八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる
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第七十二話 夜の電話その四
「健康を考えています」
「それが第一ですね」
「癌にならない様なものにもしています」
「そうなんですね」
「皆さんのこともです」
「考えてくれていますか」
「美味しくて健康にいい」
その二つがというのだ。
「いつも念頭に置いて作っています」
「それじゃあですね」
「これからもそうしていきますので」
「そうですか、じゃあお願いします」
「はい、お任せ下さい」
こうしたお話をした、トレーニングルームの中で。
そして汗をたっぷりかいてお風呂に入ってだ、僕は。
晩御飯を食べた、確かに味と栄養のことを考えたメニューだった。鱈のムニエルにキャベツと玉葱を千切りにして酢に漬けたものに。
冷たいガスパチョにだった、御飯だった。
そのメニューを食べてだ、僕は言った。
「今日も美味しくて」
「はい、健康的ですね」
「そうしたメニューですね」
「医食同源ですね」
畑中さんが僕に言った。
「そうですね」
「はい、中国の考えですね」
「そうあるな」
水蓮さんも笑顔で言ってきた。
「食べることはある」
「医学でもあるんだね」
「美味しくて身体にいいものを食べるべきある」
「そういうことだね」
「その考えいいよネ」
ジューンさんもこう言う。
「やっぱりバランスよく食べないト」
「そうだよね」
「太りすぎたりするかラ」
「それアメリカのことあるな」
「そうそウ、アメリカはネ」
まさにとだ、ジューンさんは水蓮さんに返した。
「実際になのヨ」
「食べるもののバランスが悪いあるな」
「だから極端に太った人結構いるのヨ」
「それは問題あるな」
「私もそう思うワ」
「そうあるな、とはいっても我が国もある」
その医食同源の国の人の言葉だ。
「太ってる人が多いあるよ」
「そうなのネ」
「全く、食生活は大変あるよ」
「美味しいものばかり食べていたラ」
「とんでもないことになったりするあるよ」
「はい、食生活はです」
ここでだ、こう言って来たのはその作ってくれた小野さんだった。
「常に気を付けるべきです」
「それが健康を左右するかラ」
「そうあるな」
「健康に長生きするにもです」
それにもというのだ。
「やはり食べるものです」
「そういうことネ」
「まさに医食同源あるな」
「その通りです」
「美味しくて健康的なものを食べましょう」
畑中さんはまた僕達に言った。
「いつも」
「そうですね、そうしたものを食べて」
「日々の生活を生きましょう」
僕は晩御飯も楽しんだ、そして。
その後でだ、僕は歯を磨いてだった。
自分の部屋に休んで夏休みの宿題をした、夏休みや冬休みの宿題は早いうちに終わらせる主義だ。それでだ。
英語と数学、それに古文をやって一段落した時にだ、扉をノックする音が聴こえたのでそちらに顔を向けて言った。
「どうぞ」
「はい」
畑中さんの声だった、そして。
畑中さんはj部屋に入って礼儀正しい動作でだ、こう僕に言って来た。
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