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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第七十一話 レトロゲームその十

「凄く難しいから」
「私がやったの以上に」
「特に3はね」
「それがなの」
「伝説になってるから」
 その難しさがだ。
「実際にそして伝説へ、っていうタイトルだったけれど」
「難しさで伝説になったのね」
「そうなんだ」
「じゃあ義和も」
「クリアーしたことないよ」
 とてもだ、あのゲームは。
「1はあるけれど」
「2はなの」
「ないよ」 
 テレサさんに真顔で答えた。
「とてもね」
「そんなになのね」
「いや、こっちもね」
「難しかったわ」
 今度はイタワッチさんとチェチーリアさんが来た。
「魔界村ね」
「怒凄かったわ」
「怒はね」
 僕はチェチーリアさんに答えた、まずは。
「コントローラーが独特だから」
「難しかったわ」
「ゲームは面白いけれど」
 このことは太鼓判を押していい、怒は。
「それでもね」
「操作が慣れていなくて」
「仕方ないよ、けれどあのコントローラーに慣れたら」
「面白いのね」
「うん、そうだよ」
 その通りとだ、僕はチェチーリアさんに答えた。
「名作だよ」
「では今度する時は」
「慣れてだね」
「そうしていきたいわ」
「魔界村って何なの?」
 イタワッチさんは自分から言って来た、困った顔になって。
「六面まで行ったけれど」
「あっ、わかったよ」
 イタワッチさんの話を聴いてだ、僕もすぐに返せた。
「クリアーしたけれど」
「あの赤くて大きい空飛ぶ悪魔二人倒してね」
「サタンをだね」
「折角倒してステージクリアーしたのに」
「七面にはだね」
「それが最終面よね」
「そうなんだ」
 僕はこのことは素直に答えた。
「七面に行ってラスボスの大魔王倒したら一週目はクリアーだよ」
「それ行けなくてよ」
「五面からやり直したんだね」
「あれどうしてなの?」
「武器が関係しているんだ」
「武器が?」
「イタワッチさん武器何だったかな」
「最初は槍だったわ」
 魔界村の主人公アーサーの最初の武器は槍だ、最初の武器だけれど実はかなり高性能の武器だったりする。
「それから短剣に変わって」
「ずっと?」
「その短剣がかなり使い勝手よかったから」
「ずっとだったんだ」
「ええ、もうね」 
 それこそという口調での返事だった。
「短剣でいったの」
「それだったら駄目なんだ」
「最終面まで行けないの」
「最終面に行くにはね」 
 その方法をだ、僕はここで話した。 
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