共存と対立

陸章「滅亡」
数刻後、彼は血だらけになり帰ってきた。そして、「回収するなら
しに行っても良いぞ。それと回収するのが出来るかどうかは、
保障は出来ないが、まずお前の
精神が保てるかも分からない。
回収するならこれを飲んでいけ」
と。だが、信じられるわけが
なかった。それは、『家族を
殺された殺人鬼を信じろ』とでも
言われているようなもので
あったからだ。彼が差し出した
袋には『ソラニックス』と書いてあった。
「こんな薬を差し出したところでお前達を信じられるとでも思ったか。
私は家族をお前達に消されたんだぞ。」「我らもお前と全く一緒だぞ
抑の発端はお前達が我らの家族を
奪った事に責任があるのに、
今更になって金を出すだと。こちらの方の身になってやっときずいたか
外道め。仲間達に今すぐにでも会い
たいなら合わせてやる。」と彼は
言った。信じられなかったが、家族には会いたい寶、「あぁ、会わせて
くれ」といった。すると、
「じゃあ、その扉から出れば奴らの
ところにつくまぁ尤も、我らが言ったのは『お前をすぐにでも仲間のところに逝かせてやる』って意味だったんだけどな」すると後頭部に激痛が走った後、私は暗闇の世界へと堕ちて
いった…。
「邪魔者はいなくなった。我らも
『あの方々』に尽くした後に奴らの
とこにでも行くとするか」と言ったあと、彼等は自らが、食料になる事を
決めた…。
だが、彼等は成すべきことを成してはいなかった。発電機が今尚、稼働中
だったのだ。
いつの日だったか、地球のオゾン層は破壊され、
水が蒸発していった。
彼等『人間』が、天できずいた時には
もう遅く後悔だけが残った。そして、
「こんな悲劇はもう起きてはなら
ない」皆がそう語った。
あんなにも美しく『水の惑星』と
言われた地球は『無の惑星』へと
変貌した。