ヘタリア学園
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第五千三百五十二話 こちらは和気藹々
第五千三百五十二話 こちらは和気藹々
寒いことこの上ない連合国の面々と比べてです、枢軸国の面々は暖かいお部屋の中でパーティーに興じています。
その中でロマーノは日本が作ったお料理とワインを楽しみながら言いました。
「外は寒いけれどここは暖かいぞこの野郎」
「お気に召されましたか」
「御前には素直に言うぞ」
弟さんやドイツにはそうしなくてもです。
「今日は有り難うだ」
「どうも」
「というか一ヶ月前から声かけてくれてたな」
「同じ枢軸国なので」
日本はロマーノに答えました。
「ですから」
「だからかよ」
「はい、ロマーノさんも他の方もです」
「御前だと色々な奴から声がかかるだろ」
クリスマスパーティーに参加してくれとです。
「それでも俺達を呼んでくれたのか」
「クリスマスは皆さんにと思いまして」
「そうか、悪いな」
素直でないロマーノですらこう言います、枢軸国の面々は既に日本がセッティングしていたのです。
第五千三百五十二話 完
2016・1・6
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