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その手で引き金を引け!!

作者:櫻木可憐
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第一章 A級風間隊
  第二話 風間隊

原作ワールドトリガーは読んだからC級になって初めてやることぐらいわかる。
そう、いきなり仮想戦闘訓練。
元々私、攻撃手だから。クレイモアを玉狛で作ってもらえたら泣ける。
そういうわけにいかない。まずはB級に早く上がり、お金を確保すること。
それにしても騒がしい。

「強化聴覚の副作用がいるらしいぞ」
「耳がいいだけだろ?」

ニヤリ。
菊地原士郎と同期か。アリだわ。
この世界に来る前から思ってたけど、歌菊よね。
本人には言わない。かわいそうだから。

「君、次、番だよ。中学生?」

菊地原に話しかけられた。
確かに150cmで小さいが中学生と言われるのはちょっと・・・
とりあえず、しかめっ面で返事。
中学生じゃないことに気づいたらしいが、謝罪なし。
まあ、まずはバンダーを倒してからにしよう。
捕獲用兼砲撃用トリオン兵。
弱点は目。
さすがに空閑より早く仕留めたらダメだから、狙うは1秒。
スコーピオンを選んだから、楽に行けるはず。

スパン・・・

『・・・1.06!?』

ちゃっかり舌打ち。
あくまで1秒を狙ったのに、余分な数字がある。
さぁ、菊地原くん、私に先程の謝罪をなさい。
あ、目をそらした。
あのやろ・・・とりあえず万能手になり炸裂弾とスコーピオンでいつか斬るわ・・・またはメラゾーマよ、メラゾーマ。回避率はアボイド並みで。

~~~~

とりあえず訓練は満点。あとはランク戦で稼ぐだけ。寝ずに狩りこんだら、B級になれるかしら。
徹夜でレベル上げするみたいに。

「お前か。迅が言っていた別世界からの少女は。」

この声は・・・風間さん!!
158cmの星。菊地原とくっ付け!!

「な、なんですか?」

「俺の作る部隊に入れ」

わー、ストレート。
A級になれば給料+討伐で金が入る。
いいかも。ただ問題が・・・

「実は・・・部隊で動くのは得意じゃないんです。」

「個人A級を目指すか。別に部隊での動きには今から慣れればいい。」

いや、そうじゃなくて、私は・・・
風間さんより強い自信があるんです。
あまり物語を変えたくもない。

「それに城戸さんからの命令があるはずだ」

風間さん、それは反則技だ。
反則だ、それ。
しかし命令を守るのも確かに大事だ。
金なし、家なしではいく宛がない。

「くそ~旅人なら苦労しないのに。鰐肉とか・・・」

「はぁ・・・」

「あ、風間さん。私、眼鏡女子のわりには性格荒いし、怒ると何しでかすか分かりませんが、よろしくお願いします。ちなみにスコーピオン、弧月、炸裂弾を装備したいです。」

目指すはパーフェクトオールラウンダーだし。 
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