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仮面ライダーゲイム

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プロローグ 神という存在


無限に広がる世界。それらを神々が管理していた。神々は世界を管理するに当たり、ルールを定める。


1・世界に直接介入してはいけない

2・世界とその住人達をおもちゃにしてはいけない

3・世界の住人の運命をミスにより変えてしまった場合は転生などの償いを行う

4・転生者に与える特典はクジで決めるとする

5・転生者に強力過ぎる力を与えてはいけない

6・なるべく転生者を生み出さずに済むよう、ミスを減らす


これらのルールを破った神は邪神とされ、世界の管理の任から外された。
これからも世界の管理話厳正な秩序に守られ続けるかと思われた。だがある日、邪神達が“真の邪神”と手を組み、世界を崩壊させる為に動き出した。その方法とは、“特殊な転生者”により世界に歪みを生じさせ、蓄積させる事である。それに対抗するべく、神々による対策会議が行われた。

「はてさてどうしたものか・・・」

「ミスを少なくしたせいで、事情を伝えて対処を頼める転生者は少ない。」

「仮に頼んだとしても、強い力を与えていないから返り討ちにあってしまっている。」

「既に2つの世界が崩壊し、そこの魂が全て“真の邪神”に食い尽くされてしまった。」

「邪神達と戦う事はワシらで出来る。だが、世界に送り込まれた“レインカネーター”達はどうする事も出来ん。」

邪神達の企みを止める方法に頭を悩ませる神々。すると、1人の神が発言した。

「我々が強力な転生者を生み出せ無いのならば、力だけを作りそれをその世界の住人に託せばいい。」

「正気か!貴様!!」

「別に無造作に選ぶ訳では無い。信用に足る者を選ぶのだ。」

「だが、“レインカネーター”と戦えるであろう者は“レインカネーター”の起こした事を認識出来る“特異点”のみだ。特異点であり、なおかつ信用に足る者を見つけ出すのは困難だぞ。」

「では、それ以外に方法は?」

「それは・・・」

彼に言い返す事が出来ず、神々は黙り込む。すると、議長役の神が言った。

「ならば、ひとまずはその案を採用するとしよう。皆、依存は無いな。」

こうして、対策は決まった。




先程のアイデアを提案した神は、議決後、早速作業に取り掛かった。

「レインカネーターは怪人の姿も持つ。ならばこちらは変身ヒーローで行くか。人数は揃えられないから、戦隊モノじゃなくて仮面ライダーにしよう。問題はモチーフだが・・・」

そこで彼は、彼の管理する世界に居る味方の転生者の1人について思い出した。

「彼女は確かMAGES.の姿を引き当てていたな。ならばそうだ。ネプテューヌシリーズをモチーフにしよう。それと、ベルトには意識と自由に行動する為の姿を与え、自分で持ち主を見つけられるようにしなければならないな。」

神の仕事と言うのはかなり忙しい。さらに、普段の業務に邪神との戦いが加わってしまったため。自分で適合した人間を見つけられないのだ。

「そうだな、姿と基本人格はネプテューヌでいいか。それと、あの世界なら次元世界間を移動する手段も必要だな。それはハードネプテューヌでいいだろう。」

神の目の前にベルト、バイク、4つのクリスタル、少女、そして戦闘機の立体映像が映し出される。

「これでよし。」

そして、神はその5つの立体映像をかき混ぜた。すると、立体映像の1つ、戦闘機が実物となる。そのキャノピーの中にはバイクが収まっており、そこには1人の少女が跨っていた。

「それでは後は頼むぞ、ネプテューヌ。」

「まっかせてー!!」

少女はバイクのアクセルを回す。すると、戦闘機のジェットエンジンが唸りを上げ、戦闘機が飛び立った。

「さて、彼女にはサポートを頼んでおかねばな。」

そう言って神は少女を向かわせた世界に居る味方の転生者と連絡をとった。


続く
 
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