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機動戦士ガンダム0091宇宙の念

作者:むらたく
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宇宙編
レーモ7攻略編
  第11話 渦の中

「ズサ隊、配置完了。」
灰色の部隊色に塗装された機体は、デブリの影からミサイルの発射態勢に入っている。
「ガルスj隊、配置完了しました。」
全機の配置完了を確認する。
「ズサ全機、ミサイル発射‼︎」
敵の座標に向け、全身に携えたミサイルを大量に発射するズサ。
その弾幕が着弾の爆発をする前に、次の命令を下す。
「敵のMSは三機、前衛の一機は私がやる。ガルスjは後方の二機をやれ!」
全機が加速に移行し、敵機へ青き線を描いて向かっていく。

「少佐、敵のミサイルです!」
イグニス中尉の通信。
「発射位置から敵の座標を割り出せ!残党どもを炙り出せ。」
一機がミサイルの弾幕をすり抜けフェダーインライフルを構える
「あたしとイグニスは援護射撃に回ります!」
逆算した座標の一つに火線を向けると爆発の光が見えた。
「一つ、いや二つか。」
「隊長、五、六番機が撃墜されました!」
敵の反応が思ったよりも早い。
座標データがばれたか?なかなかやる奴ら、元ティターンズ兵か。
「あのツノ付きが隊長機か?沈め!」
ライフルのビームを上に避け、サーベルでこちらに迫る敵機。
「フン、ノコノコと…俺の範囲に入ったぜ。」
急加速するザクIII。
「伊達な機動と思ったか?甘いんだよ!」
咄嗟に絶妙な間でサーベルを回避するガブスレイ。
「何⁉︎」
さらにその反動でザクIIIの背後へ回る。
「呆気ないな!」
フェダーインライフルの銃身からビーム刃を形成させる。
「格闘戦ならこちらが上だ!」
操縦桿を前に倒し、フットペダルを踏み込む。
ザクIIIの後ろ蹴りが決まるとそのまま後衛の二機へと迫った。
「クッ!」
反動で機体が激しく揺れる。バイザーが割れ、エアクッションが作動する。
その隙を突き、極太のビームをかすめながら一機に狙いをつけた。
「はぁぁぁああ!」
最後の一射がスカートアーマーを僅かに融解させた。
「うわぁぁあ!!」
真横から響く断末魔を無視し、少佐の元へ向かうリリーナ。
「少佐‼︎大丈夫ですか⁉︎」
「馬鹿!来るな!」
背後を見せたもう一機にビーム砲を放つ。
ビームは脚部を直撃し、ガブスレイはデブリに激突したまま動かなくなった。
「ちぃ、これだけの敵機がいるなら…」
ライフルを投げ飛ばし、手を突き上げる。
「聞こえるか、ツノ付き!降伏する!武装解除だ!」
通常回線で聞こえていた。しかし、信じるか否か。迷っている間にガルスj二機とズサが機体を囲む様に取り付く。
「待て!」
しかし、その言葉が伝わる前にガブスレイが急速に上昇した。
「リリーナ、やれ!」
デブリに衝突し、大破したと思っていたもう一機が一筋の光線を放つ。
「あたしのレオン様に、近づくなぁ‼︎」
それは二機を貫通し、誘爆でより大きな球体となった。
「教本通りの戦い方で、勝てるのかよ‼︎」
一瞬覚悟を決めたその時…
緑の機体が二機を弾き飛ばす。
「不意打ちぃ?そりゃクズのやる事だぜ。」
華麗に不意打ちを決めて颯爽と現れたその機体。
「ドーベン・ウルフ⁉︎まさか⁉︎」
広がる戦いの渦。
見参したジオンの牙狼…
 
 

 
後書き
お気に入り機体2‼︎
次回に続きます! 
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