ヘタリア学園
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第五千百八十九話 経験の差か
第五千百八十九話 経験の差か
善戦はして相手に自分達が受けた以上の損害を与えはしました、ですがジェットランドでの戦いはドイツにとっては敗北でした。
それで港に戻ってからです、プロイセンに言いました。
「皆よく戦ってくれたが」
「それでもな」
「勝てたとも思うが」
「かなりの損害与えたんだけれどな」
「それでも負けは負けだ」
ドイツは確かな声で言います。
「そのことは否定出来ない」
「どうして負けたか、か」
「経験の差か」
そこに敗因を求めたドイツでした。
「それが出たか」
「経験は相手の方が凄いからな」
「どうしてもな」
「それがこうした時に出るか」
プロイセンはこれまでの戦いを振り返ってもいました。
「俺達も陸ならわかるからな」
「そういうことか」
ドイツのはじめての大海軍は経験の差が出たのでしょうか。それで負けたのかも知れません。
第五千百八十九話 完
2015・10・15
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