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ヘタリア学園

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第五千三百五話  幾らやっても

第五千三百五話  幾らやっても
 イギリスも千年は生きているのでその間ずっとお料理をしています、ですがそのお料理の腕は本当に、です。
「千年作ってこれなんてな」
「ああ、もう言いたいことはわかってるからな」 
 イギリスはうんざりとした顔で自分以上にうんざりとしたお顔になっているフランスに言いました。
「どうして料理が上手くならねえかってんだな」
「そうだよ、時代が変わってもな」
 それと共にキッチンや食材、調味料が充実していってもです。
「御前の料理は上手にならねえな」
「それなりに上手になってるだろ」
「いや、全然だよ」 
 完全な駄目出しでした。
「特撮の俳優さんだってな」
「一年出てたらっていうんだな」
「最初は演技に不安があってもな」
 時々そうした人がいます。
「終わり頃にはいけてる様になってるぞ」
「それで千年作ってる俺はか」
「演技で言うと棒のままだよ」
 それで千年です、一年経ったら演技はよくなっているといいますがこの人のお料理はどうも違うみたいです。


第五千三百五話   完


                      2015・12・14
 
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