女提督の航海(後悔)日誌
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移動要塞型鎮守府
前書き
移動要塞型鎮守府
深海棲艦に掌握されつつある大海原を取り戻す為に様々な海域を移動する大型の鎮守府。必要最低限の防衛機能を有しており、小規模の深海棲艦艦隊ならば迎撃する事が出来る。鎮守府襲撃事件で陸地に上がってこられる深海棲艦が確認されており、一部からはその巨大さ故にそういった深海棲艦を引きつける為のデコイなのではないかと噂されている。
提督「ふぅー、ごちそうさまでした…っと、鳳翔さんいつも美味しい食事、ありがとね」
鳳翔「そんな、私は自分が出来る事をしているだけですよ。其れに、提督だってお料理は上手じゃないですか」
提督「んー、鳳翔さんが丁寧に教えてくれたから、上手くなったのよ。教わる前は全然料理なんて出来なかったもの…旦那の方が上手だったかな…」
鳳翔「提督?どうなさったんですか?」
提督「い、いやぁ、何でも無いのよ~」
鳳翔「そう、ですか(唯ちゃんはどんなお料理を食べていたんでしょう)」
大和「むぅ、お料理なら私だって教えられるのにー」
提督「先ずは家庭的な料理を覚えてから、ちょっとづつ腕をあげようと思ってるのよ。今度教えて頂戴ね?」
大和「今度って何時ですか?」
提督「そうねぇ、唯と再会出来た時にでも教えて貰うわ」
大和「約束ですよ~?」
提督「はいは~い…執務室に戻って仕事するわよ~」
ー執務室ー
提督「ええと、今日の艦隊行動はと…」
大和「現在時刻、マルハチマルマル、金剛さん達の第二艦隊が、鎮守府に物資を届けてくれる輸送船の護衛任務の為、出撃準備中です」
提督「そうか、確か重要な物資を積んでる輸送船だったわね」
大和「はい、なので物資を受け取る為に鎮守府は航行を停止中です。港からこの鎮守府への航路も最短距離に設定しています。幸い、今は本土から余り遠く無い海域に居ますからね。ですが、その航路上にはエリート級を含む深海棲艦の艦隊が潜伏しているという情報も来ています」
提督「金剛達は航路上の艦隊を撃退して輸送船の進路を確保、輸送船と合流した後ここへたどり着くまでの間を護衛するってことね。
(この間本土に上陸した時ついでに物資を受け取っておけば良かったかしら…)」
大和「はい。提督、金剛さん達に声をかけに行ってあげたらどうです?まだ間に合いますよ?」
提督「そうね、行きましょっか…」
大和「私は書類の整理を済ませておくので、提督だけで行ってきて下さいますか?」
提督「分かったわ、じゃいってくるわね」
大和「よーし、書類整理が終わったらお掃除してと…」
ーカタパルトデッキー
提督「やっほ~、皆、励ましに来たわよ?」
金剛「oh〜テイトク~ワタシの活躍、目を離したらno〜なんだからネ!」
提督「わ、分かってるわ~だからいきなり抱きつかないで~」
金剛「sorryネ…」
大井「あ、提督さん、おはようございます。護衛任務、私と北上さんにお任せ下さいね?」
北上「まぁ、大破なんて事にはならないと思うから、心配しないでねー」
吹雪「私、頑張りますっ!」
提督「ええ、頑張ってね~と、出撃する時間ね。いってらっしゃい!」
金剛「yes!皆さん、ついて来てクダサイネー‼」
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