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ヘタリア学園

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第五千二百五十六話  大阪の色

第五千二百五十六話  大阪の色
 連合国の面々と大阪は脚本家さん、ライダーの人達と一緒に河豚を食べに行くことになりました。何と脚本家さんのおごりです。
「金のことは心配するな」
「有り難う、それでだけれどね」 
 ロシアはお礼を言いながら脚本家さんに尋ねました。
「ここは相変わらず黒と黄色ばかりだね」
「ああ、阪神か」
「道頓堀の前で涙を流して泣いてる人もいるしね」
「今年も駄目だったしな」 
 八十周年記念だったのにです。
「まあよくあることだ」
「本当に強烈な呪いだね、ただそれでもね」
「ここは皆阪神だからな」
「阪神を愛している人ばかりだね」
「そうした場所なんだよ」
 大阪こそはです。
「間違っても巨人の帽子は被るなよ」
「一応巨人ファンの人もいるよね」
「いるけれど少数なんだよ」
 まさに黒と黄色の世界です。美味しい食べものと吉本と阪神、大阪はこの三つからはじまる場所なのです。


第五千二百五十六話   完


                        2015・11・18
 

 
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