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リリカルビィト~才牙と魔法が交わる物語~“改稿版”

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八十話、決着とシューターアーツ

 
前書き
龍也「……おい作者、物凄く簡単になっているぞ」
作者「…………」ダッ!!!!
皆「あ、逃げた」
なのは「其ではどうぞ♪」 

 
「「綺麗……」」

呟いたのはなのはとフェイト……

一夏の銀雷と、龍也の翠樹が何回もぶつかる……

目に見えないくらい早く動く銀雷の竜の猛攻に対して、目に見えないくらい強く輝きながら弱まるのを待ちつつ反撃する翠樹の竜……

いつしか2人の姿はそれぞれの光でしか分からなくなり、気付いたら離れて気付いたらぶつかって……

正に銀と翠のイリュージョン……

「……あ、あかんな……」

それを見ながら龍也の母、木乃香が呟く……

当たり前と言えば当たり前である……

だってこの別荘の闘技場の強度は……

「三人とも、今のうちに避難した方がエエで~~?」

そう言いながら準備をする木乃香……

「? なんでですか?」

「何かあったんですか?」

「もうちょっとみたいんですけど……」

「いやな、ここの闘技場……







本部のより強度低いんや」

「「「………!!?」」」

木乃香の言葉を聞いた三人は慌てて避難するのだった……

●○●○

「おぉぉぉぉぉぉぉ!!」

「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

一方、二人の闘いはヒートアップしていた……

すべての加速魔法の効果を持つ"アルティメットムーブ"に更なる加速を上掛けする"タイプトライアル"と、広範囲に相手の攻撃を半自動(セミオート)でを防ぐ"ダンシングガーディアン"に弾くと同時に、瞬時に砲撃を叩き込む"タイプカウンター"……

最早戦争の域に達している……

「「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」」

そして二人は止めとばかりにぶつかり合おうとしていたが……

「やめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ードゴォォォォォォォン!!!!!!!!!!!

「「ぐはっ!!!!??」」

木乃香の巨大コダマの拳骨をくらい、強引に止められた……

一夏対龍也……

今回は引き分け……

●○●○

時間は流れ、昼頃……

お昼を食べたなのは、アリシア、絵流、りまの四人は頭にたんこぶ(←なのは達はそっとしている)をつけた龍也の言葉に従い、別荘から少し離れた場所にいた……

「お前らか、俺が教える相手は………」

「「「「……………?」」」」

後ろからの声になのは達が振り向くと一人の少年がいた……

年はなのは達位で灰色の髪をしている

そして何より血のように紅い目目立つ……

「すまん、遅くなった……」

そう言いながら四人の前で立ち止まる

「ミズクチ トウマ。特騎士隊のビショップだ。……お前らに"シューターアーツ"を教える事になった……よろしく頼む」

そう言いながら頭を下げるトウマ……

因みにビショップというのは、特騎士のランクを示しており、ビショップは中堅クラスを指す……

「た、高町 なのはです!」

「久しぶり~~!」

「聖 絵流です!」

「真城 りまです!」

「「「「宜しくお願いします!」」」」

「…………ちょっと待て、アリシア、確かに知り合いだが軽すぎないか、お前? まぁ良い、今日は顔合わせと教えるものの報告だ……よく見てろよ?」

そう言いながらトウマは少し離れたところにある大きな岩に向けて右腕を伸ばす……

「俺が教える"シューターアーツ"は簡単に言えば"戦況に合わせて様々な魔力弾を使い分けて戦う戦闘術"だ……まずは通常弾、『アステロイド』」

同時に右手に掌大のキューブが出現、それはいくつにも分裂して小さなキューブとなって大岩目掛けて飛んでいく

キューブは大岩に当たり、穿つ

「特別な効果はないが、その分威力は高い。次は炸裂弾、『メテオラ』」

トウマは再びキューブを出現させ、8つに分裂させて撃ち出す

キューブは大岩にヒットした途端に爆発して大岩を粉状にした

「爆発することで広い範囲を攻撃出来る特殊弾だ。そして次は変化弾、『バイパー』」

今度はポケットから野球ボールを取りだし、上に投げたと同時に出現させたキューブは細かく分裂してバラバラになりながら射出、様々な方向に曲がりながら野球ボールを弾いて地面に落ちないようにしている

「こいつは弾道を設定して好きなコース飛ばせる。誘導弾見た直接操るわけではないから並列思考(マルチタスク)の節約にもなる。リアルタイムで設定することも出来るが、出来るようになるのはまだ先だな。最後に追尾弾、『ハウンド』」

トウマは再びキューブを出現、キューブは分裂し射出される

今度は大きく外したが、直後に外した弾が突然軌道を変えて野球ボールに襲いかかり、壊した

「標的を追尾する弾だ。この4種類を始めとした魔力弾に更にオプションを組み合わせて戦うのが"シューターアーツ"だ。龍也でも苦戦する技術だから覚えておいて損はない」

トウマの最後の言葉に驚く四人

「このシューターアーツの特長は二つ、様々な戦況に対応出来る事と弾丸の性能を細かくいじれることだ。威力、射程、弾速、それらを毎回の攻撃で自由に調節出来る、小さく割ってバラまくのも一個丸ごとぶっ放すのも自由……代わりに、攻撃に手間がかかるのと命中精度がやや粗いのが欠点だが……お前らなら大丈夫だろう」

一通りの概要を伝えるとトウマは歩き出す

「明日から本格的に教えてやるから……三日間寝てなくてな……」

そう言いながら歩き出すトウマに……

「「「「……(だったら明日でも良かったじゃん!!!!!!!!!!!??????)」」」」

四人は心のなかで叫んだのは言うまでもない…… 
 

 
後書き
作者「トウマは眠くなると口数が減ります、其では感想待ってます!」 
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