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ヘタリア学園

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第五千三百八十話  奈良では

第五千三百八十話  奈良では
 イタリアはパーティー会場に奈良県から来た今はサンタ風衣装に身を包んでいる妖怪にしか見えないマスコットキャラを発見しました。
 そのうえで、です。日本にこっそり尋ねました。
「あのマスコット宗教的にいいの?」
「天理教の場所に来訪したこともありますが」
「そうだったんだ」
「ですからキリスト教の場所に来てもです」
「問題ないんだ」
「特に、そもそもです」
 日本もその妖怪にしか思えないマスコットを見つつ言います。
「仏教に神道が合わさっていますから」
「ああ、あの角はだね」
「春日大社の鹿の角です」
「鹿だからクリスマスに合ってるかな」
「さて、どうでしょうか」
 日本も首を傾げさせることです。
「クリスマスはトナカイですが」
「ニホンジカじゃないよね」
「そうです、ただそのことを考えてもです」
 仕方ないというのです、パーティー会場には脚本家さんに妖怪と色々な方々もお邪魔しています。妖怪にしか思えないマスコットも。


第五千三百八十話   完


                           2016・1・21
 
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