ヘタリア学園
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第五千百九十話 打たない打線
第五千百九十話 打たない打線
連合国の面々はあらためて阪神タイガースに憑いている呪いについて考えることにしました、それで過去のデータを調べたり映像を観ますが。
「ダイナマイト打線と言うけれどな」
「投手陣ばかり目立つあるぞ」
「うん、先発中継ぎ抑えって揃ってるね」
まずはアメリカ、中国、ロシアが指摘します。
「打線は主砲がいない時もあるぞ」
「傾向としてセリーグになってからある」
「その時から伝統的にピッチャーのチームだね」
「はい、実はピッチャーにはあまり困ってません」
大阪もこう答えます。
「大抵全部揃って充実してます」
「それで打線はか」
「揃ってないんだな」
「チャンスには特に弱いんですわ」
大阪は今度はイギリスとフランスに答えました。
「今の背番号一とか」
「あいつが打たなかったらその後敵が打ってねえか?」
「チャンスの後はピンチだな」
そしてそのピンチにまず点が入ってしかもそれが試合の流れを決めてしまう。これもおそらく呪いなのでしょう。
第五千百九十話 完
2015・10・15
ページ上へ戻る