| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

元吸血鬼の魔道士生活(休息中)

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

妖精は悪魔にすら勝る

 
前書き
いやはや、今回は約一万字行きましたよ
 

 
・・・・・・・・・・
評議員トップ1「よくやったぞドランバルト!!潰すまでにはいかなかったが、これで妖精の尻尾も大人しく
なるはずだ!!戻っていいぞ」
ドランバルト「はっ!!(命令どうりにやったが本当にいいのだろううか。あのギルドは本当に…)」

ドランバルトは資料室に行き妖精の尻尾について調べた

ドランバルト「ああ。なんてバカなことをしていたのだろう。皆のためとはいえこんなことをしてしまうなん
て………謝りに、行こうか」


・・・・・・・・・・
ウェンディ「……う…ん…ここは…?」

ウェンディは小さなクリスタル(牢)の中で目を覚ました

ウェンディ「そうだ、私メストさんに連れていかれたんだ…」

誰かが目の前に下りてきた

ドランバルト「ウェンディ…」
ウェンディ「メストさん…」
ドランバルト「俺はドランバルトだ。それよりさきほどはすまなかった」
ウェンディ「い、いえ、そんな」
ドランバルト「…少し話を聞いてくれないだろうか」
ウェンディ「え?はい、いいですけど…」
ドランバルト「ありがとう。俺は貧しい村の生まれでね、ほかの村まで仕事に行ってたんだ。でも金や食料は
何もくれなくてね、盗みなんかをしなきゃ生きてけなかった。俺はこの瞬間移動の魔法を使ってなんとか生き
ながらえていたんだ。そんなある日、評議員が来たんだ。俺の魔法の才能を買いに来たんだ。それで俺は必ず
凄くなって村を大きくすると決めた。それからは評議員として生きていたんだ。だが、貧しい村の生まれだ。
ラハ―ル以外は俺をバカにした。それが悔しくて悔しくてがんばった。その結果、諜報部になったんだ。それ
でも俺は出世しようとがんばってたんだ。それで妖精の尻尾の噂を聞いた。問題ばかり起こしているらしいか
ら、何とかすれば出世できると思ったんだ。そんな時、上から命令がきた。妖精の尻尾を潰せ、ってな」
ウェンディ「……」
ドランバルト「俺はそれを聞いた時舞い上がったよ。これで村のみんなを助けられるってな。俺はギルド全員
の記憶を操り、メスト・グライダーとして侵入した。そして天浪島に行くため、君を利用した。でも君はあの
シャルルというネコの反対を押し切ってまで、俺をS級にしようとしていた。俺は止めようかと思ったが、村
の皆のためにやり続けた。それでも一週間の間、君達を見ていると俺の心が大きく揺らいだ。本当にこれでい
いのか、と。だが俺はそのまま演技を続けた。そしてそのまま時が進んで行った。それから君を連れ去ってか
ら調べていたが、君たちは仲間のために戦っていると知った。そのためには評議員を、世界を敵に回しても戦
うと知った。俺と同じだった。だから今までやってきたのがバカバカしく感じたんだ。だからこうして謝りに
きた。本当にすまなかった。ウェンディ」

ドランバルトはウェンディに頭を下げて謝罪をする

ウェンディ「頭を上げてください。ドランバルトさん」
ドランバルト「ずっと騙して、誘拐してきたあげく、牢にまで入れられてるのに、許してくれるのか?」
ウェンディ「たしかに許せません。でも、ドランバルトさんは村の皆さんのためにやったんですよね?私もギ
ルドの皆さんが生きていけない状態だったら、どんなことをしてでもギルドの皆さんと会おうとすると思いま
すから」

そんな時警報がなった。部屋が赤く染まった。

ドランバルト「侵入者か!!おい、どうなっている!!!!」

評議員の一人が入ってきた

評議員1「そ、それが新しく妖精の尻尾の者が謎の化け物を連れて一人でここに迫ってきています!!!!」
「「ショウブか/さん!!!!」」


・・・・・・・・・・
ショウブ「よし、そのまま爆弾岩たちは道を開け。呪いの岩たちは敵の妨害をしろ。ヒドラたちは敵を殺さ
ない程度に追い払え。メガザルロックたちは倒れた奴を復活させろ成長したお前らならメガンテだろうがメガ
ザルだろうがたえれるはずだ」
評議員2「かまうなー!!」
評議員3「いけー!!」
ショウブ「俺は、死角、から、迫る奴らを、倒す」
評議員幹部1「全員でかかれ!!」
ショウブ「紫電[積乱雲の稲電]」

