FAIRY TAIL~空の帝王と天空の巫女~
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
一話
~???視点~
「…ん?」
目が覚めると俺は…森のなかにいた
俺は起き上がりながら周りを見渡す……
「? どこだ? 此処?」
その時、声が聞こえた
『もしもし?聞こえますか?』
「!? この声って……」
その声は俺を転生させた張本人のものと全く同じだった
『言い忘れてたことがありましたのでその報告をと……』
「? 報告?」
何だ?
『銀術(シルバークレイム)なのですが少々手を加えましたのでそれについての説明を』
曰く、俺が転生した世界は"FAIRY TALE"という漫画の世界らしく(←俺の世界には存在していない漫画の為)、俺の特典が変化した事である。良い方向に
具体的には
1、死ぬ気の炎が"死炎術"という失われた魔法(ロスト・マジック)という設定になった(使い方や特徴は変わっていないので心配ない)事とリングなしでも覚悟があれば灯すことが出来る
2、銀術(シルバークレイム)が"銀の造形魔法(シルバーメイク)"になった
3、匣兵器は幾つかは喚装という魔法で出す事が出来るが、色々な所に落ちているので探してみること
4、ボンゴレの超直感を持つことになった
『というわけで、私はこの辺で』
「おう、ありがとな」
俺はそう返事をすると『いえいえ』といい、それから声が聞こえなくなった
さて、
「とりあえず…出よう!森から!!」
歩き出そうとした瞬間…
ーきゃぁぁぁぁぁぁ!!
「うわああああ!?…ってなんだ!?」
悲鳴が聞こえた場所に一目散に走った……
~???視点終わり~
●○●○
~???視点終わり~
「あ…あ…!」
「ウホッ♪女♪女♪」
「ウェンディ、逃げて!!」
まさか森バルカンの群れに会うなんて!?
どうしよう、シャルルは今いないし、私も攻撃魔法得意じゃないし……
「ウッホォォォ!!」
「キャアアアアア!!」
しまった!?
怯えているウェンディを拐おうと森バルカンが突っ込んだ瞬間
「コルポ……チェーレレ(速い一撃)!!」
その背後から突然人影が…オレンジ色の炎を纏った拳を…えぇ!?
「ウホォォォ!?」
森バルカンは拳を叩き込まれて吹き飛ばされた…
す、凄い……
「あ…あの?」
突然の事に固まる他の森バルカン……
ウェンディは助けてくれた黒い服を着た額と両手にオレンジ炎を纏う男の子に聞くと…その子は
「大丈夫?」
っと微笑んでいた
~???視点終わり~
●○●○
~???視点~
数分前
「あれか!?」
少し走ると…って何あれ!?
ゴリラみたいな動物の群れが赤いロングの女の子と青いロングの女の子を襲おうとしてる!?
「まずい!!」
早く助けなきゃ!?
「先ずは…死ぬ気の炎を!!」
死ぬ気の炎は覚悟で具現化する超圧縮エネルギー……
だったら!
「覚悟を…!炎のイメージを…!!」
自分なりの覚悟……!
自分はどうありたい……?
……俺は……!!
目の前にいる子を助ける!!
ーボォウ!!!!
その瞬間、自分の何かが外れ、体が軽くなった気がした
「(行ける!)コルポ……」
青い髪の女の子に飛び付こうとするゴリラの後ろに両手の炎を噴射させて素早く移動しながら拳を構え……
「チェーレレ!!」
放つ!
「ウホォォォ!?」
吹っ飛ぶゴリラ……
やり過ぎた、ゴメン
「あ…あの?」
青い髪の女の子が怯えた声で聞いてくる……
……怪我はないようだな
でも一応聞くか……
「大丈夫?」
(自分なりに)微笑みながら聞いてみた
~???視点終わり~
ページ上へ戻る