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その手で引き金を引け!!

作者:櫻木可憐
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第四章 原作開始まで・・・
  第一話 諏訪の提案

諏訪だ。
何をしているかって?
ランク戦ブースの椅子に立ち、発言中。

「いいか、おめーら!!
このままでいいか!!
A級に永久にいじめられ、こき使われていいのか!!」

今の駄洒落じゃない。
断じて違う。

「B級、A級で鬼ごっこを始める!!
A級を潰せ!!」

「諏訪さん、やめましょう」

「諏訪さん、ださーい」

「恥ずかしくないんですか」

自らの隊に止められる諏訪。
しかし、それを楽しもうとする馬鹿もいた。
太刀川・・・わかる気がする。

「やるか、鬼ごっこ!!
緊急脱出したら捕まったってことで」

「面白そうじゃん?秀次、やろうぜ」

「陽介・・・鬼ごっこ・・・?」

おいおい、やりたいのかよ。
やめとけ、後で痛い目見るぞ?

「はっはっはっ・・・楽しそうだな」

「やりがいありそう!!」

「東さんがやるなら、やるしかないか」

東隊!?
あぁ・・・東さんからやりたがっちゃダメだよ。
太刀川が調子に乗るから。

「来馬先輩、鬼ごっこですって!!
楽しそうだな~」

「太一、走ると転ぶよ・・・あぁ、ほら転んだ・・・」

来馬隊・・・
来馬さんも東さんも止める役目でしょうが。
それにしても来太いいな・・・

「ん?鋼か。」

あぁ!!荒船かよ!!
つか、次から次へと集まりすぎだろ!
なんだ、これ。

「諏訪さんが馬鹿してるって聞いて」

・・・あ、そう。
だからって次から次へと来すぎたよ。

「うお、マジで諏訪さんが馬鹿してる」

「佐鳥先輩、先輩のツインスナイプこそ馬鹿です」

「まぁ、役にはたつけどね」

「佐鳥はいい狙撃手だぞ?」

嵐山隊・・・あの、木虎ちゃん、これ止めない?

「お、諏訪さんじゃん。なにしてんだ、あの人」

もうだめだ。当真なんかあてにしてないよ、始めから。
感覚派馬鹿狙撃手が。

「で、如月さんよ~お前はやんのか、鬼ごっこ」

諏訪・・・あんた、マジで城戸司令に殺されたいの?
周りもだがな。
きっと周りは諏訪に責任を押し付ける気だろうな。
可哀想な諏訪。

「うわ、本当に人だかりできてますよ。風間さん、帰りましょうよ。」

「本当にすごい人ですね。何かあるんですか?」

「諏訪が何かやらかすんだろ・・・」

風間さん!!やからしてますよ、すでに。
はぁ、こりゃ止まらないぞ。
 
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