評議員周りが黄と灰色の弾幕でれ、1秒ごとに自機に向かって太いレーザーが評議員に向かっていく

評議員たち『ぐわ~!!』


・・・・・・・・・・
評議員1「……というわけでして、もうじきここにくると思われます!!」

その時ドアが蹴破られた

ショウブ「ふ~、ここが牢か。かなり広いな」
ウェンディ「ショウブさん!!」
ショウブ「ウェンディ!!」

ショウブはドランバルトを睨みつける

ショウブ「お前、覚悟はできてんだろうな」
ウェンディ「待ってくださいショウブさん!!ドランバルトさんは生まれ故郷の貧しい村のためにやってたん
です!!それにもう心から反省してます!!」
ショウブ「ウェンディ、何言ってんだ!!こいつはお前をさらって牢に閉じ込めたんだぞ!!」
ウェンディ「お願いします!!」

ショウブは数秒程目を瞑り、ゆっくりと目を開けた
ショウブ「………わかった。ここは退こう。だが、またウェンディを連れ去るなら、たとえ宇宙の果てまで逃
げようと、どんな手を使ってでも連れ帰る」
ウェンディ「//////」
ドランバルト「ああ、上にはそう伝えておく」
ショウブ「ああ、後天浪島付近にいる小隊は引っこめといてくれ」
ドランバルト「もう離れているよ」
ショウブ「そうか。ならウェンディ、急いで戻るぞ。悪魔の心臓が来てるんだ」
ウェンディ「悪魔の心臓が!!」
ショウブ「飛ばすからな、風の守りでも張って、しっかりつかまってろ」
ウェンディ「は、はい!!(ショウブさんの背中、大きくて、温かい。かっこよくて、強くて…って何を考え
て!!)///」


・・・・・・・・・・
ショウブとウェンディが天浪島に行くと、ナツたちが悪魔の心臓のマスターであるハデスに挑発されてた所だ
った。二人も当然ついて行くのだが…

ショウブ「…あいつ、心臓がねえぞ」
グレイ「心臓がないだと!!」
ショウブ「おそらく回復魔法なんかで肉体を守っているんだ。あいつの心臓を壊さない限り、倒せない」
ルーシィ「じゃあどうするのよ!」
ショウブ「ハッピーとシャルルとリリーと一緒に俺が心臓を捜しに行く」
エルザ「その間私たちは時間稼ぎをしろ、と」
ショウブ「できればウェンディにもいってもらいたい」
ハッピー「でも、どうやってあの船からさがすの?」
リリー「私は戦えるぞ」
シャルル「それにあなたは目立つじゃない」
ショウブ「俺は囮兼は破壊だ。心臓が強力なものに守られたら壊せないだろ。で、三人には通気口や人のいな
い場所なんかを通って心臓を破壊してもらいたい。まぁ敵に見つかるまで俺もいくさ」
ナツ「とりあえずあのやろうと戦ってりゃいいんだろ!!」
ショウブ「そうなるな。そんじゃ行くぞ!!」
『おお~!!』

・・・・・・・・・・
潜入してから数分

「おい!!この船の防音設備はどうなってるんだ!!全然雷の音、聞こえるぞ!!」

リリーは外から聞こえる雷の音にビビっており、耳を塞いでそう言う。

シャルる「はいはい」
ハッピー「大丈夫だよ、落ちたりしないから」
シャルル「置いてくわよ、リリー」
ショウブ「(リリーって雷にがてだったのか)」

ハッピーたちはそんなリリーを気にすることなくずいずい先に進んでいく。

「ぬうっ・・・」

リリーはハッピーたちの後を耳を塞いだまま追いかけた。

さらに数分

ショウブ「一体どこに心臓があるんだよ」
シャルル「これだけ大きいとまるで何か大きいものをまもってるきがするわ」
ハッピー「だよね~?それにすごく厳重に警備されてるはずだよ~」

いまだに悪魔の心臓のマスターハデスの心臓を探し回っていた
シャルル「でも何でさっきから見つからないの?」
ショウブ「勘だ」
シャルル「勘!!」
ハッピー「でもその超人的な勘で誰にも見つからずに探せてるね」

