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ヘタリア学園

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第五千百六十五話  果てしなくなって

第五千百六十五話  果てしなくなって
 ドイツは戦艦の建造を止めません、そしてイギリスもそのドイツを観てでした。
「これはいかん」
「ああ、そうだよな」
 イギリスも上司の人の言葉に応えます。
「このままだとな」
「ドイツに海軍力で負ける」
 遂にこの言葉を出したのでした。
「そうなってはいかん」
「じゃあ海軍力の強化か」
「そうするとしよう」
 こうしてでした、イギリスも建造競争に入り。
 他の国も建造に入りました、その中でなのでした。
 ドイツは強い声で言いました。
「何処まで続くんだ、この競争は」
「わからなくなってきたな」
 プロイセンも困ったお顔になっています。
「このままだとだ」
「碌なことにならねえんじゃねえか?」
 二人はこう思いはじめました。
 二十世紀に入ってもこの建造競争は続きました、その行く先にかなり濃い暗雲を漂わせながらそうなっていました。


第五千百六十五話   完


                           2015・10・2
 
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