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ヘタリア学園

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第五千百六十三話  建造競争

第五千百六十三話  建造競争
 皇帝さんは明らかに危機を抱いていました、ドレッドノートの登場でこれまで建造していた戦艦達が一気に旧式になったからです。
 それでドイツとプロイセンにもです、こう言うのでした。
「負けるな」
「我々もドレッドノートを建造し」
「数でも勝つんですね」
「国力を総動員しろ」
 まさにというのです。
「そして世界に進出だ」
「このベルリンから」
「ビザンチウム、そしてバグダットだ」
「そちらは鉄道ですね」
「鉄道は我々の十八番だ」
 艦隊よりも遥かに得意な分野でした、当時のドイツの。
「オーストリア、トルコと結びだ」
「世界に出ますね」
「世界一の大国になるのだ」
 艦隊、そして鉄道によってというのです。
 ドイツでは戦艦をどんどん建造してしかもそれに加えて鉄道も敷いていきました。もう誰にも止められませんでした。


第五千百六十三話   完


                       2015・10・1
 
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