているソフィアを見て、レオンはポケットから一枚の写真を取り出し彼女に手渡す。

「出てくれるならこれあげる」
「??」

もらった写真に視線を落とすと、少女は食い入るようにそれを見て、なぜか交互に俺の顔を見てくる。なんだ?何の写真だあれ!?

「他にもこれとか付けるぞ。お前この日いなかっただろ?」
「やる!!全力で勝ちに行くよ!!」

追加で数枚の写真を見せると、少女は即答で参加を決意しそれを奪い取る。なんだろう・・・あの写真は破り捨てた方がいい気がするんだけど・・・

「シリルちゃんの白~い!!シェリアとウェンディちゃんの猫耳可愛い!!」
「「「その写真をこっちに渡せ!!」」」

まるで大切なものを扱うようにしているソフィアだったが、何の写真か一人言ですぐさまわかったため奪い取ろうとする。しかし、なんなく交わされてしまい、結局奪うことができなかった。

「諦めなさいよ、あんたたち」
「そうそ~、ソフィアに渡った時点でもうダメだよ~」
「シャルルとセシリーウエスト細いね!!」
「「何の写真よそれ!!」」

俺たちを宥めようとした白猫と茶猫だったが、ソフィアが彼女たちの背後でそう言うと、彼女たちを加えての追いかけっこが開催された。だが、チームの登録時間が迫っていたこともあり、レオンによって阻まれてしまう。

「てか元々お前のせいだろ!!なんでそんな写真持ってるんだよ!!」
「リオンくんとカグラさんから渡された」
「何やってんのあの人たち!!」

俺たちの恥ずかしい過去が載せられた写真。拡散されることはないだろうが、ソフィアの手に渡ってしまったことがなんとも歯痒い。そんな気持ちになりながら、俺たちはゲーム大会の受付へと向かうことになったのだった。








 
 

 
後書き
いかがだったでしょうか。
日常編からのオリジナルストーリーです。何度も言います、このストーリーは完全に遊びです。ただひたすら遊びです。次は頑張るから、今度のストーリーは本気出すから!!
シリル「お前の本気は底が見えてるよ」
さらっとひどいな、お前。 
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