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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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放課後のラグナロク
  歴代残留思念達による会議×学園祭に向けた準備

そろそろ寝ようとしていたが、俺とヴァーリは寝ると同時に神器の奥に行く事が多くなった。神器奥に行くには集中し意識を潜らせる為であるが、俺とヴァーリは目を瞑ったり寝る時に無意識に神器奥へ潜り込む事が可能となった事が最近になって知ったからだ。

最初はドライグがいる所でしか行けなかったが、ある日いつも通り意識を神器奥に行くとテーブルと椅子が置いてあり、歴代赤龍帝の残留思念がいた事に驚いた。

「お、一誠か。今日も来たのか」

「ああ。例の覇龍を逸脱した覇龍に関してのな、なので歴代赤龍帝と白龍皇を集めてほしい。今頃あちらも潜ったようだしな」

「分かったぜ一誠の旦那」

そう言うと次々と残留思念達が表情豊かにして、例の部屋に行くように言わせた。例の部屋とは歴代赤龍帝と歴代白龍皇が集まれる部屋があるからだ。そこなら一緒に話合えるし、邪魔が入らないからだ。まあドライグとアルビオンもいるからか、俺達の目標を話すには丁度良い部屋である。部屋に集まった歴代達とドライグとアルビオンと俺とヴァーリが集まった事で、例の会議を始める事となった。

「これより覇龍を逸脱した覇龍に関しての話し合いを始める。現在決まっている事は、名前だけだが『赤白龍神皇帝』となっている」

「赤白龍神帝でもよかったが、神皇帝なら丁度良いからな」

すると部屋のドアが開いたので、誰が来たんだ?と思えば歴代最強の赤龍帝だったベルザードとエルシャ、レノックスとアリアだったからだ。コイツらは普段なら奥の方にいて、出てこないはずのコイツらが来た事でドライグとアルビオンはとても驚いていた。

『おいおい歴代最強とベルザードとエルシャじゃないか!お前らは今まで奥にいたはずだ』

『レノックスとアリアもですが、神器奥にあるここに来たのは初めてじゃないのか?少なくとも私の記憶では、今まで奥の奥にいたからね』

「そりゃ一斉に集まっている歴代残留思念が、ここに一箇所に集まっているんだから気になるじゃない?」

「本当は二度と来ないつもりでいたが、何やら今代はとても面白いと聞いたんでな」

「俺達も出てこないつもりだったんだが、歴代白龍皇から来い来いと言われてたんでな」

「来てみれば、覇龍を逸雑した覇龍を考えていると聞いて来てみたのですよ」

まあこういう風に集まっていれば、自然的にやって来ても可笑しくないだろうな。歴代最強の者らはそれぞれの席に座った事で、改めて呪文に関する事を意見出しながら俺とヴァーリでホワイトボードに書いていく。二人で合せての呪文もそうだが、俺らの次に残留思念が言う所があるからだ。覇龍では呪いの言葉を発し続けていたが、今では神器奥で楽しみながら出番を待っている事が多いとの事だ。

「呪文に関しては、俺とヴァーリで考えているが恐らく完成だと思う」

「ホワイトボードで書くから、もし意見を言うなら手を挙げて言ってくれ」

そうして書いた呪文がこうなった。

『我、目覚めるは 覇より真の王として認める二天龍なり 無限を認め、夢幻に導かれて 我らは、神に認められし真の龍帝であり 我は、無垢なる龍の神皇帝になりて汝を紅蓮と白銀の道へ進もう』

これに関しては歴代思念達も賛成していたから、それなら合いの手を入れる事で残留思念達が綴る言葉を散策しているともうすぐ朝だと言ったドライグにより、今回の会議は終了となった。意識潜ると時間が分からないからだ、なので呪文に関しての最終調整はまた今度にする事で部屋から次々と出て行く残留思念達だった。

「もう朝か、本来なら残留思念は反応が無いか無視かのどちらかだ」

『残留思念にマイナスからプラスにしたのも相棒だろうに、精神的負荷が大きいはずなのに長時間潜ってられるのも歴代では相棒だけだぞ』

「だから二人の力を互いに交換出来たのも、それのお陰だろうに。赤龍帝と白龍皇の力が、現役時代並みに発揮されるのも歴代達をそうさせたのだからな」

と言う事で俺らは、朝となっていつもの鍛錬をしてから朝食を取る俺達だった。少し遅めに起きてきた外泊した各眷属悪魔と姫島家だったが、もうすぐ決戦日なので皆各自の鍛錬メニューを熟していた。最前線で戦う俺とヴァーリであったが、俺とアザゼルとオーディンは最終調整と準備が終わった所であった。

