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ちょっとしたTOLOVEるな日常(休息中)

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こうして千尋は養子になった

「ちっ、面倒な奴らだ」

滝沢千尋は変化の吸血鬼と呼ばれる大妖怪。何時も通り玖音、翔の三人と喧嘩をしていて、今日は珍しく
集中砲火をくらい、ボロボロになった。そこを運悪く、名誉を望むのや恨みなんかを持つ者に狙われ、今
は逃亡中である。

「もらったぁ!!」
千尋「ぐっ!!クソッ、とにかくこいつらのこれない場所に…そうだ、未来の人間社会に行けば追ってこ
れないはずだ。あいつ等には悪いが、これしかないしな」

千尋は意を決して変化を操る能力を使い、未来に逃げ出したのだった


・・・・・・・・・・

ここは人間の家で忙しい夫婦が珍しく家に二人帰ってきたのだ。玄関には結城と書いてある

千尋「ぐっ……ここが未来か?…随分空気が臭いな。今は早朝のようだし、少しここにお邪魔するか」

千尋はドアを開けて入る。

「あら、誰かしら?こんな時間に」

中から人間の夫婦がでてきた

「な、なんてひどい怪我っ!!すぐに病院に!!」
千尋「い、いや…やめてくれ。ここに少しの間居させてくれればいいんだ」
「そんなこと言わずに!!」
千尋「心使いありがたいが、俺は人間じゃない。病院とやらに行っても無意味だ」
「…では、手当はさせてくれ。見てるこっちは心配だ後、なぜそんな怪我を負っているか聞かせてくれ」
千尋「わかった」

千尋は今までの経緯を話した

千尋「…とまあ、こんな所か」
「どこに行っても変わらないのだな。なあ、千尋、これから如何するつもりだ?」
千尋「仲間を捜すつもりだが…聞いて如何するんだ?」
「私達の養子になってほしい」
千尋「…は?それ本気か?」
「ああ、家には娘が一人いるんだが、私達は普段から家を空けていてな、娘が寂しそうだしお願いしたい
んだ」
「それは名案ね。でも千尋君、乗ってくれるかしら」
千尋「俺は大妖怪だぞ。それにお前らを殺すかもしれない」
「君が、そんな人じゃないのは今までので解かるさ」
千尋「…可笑しな人間だな」
「ありがとう」
千尋「…お前らはアホかと聞きたくなるな…まあいいさ、そのぐらいなら。だが俺が出てくと言ったら
俺は出て行かせてもらう」
「それでいいよ。ありがとう。私達の我わがままにつきあってもらって」

それから千尋は結城家の養子となった。苗字を結城に変え、美柑と言う義理の妹もできたとても充実し、
千尋は杉南高校に入り、猿山と言う友達?もでき、なぜか女子に好意を向けられたりしたこともあったが、
平和な日を送っていた。そして一年がたったある日。平和な日常は終わりを告げたのだった

 
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