緊張感もなくしばらく四人は進んでいると、

ショウブ「あ!!」

ショウブが何かを発見し、立ち止まる。

ハッピー「わっ!」
シャルル「いたっ!」
リリー「どわっ!」

すると急にショウブが止まったため、後ろをついてきていたハッピーがショウブの足に、シャルル、リリーが
それぞれ前の者のお尻にぶつかる

シャルル「ちょっと!!急に止まるんじゃないわよ!!」

シャルルがショウブに対して怒鳴る

ハッピー「リリー」
リリー「なんだ?」

ハッピーが突然リリーに話しかける。ハッピーは首をひねり、リリーの方を見るが、その顔は怒っているよう
に見える

ハッピー「当たったね?」
リリー「は?」
ハッピー「シャルルがオイラのお尻に当たったってことは、リリーはシャルルの」
リリー「仕方ないだろ!!突然止まったお前が悪い!!」

ハッピーの理不尽な物言いにリリー文句を言った。ちなみにショウブ、ハッピー、シャルル、リリーの順に歩
いてきた

ショウブ「シャルルのお尻にポフッて当たったことを怒ってるのか?」
ハッピー「そうだよ、リリー!!どうなんだね!!」
リリー「お前!!今ここでそこについて文句を言うのか!?そんなこと言ってる場合か!!」
ハッピー「オイラにとったら大事なことなんだ!!帰ったら決闘だ!!」

なぜかハッピーはすごい燃えている。

シャルル「やめなさーい!!」

シャルルに怒られ、ハッピーは鎮まる。シャルルはショウブに話しかける

シャルル「それよりもショウブ、さっき何に驚いてたの?」
ショウブ「あ、そうそう」

ショウブの視線は、鉄枠の中にある一室に注がれていた。

ショウブ「これ、なんだ?」
シャルル「こ…これ、なに……」
ハッピー「生きてる…?」
シャルル「これって…」
ショウブ「たぶんこれはハデスの…」
リリー「グリモアハート、悪魔の心臓…まさかな…」
ショウブ「たぶんそのまさかだ」

急に部屋の外から声が聞こえてくる

戦闘員達『中で声がしたぞ!!』
戦闘員達『バカな!!どうやってこの部屋に!?』
ショウブ「!!」
シャルル「見つかったわよ!!」

外からした声は悪魔の心臓グリモアハートの戦闘員たちのものであった。

リりー「敵は俺とが食い止める。お前たちは、これを停止させるんだ!!」

リリーとは戦闘員を抑えるために扉に向かって走り出す

ハッピー「停止!?」
シャルル「やりましょ!!」

ハッピーたちは困惑しながらもこれの停止を行うことにした。リリーは扉から外へと出て、敵の前に立つ

戦闘員1「なんだこのちっこいネコは?」
戦闘員2「踏み潰しちまえ」


すると、扉からショウブが出てきて戦闘員1,2は敵に向かってを投げ飛ばされる

『『『うわああああ!!』』』
リリー「ショウブ」
ショウブ「俺は囮だっていっただろうに」

戦闘員3「このやろう!!やりやがったな!!」

悪魔の心臓の戦闘員たちはショウブとリリーを睨み付ける。しかし、リリーが戦闘モードに体を変化させと全
員が驚愕した

リリー「うおおおおおっ!!」
戦闘員1「なんだこいつは!?」
戦闘員2「怯むな!!」
戦闘員4「つぇあーー!!」

一人がリリーに斬りかかろうとしたが、リリーはそれを片手で止める。

リリー「借りるぞ」
戦闘員4「わっ!!俺の剣!!」

その受け止めた剣をリリーは敵から奪い取り、凪ぎ払うように斬りかかる。するとその剣が大きくなった
リリー「大きさが変化する剣か。我が剣バスターマアムのようだな」
ショウブ「…やっぱ俺ハッピーたちの手伝いしてくるわ」
ハッピー「停止って言ってもどうやって!?」
シャルル「色々いじってみるしかなさそうね」
ショウブ「まて、下手にいじると大変なことになる。そこはそうしろ」

ハッピーたちはリリーが敵を食い止めている間にハデスの心臓を停止させるべく奮闘していた。ショウブはそ
の手助けへ向かった。ちなみにさっきリリーの手に入れた刀は使用者の強さに合わせた大きさへと変化する刀
だった

