| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五千六百四十五話  孤独死

第五千六百四十五話  孤独死
 トルストイさんは悩める人でした、というか生きているそのこと自体が苦悩というかなり苦しい人でした。自分自身にとって。
 それで、です。その結果。
「家出をしたんだよね」
「ご家族とも色々あってでしたね」
 日本は今回もロシアに応えます。
「そしてその結果」
「うん、途中高熱を出しちゃってね」
「そのまま行き倒れの様にでしたね」
「死んじゃったんだよね」
 何しろ高齢で一人でロシアをあてもなく彷徨う様なことをしたのです。
「残ったのは名声とね」
「ご家族でしたね」
「そしてご家族もね」 
 ちなみに子沢山でもありました。
「革命の後亡命しちゃったりして」
「バラバラになったそうですね」
「そうなんだよね」
 孤独な結末の後はそうなってしまいました、トルストイさんは最後まで苦悩してご家族にも不幸があった様です。


第五千六百四十五話   完


                        2016・6・7
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