ヘタリア学園
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第五千五百四十二話 作者は犯罪者
第五千五百四十二話 作者は犯罪者
日本はアーサー王の物語をまとめて一つの文学作品にしたトーマス=マロリーさんについて言うのでした。
「今ではです」
「刑務所だな」
「はい、色々されてますね」
こうイギリスにも言います。
「殺人まで」
「そうなんだよ、実はな」
「この人はですか」
「フランスのところの詩人ヴィヨンさんもそうだったけれどな」
「その行いは、ですね」
「そうした人だったんだよ」
素行に非常に問題がある人だったのです。
「まあ文才と素行は別さ」
「また別の問題ですね」
「そういうことだな、結局は」
「そうなりますね」
「ああ、まあそうした人でもな」
それでもなのです。
「名作を残してくれたんだ」
「そういうことですね」
このことは確かです、今では懲役何十年になるかわからない人でも。
第五千五百四十二話 完
2016・4・15
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