戦闘員5「死守しろーー!!」
戦闘員1「この部屋だけは死守するんだー!!」

敵戦闘員たちはリリーに次々と立ち向かってくる

リリー「気に入った、こいつを俺の武器にする!ギヒッ」

リリーは笑みを浮かべ、迫り来る敵を凪ぎ払っていく

戦闘員4「ああ…ムジカの剣…高かったんだぞ…あれ」

リリーに剣を奪われてしまった敵はさめざめと泣いていた

ショウブ「魔力が戻ってきたぞ!!」
ハッピー「天浪樹が戻ったんだ!!」
ショウブ「ナツの魔力が変わった?ともかく魔力が戻ったんだ、ナツたちの所に……行かなくてもよさそうだ
な」
リりー「な、なんだ!!雷が聞こえるぞ!!」
シャルル「どうなってるのよ~!!」
ナツ「滅竜奥義、改!!!!」

ナツの声が聞こえた

ナツ「紅蓮爆雷刃!!!!」
ハデス「うわあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」

誰かを倒したようだ。それは潜入前に聞いたハデスの声だった
ショウブ「やったんだな、ナツ」


・・・・・・・・・・
ナツは意識を失っているハデスを見つめ、魔力の消耗が激しかったのか、倒れそうになる

ナツ「じっちゃん…奴等に見せてやったぞ…全身全霊をかけた…ギルドの力を…」

そしてナツは両手を高々と上げて勝鬨をあげる。

ナツ「ウオオオオオオオオオオオオオオオ!!これが俺たちのギルドだぁぁぁぁぁ!!」

悪魔との戦いは終結した。妖精の尻尾は勝利を喜びをみんなで分かち合っていた

グレイ「終わったな」
エルザ「ああ」
ウェンディ「私たち、勝ったんですね!!」
ルーシィ「はい、マフラー」
ナツ「ありがとな」

ルーシィはマフラーをナツに手渡す。ナツはそれを笑顔で受け取る。そんな何気ない光景を見て笑っていた。
すると、突然ハッピーたちの悲鳴が聞こえてくる。

ハッピー「ふぇぇぇん!!」
ショウブ「おーい!!」
ルーシィ「あれって…」

ナツはハッピーたちの方へと視線を移す。すると、そこには悪魔の心臓の戦闘員たちに追いかけられていた
ショウブたちがいた

グレイ「まずいぞ…」
エルザ「くそ…さすがにもう魔力がゼロだ」
ウェンディ「はわあ…」

ナツたちはあまりの人数に動揺していた。さっきまでのハデスとの戦いで魔力が完全になくなってしまったよ
うだ

リリー「すまん…俺も魔力が…」
ショウブ「俺も…この数はちょっとな…」
リリーもどうやら魔力切れを起こしたらしく、いつものミニマムサイズになっていた。その背中には何やら剣
を持っている。ショウブの方もあまりの数に逃げてきたようだ

ハッピー「みんな怒ってるよー!!」
シャルル「そりゃそうでしょうけど…」

ナツたちは何をしたんだ?と思っていると、ショウブたちと敵の間に数人の人影が割って入る

マカロフ「そこまでじゃ!!」

そう言ったのはマカロフだった。他にも、簡易ベースに残っていたはずのギルドの仲間もいた

ナツ「じっちゃん!!」
ルーシィ「みんな!!」
ウェンディ「ミラさんたちもいますよ!!」
ショウブ「無事だったのか」
エルザ「そうか、天狼樹が元に戻って、島の加護が」

