ヘタリア学園
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第五千四百四十話 リアル霧
第五千四百四十話 リアル霧
霧が出て来ました、それでロシアはにこりと笑って言いました。
「まさにだね」
「霧の都っていうんだな」
「スモッグじゃないけれど」
「昔からここはこうだよ」
イギリスも慣れているという感じです。
「この街は霧が多いんだよ」
「君の国雨が多いしね」
「だからステッキよりもな」
手に持っているものもです。
「傘だったりするんだよ」
「そうだよね」
「霧はな」
イギリスはその霧を見つつ言います。
「ここの風物詩、いや代名詞だな」
「ロンドンの象徴だよね」
「だから見られて嬉しそうだな」
「うん、運がいいと思ってるよ」
そのロンドンの霧を見られてです、ロシアも満足しているみたいです。何しろ本当に霧こそがロンドンの代名詞ですから。
「よかったよ」
「そうか、それは何よりだな」
イギリスもそんなロシアに笑顔になります、この人には珍しい素直な笑顔でした。
第五千四百四十話 完
2016・2・21
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