ヘタリア学園
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第五千六百四十一話 苦悩が作品に
第五千六百四十一話 苦悩が作品に
トルストイさんはその生涯、特に晩年物凄く悩んでいました。ロシアのことについても私有財産のことについても自分自身についても。
哲学者ではないかという位悩んでいました、そしてその苦悩がです。
「作品にですね」
「影響していたよ」
ロシアは日本に答えました。
「本人は凄く苦しんでいたけれどね」
「しかし名作が残りましたね」
「多くのね」
「青年時代にアンナ=カレーリナに」
「戦争と平和もね」
そうした名作を書き残してくれました。
「どの作品も有名だね」
「今も世界中で読まれていますね」
「日本君のところでもそうだよね」
「はい、トルストイさんといえばです」
それこそと答える日本でした。
「どの方も知っている位です」
「そうだよね」
本当にロシア文学といえばという位の人の一人です、苦悩が名作につながったのです。それも誰もが名作だと認めるまでの。
第五千六百四十一話 完
2016・6・5
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