急な増援に戦闘員たちはびびってしまう

戦闘員50「うおっ!!増えた!!」
戦闘員30「あ、あれはマカロフか!?」
戦闘員100「てかあそこを見ろ!!」

びびってしまった悪魔の心臓の戦闘員たち。その一人が倒れているハデスを指さす

戦闘員1「マスターハデスが!!」
戦闘員700「倒れてる!!」

それを見て悪魔の心臓の戦闘員たちにはさらに動揺した

マカロフ「今すぐこの島から出ていけ!!」
戦闘員40「わ、わかりました!!」
戦闘員200「信号弾だ!!」
戦闘員1000「お邪魔しましたー!!」

マカロフにそう言われた戦闘員たちは、これ以上戦闘しても勝てないと判断し、大急ぎで走り去っていく

『『『やったー!!』』』

ショウブたちは今度こそ勝利したのだと確信し、みんなで抱き合ったりハイタッチしたりと大盛り上がりを見
せた

グレイ「ありゃ?」
ナツ「どうした?グレイ」

グレイはナツとハイタッチしたあと、辺りを見回し誰かを探している

グレイ「いやぁ…ジュビアは?」
ナツ「キャンプには戻ってなかったな」

グレイはジュビアのことが気になっているようだった。しかし自分の気持ちに気づいてないようだ

マカロフ「………」
ラクサス「………」」
マカロフ「よくぞ…戻ってきた…」

マカロフはラクサスに労いの言葉を…

マカロフ「なんて言うと思ったかバカタレめ!!!破門中の身でありながら、天狼島に足を踏み入れるとは!
!!」

かけることはなく怒鳴り散らしていた

ラクサス「うっせぇじじいだな」
レビィ「マスター落ち着いて」
リリー「顔でかっ!!」

その様子を遠くから見ていたフリードさんたち雷神衆は…

「「「ら…ラクサス…」」」

ビックスロー「帰ってきたのか!!」
エバーグリーン「ラクサスー!!」
フリード「お~~~~いおいおい!!」

ラクサスに飛びついた。フリードは号泣してる

エルフマン「相変わらず厳しいなぁ、マスターは。これぞ漢」
ミラー「そうね。破(・)門(・)中(・)、か」

ナツ「さーて試験の続きだ!!」
ルーシィ「今からやるの!?」

今度はナツがS級魔導士昇格試験の続きをやりたいといい始めた

ナツ「二次試験は邪魔されたからな、ノーカウントだ!!この際分かりやすくバトルでやろうぜ、バトルでよ
!!」

ナツはシャドーボクシングをしながらそう言う

ガジル「てめぇの頭どうなってんだ!?」
ナツ「そんなボロボロで俺に勝てると思ってんのかぁ?」
レビィ「やめなよガジル!!」

レビィさんが二人を止めようとするが、この二人には通じない

ナツ「ああ、余裕だね!!今の俺は雷炎りゅ…ぐぱーっ!!」

言い争っているとナツがなぜか落ちた

ルーシィ「ナツ!?」
グレイ「どんな気絶の仕方だよ!!」
エルザ「炎以外の魔法を食べた時の副作用だな」

エルザが解説する。つまり誰かの雷を食べたから気絶したのである

ウェンディ「とりあえず、キャンプまで戻りませんか?」
シャルル「少しは休まないと体がもたないわ」
グレイ「それもそうだな」
ショウブ「俺は式神全員よんで疲れたから寝てからいくわ」

皆ウェンディの言葉を聞いて簡易ベースへと戻っていく。ショウブだけ船の上で寝てしまう

ウェンディ「ちょ、ここで寝たら風邪ひいちゃいますよ!!!!」
シャルル「私が持ってくわ。ウェンディを助けてもらった恩もあるし……ん~~!!お、重い~~~!!」

シャルルは恩返し的な意味でショウブを連れて行こうとするが持ち上がらず、結局ウェンディと連れていくこ
とになった

ルーシィ「え!?ちょっと…あたしがナツ運ぶの?」
ハッピー「大丈夫!!オイラが応援してあげます!!」
ルーシィ「手伝うとか言えないのかしら…」
精霊「そういうことでしたら、私メェにお任せくださいルーシィ様」
ルーシィ「カプリコーン!!あ…ありがとう」

カプリコーンはルーシィさん片腕でお姫様抱っこする

ショウブ「うわ…気のせいかナツがおざなりに…」

この戦いのヒーローのはずのナツはカプリコーンにまるで荷物のような姿勢で持たれていた

カプリコーン「こちらのネコ様はルーシィ様のご学友で?」
ハッピー「あい!!そちらのルーシィ様の先輩に当たります!!」

カプリコーンとハッピーはなぜか仲良く話しをしながら簡易ベースへと戻っていく


・・・・・・・・・・
ショウブ「う、ん…ウェンディか?」
ウェンディ「はい」

ショウブは目を開けた時ウェンディの顔が目の前にあったことに少し驚いているようだ

ショウブ「ウェンディ」
ウェンディ「はい」
ショウブ「なんで俺は膝枕されてるんだ?」
ウェンディ「いや…ですか…」
ショウブ「別に、そういうわけじゃないが…」

ショウブがウェンディに膝枕されてることを聞くとウェンディがうるんだ瞳でいう。ショウブもこれには勝て
なかったようだった

ハッピー「ウェンディ、オイラも治癒魔法かけてー」

そう言ってやって来たのはハッピーだった

ウェンディ「うん!!いいよ」

ウェンディはそういってハッピーに治癒魔法をかけていく。しばらくすると…

ハッピー「お~!!もう痛くない!!」
ウェンディ「次…レビィさんのケガの手当てをします」

ウェンディはレビィさんを呼ぶ

レビィ「私は大丈夫!ウェンディも少し休んだら?」
ウェンディ「いいえ…天狼樹が元通りになってから、調子がいいんです」

ウェンディはキラキラしながらそう言う。そして相変わらず騒がしいのは変わらない。ナツをリサーナがツイ
ンテールにして遊んだり、雷神衆とラクサスとエルフマンも妙に楽しそうにしてるたり、ルーシィもカプリコ
ーンにダイエットしなさいとか言われてカナが苦笑いし、いつのまにか帰ってきたギルダーツとマカロフが座
りながら何か話したり