「オーディン、会談はもうすぐのようだが心配するな。基本的に日本神話の神々は、俺の友なのでな。それにしても難しい顔をしている様子に見える」

「・・・・ワシの執政は祖国とここにいる若いもん達に迷惑を掛けていると思うてな」

「俺は古臭い考え方で引き籠って何もしない北の連中が嫌いだったが、今はアンタが表として出て来た。創造神黒鐵様である一ちゃんはいつも最前線で戦うが、他の主神自ら表に出て来た事は俺らにとっては得だ。協力態勢を説いている俺達の元へ」

「確かにそうじゃが、ジジイだから若いもんの意見が聞きたくなる『俺より年下だろうに』まあ一誠よりかは若いと思っているワシじゃが、祖国ではワシが一番じゃからな。若い連中の未来を考えると、新しい道も用意してやらんといかんと思っておる」

「その思いは必ず成就させてみろ、我がいる事でその為に日本神話の神々と話し合いに来たのだろう。観光と称してこの国が持つ神話体系を見て回っていたが、絶対に会談は成功させるべきだ。そん時はアザゼルも任したぜ」

「おうよ任された。今日は一緒に酒に付き合おうぜ、爺さんと一ちゃん」

そう言う事で、今夜は俺とオーディンとアザゼルで酒の付き合いをしていた。日本酒だったが、日本神話の神々は日本酒が好きだと聞いている。次の日学校に来ていた俺達は、放課後の部活動に学園祭で催す出し物に関連した事で互いに意見を出し合っていた。メイド喫茶は他でやると思うし、去年と同じじゃ客が来るか分からない。

オカルト的な研究を一切してないからか、話題にならないが話題になるのが、二大お姉様・ロリロリで可愛い白音・二年で有名なアーシア、ゼノヴィア、イリナの美少女トリオ・クール女子として男子に人気となっているシーグヴァイラ・一部の男子人気が上がっているギャスパー・小柄だけど縦巻きロールで人気なレイヴェル・そして学園アイドルである俺、ヴァーリ、祐斗となっている。

「オカルト研究部の女子の中で、誰が一番人気者とか決めるか?」

「僕にとっては、二大お姉様のどちらが人気か気になりますね」

俺とギャスパーが漏らした呟きを聞いていた部長と朱乃だったからか、顔を見合わせて言った。

「「私が一番に決まってるわ」」

部長と朱乃の声が重なった為、睨み合いを始めた事で失言だったがもう遅い。二人共笑顔だったが、怖いオーラを漂わせていた。

「あら部長。何か仰いましたか?」

「朱乃こそ、聞き捨てならない事を口にしなかったかしら?」

部長も朱乃もいつものような雰囲気を出していたから、俺としては安心しているけど藪蛇だったかもしれん。二人の口喧嘩が始まった事で、会議は強制的に終了となった。催し物に関しては、後日決める事にしたが修学旅行前に決まるのか?まあ俺達は家族旅行として行くから、自由時間が多い俺らである。

「そんでアザゼル、黄昏にはまだ早いだろ?」

「まあな。ラグナロクには早いが、お前ら気張れよ。一ちゃんらはいつも通りで構わんさ」

『はい!』

「俺らはいつも通りやらしてもらうが、ロキが果たして強化してくるのだろうか?」

「さあな?そこに関しては決戦の時にしか分からんさ」

決戦の時刻となり、今夜始まる北欧神話悪神ロキ&フェンリル対黒神とグレモリー達。俺達はオーディンと日本の神々である八百万や護法善神らと会談するんで、都内にある俺がオーナーをやっている高級ホテルでやるとの事。

屋上なのかビル風がとても強いが、ホテル周辺のビル屋上にはシトリー眷属が各々配置されて今は待機状態。匙は地獄トレーニングを済ませた直後に、直接こちらに送り込まれるらしいが、さてはて吉と出るか凶と出るかは分からない。

ホントなら俺が仲介役をする所だが、今回はアザゼルが会談での仲介役となっているので、俺は戦闘前線にいてアザゼルはオーディンの傍にいる。 
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