サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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サトシとヒロシは近くに荷物を置き、
きのみ狩りを始めた。
ドサッ(きのみ収穫)
サトシ:「よし、こんだけあれば
大丈夫だろっ。あとはアイテムがあれば、、。
それにしても、
ヒカリから借りたリュック、
何入ってるんだろう、、」
サトシはヒカリから借りた
リュックの中身を確認した。
サトシ:「お菓子、、これもお菓子、、、
天然水、、、なんだ?
このポケットティッシュみたいなの、、。」
特に使える物が入っておらず、サトシは
その辺に落ちていた木の枝を拾った。
ヒロシ:「サトシ出来そうか?
俺はもう出来たよっ。」
ヒロシは持参の水筒にきのみを搾り、
完成した。
サトシ:「ダメだッ、入れ物がないやっ。
、、っていうか俺、昼飯まだったんだ。」
サトシは今日、昼食をとっていない事を
思い出した。
ヒロシ:「じゃあ、飯にするかっ」
サトシ:「え!?本当か!?」
ゴソゴソッ
ヒロシはカバンから
鍋やナイフ、ライター等を取り出した。
ヒロシ:「万が一遭難に
なった時に備えて、一式持ってきたんだっ」
サトシ:「さすがだぜヒロシ!」
ヒロシ:「ははっ。じゃあ”オレンのみ”で
ジャムを作って、このパンにつけて
食べよう!」
さらにはパンも持参していた。
サトシ:「ようし!」
ヒロシ「先ずはオレンのみを、、」
サトシとヒロシがジャムを
作ろうとすると、、、
ガサガサッ(森)
サトシ:「!」
ヒロシ:「!」
森の中で”何か”が動いた。
サトシ:「、、ヒロシッ」
ヒロシ:「あぁ、もしかしたら、、」
2人は森影に気配を感じ、身構えた。
サトシ:「、、、」
サトシ(話に聞いたポケモンか?、、)
ヒロシ:「、、、」
ヒロシ(ついに見れるのか、、、)
”何か”だんだんと森影から近づいてくる。
ガサガサ
ガサガサ
ヒロシ:「くるぞ、、」
サトシ:「あぁっ、、」
2人が緊張しながら森影を見つめると、、、
ガサガサッ、、ガサッ
コジロウ:「ふぅ〜〜っ、、あれ?お前らっ!」
サトシ:「コジロウ!」
ヒロシ:「コジロウ!」
森影から出てきたのはコジロウだった。
コジロウ:「お前ら、ここで何してるんだ?」
サトシ:「なんだコジロウかぁ」ヘナッ
ヒロシ:「ポケモンじゃなかったのか、、」
すっかりポケモンだと思っていた2人は
力が抜け、座り込んだ。
コジロウ:「ポケモン?」
ヒロシ:「、、あぁっ、実は、、、」
ヒロシはコジロウに状況を説明した。
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