ナツ「ギルダーツ!!俺と勝負―――」
《ガンッ》
ナツ「ぷぎゃっ!!」
ギルダーツ「休ませろっての」
グレイ「瞬殺かよ…」

目が覚めたナツはギルダーツに勝負をしかけ、瞬殺される

グレイ「ウェンディ…こっちも頼む…」
エルフマン「漢だ」
ガジル「お前は、ちゃんと治してもらっとけよ、リリー」
リリー「俺のことより、お前のダメージの方が深刻だな」

ウェンディが治癒をしていると、いつの間にか長い行列になっていた。

ショウブ「俺も回復魔法使えるし手伝おうか」
ウェンディ「大丈夫です!!こういう時こそお役に立てるし!!」
シャルル「あんまり無理しちゃダメよ」

ウェンディが皆の治癒をしていると、不意に声をかけられる

「ウェンディ、変わろうか」
ウェンディ「?」

ウェンディが視線を向けると、なぜかナース服を着たエルザさんがいた

ウェンディ「え…エルザさんその格好…ナース?」
ショウブ「てかその服どこから持ってきたんだよ」
エルザ「さっき換装したのだ」
ショウブ「なんで鎧と一緒にナース服があるんだよ」
シャルル「てかあんたに治癒の力ないでしょ!!」

エルザに対しショウブたちは次々突っ込みを入れていく

エルザ「勝負に能力の差は関係ないぞ、試されるのは心だ」
ウェンディ「ふぇ!?勝負ですか?」
ショウブ「勝負して肝心の治療ができなかった意味ないだろうに」
シャルル「ちょっと!!ウェンディが怯えるじゃない!!」
レビィ「エルザってやっぱり妖精の尻尾だね…」

エルザに勝負を吹っ掛けられ、ウェンディは涙目になり、シャルルは怒鳴る。ショウブとレビィは呆れていた
。 エルザさんは近くの木箱に座ると足を組み、ナツたちに言う。

エルザ「さぁ素直に言ってみろ、痛いところはどこだ?まずは熱を測ってやろうか?それとも、注射がいいか
?」
グレイ「ったく。何が始まったかと思えば…」
ガジル「いかれてるぜ」
ナツ「うんうん」

グレイたちはエルザを見てそう言う。だが行動と言葉が一致していない

ギルダーツ「ちゃっかり割り込むなっての!!」
ラクサス「ちゃんと並べよてめぇら!!」
シャルル「オス共!!」

ウェンディの列に並んでいた皆は、全てエルザの方へと並んた。おまけに、さっきまで並んでなかったギルダ
ーツやラクサスまで向こうに並んだ

シャルル「ほ…ほら!少し休めるからよかったじゃない!!」
ウェンディ「やっぱり、お胸の差でしょうか…」
レビィ「!!」

ウェンディはさっきまでの笑顔から一転しょんぼりと肩を落した。慰めようとしていたレビィさもウェンディ
に胸のことを言われ何も言えなくなった

エルザ「包帯を巻くというのは、なかなか難しいものだな」
「「だぁーー!!殺す気かぁ!!」」

エルザに並んだグレイとガジルは包帯でがんじがらめにされていた

ジュビア「グレイ様、お仕置きするより、お仕置きされる方が好きだなんて…ジュビアショック」
レビィ「ガァジィルゥ!!」

ジュビアはグレイを見てハンカチを噛みしめ、レビィはなぜかガジルを見て怒っていた

リリー「気のせいか、悪魔の心臓との戦いが、遠い過去のようだな」
ショウブ「さっきまであんなに大変だったのにな」
シャルル「まぁ、いつものことだから」
ハッピー「それが妖精の尻尾です!!」


俺たちのそんな光景を見て呆れながらもそう締めくくった。マカロフとミラは何やら話していたけど、ショウ
ブたちはそんなのお構いなしに大騒ぎしていた

 
 

 
後書き
なぜショウブがエクシード隊の方にいったのか?そんなの戦闘シーンが苦手だからにきまってるじゃないですか。大丈夫です。もうすこしすれば戦闘シーンがでてきますから
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