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人外と童女と紅白が異世界から来るそうですよ?

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火竜誕生祭
へぇ・・・魔王襲来のお知らせかい?
  北側の主催者

「はは、黒ウサギちゃんも大変だね」
黒ウサギから逃げ回りながら、安心院が呟く。
「こっの・・・問題児様方ああぁぁ!絶対に許さないのですよおおお!!」
「うるせぇ、駄ウサギ!」
十六夜の手から第三宇宙速度で放たれる石。
「っ!?」
黒ウサギはなんとかそれを避ける。
「危ないじゃないですか!!」
「へぇ、十六夜君、面白いね」
「ハッ、お前も面白そうだな」
2人はニヤリ、と笑う。

***
「バラバラに逃げたけど・・・大丈夫なのかい?」
「さぁにゃ」
魅魔とブラック羽川は北側の第真ん中辺りをウロウロしていた。
「色々と屋台があるねぇ・・・」
「だにゃ・・・後で見て回るとするかにゃ」
と、その時
ドゴオオォォォン!!!
突然聴こえてきた爆音。
「「!?」」
魅魔とブラック羽川は爆音が聴こえてきた方へと向かった。

***
同時刻
『なんだろうね、今の音』
「知らないわよ」
「知らない」
球磨川、霊夢、余接らは爆音が聴こえてきた方を眺めていた。
『・・・とりあえず行ってみる?』
「そうね・・・」
「楽しそうだし」
球磨川達は爆音が聴こえてきた方へと向かった。

***
爆音が聴こえてきた方では、安心院と十六夜が戦っていた。
「ヤハハ!お前最高だな!」
「君達もね」
「黒ウサギは全然楽しくないのですよ!!」
そして黒ウサギはそれに巻き込まれていた。
『・・・何、あれ』
「争ってるわね」
「何があったんだろうね」
「さぁにゃ・・・」
「こりゃあ大事になるね・・・」
球磨川、霊夢、余接、ブラック羽川、魅魔が口々に言う。
「皆さん!もうやめてください!」
「ちょ、ちょっと!!貴方達何をしているのですか!」
ジンと共にいた褐色肌の女の子は安心院達に叫ぶ。
「やめろと言われてやめるかよ!」
「・・・いや、十六夜君。一旦やめようぜ。これじゃ街が壊れるぜ・・・」
「・・・そうだな」
十六夜達が争っていた場所は荒地と化していた。
「全く!お祭りでこんなドタバタしないでください!貴方達のコミュニティの名前は何ですか?」
「名前?んなもんねぇよ」
と十六夜。
「・・・と言うことは、ノーネーム・・・?嘘!?ジン、本当!?」
「本当だよ、サンドラ・・・。前も言ったよ」
サンドラと呼ばれた少女はジンに向かいこう言った。
「まぁ、今はノーネーム云々じゃないわね。皆様楽しんでいってね!」
「っていうか、君はなんなんだい?」
と安心院。
「サンドラ=ドルトレイク。この北側の階層支配者よ」 
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