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IS〜もしもの世界

作者:にゃーす
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11話

俺は一夏との訓練で喉が渇いたので販売機に向かっていると背が低い、ツインテの中国人が何かを探していたので声をかけてみた。
え?なんで中国人てわかったって?だってメインヒロインでいるじゃん。名前忘れたけど。





「何か探してるの?お嬢さん」



「・・・あんた誰よ、」



「俺か?俺はべつにここの一生徒だよ。で、どうしたよ」



「えーっと一階総合事務受付ってところを探してるんだけど」



と、




「・・だから・・・でだな」





「ん?また一夏らが何か言い争ってんのか。」




「⁉︎」




少女が一夏の単語に見事に反応したので俺は一緒にアリーナゲートまで行くことにした。






「ああっまてって箒」




と一夏が箒を追いかける姿を見た少女が途端に険しい顔になったのでおれは「そこ曲がるとすぐだよ…」と、すばらくいいクラスにさっさと退散するのであった。
ーけっしてびびったわけでは無いからな。・・・多分。













「というわけでっ!織斑くんクラス代表決定おめでとう!」
「おめでと〜!」



と寮の食堂では一夏の代表決定のお祝いをしていた。一夏はめでたくない、全然めでたくないとおれにプライベート・チャネルで話しかけていた。
つい前に俺から言伝を頼んだときに一夏にかけていたので。こうして喋っているのである。ちなみに一度繋げば次から簡単に繋げるという優れものだった。


と、喋っていると、新聞部の二年の黛薫子っていうひとが一夏とかに対して取材に来ていた。なんで細かく分かるかって?そりゃ名刺渡されたら嫌でも目に入るからな。
とまあ、俺はそうゆうのはめんどいので隅でインタビューを観賞していると。一夏からセシリアに行き一夏の当てつけからか俺がいることを知った黛先輩が俺に駆け寄ってきた。












「あなたがもう一人の男性でISを使えるひとね?たしか枢木泰人くんだっけ?」




「覚えにくいのによく知ってますね」



「そりゃ新聞部ですから」



「でさ、織斑くんが代表になったけどさ、あなたはこのことをどう思う?」



「.どうって言われてもなぁ。まあ、一夏が一番適任だと思うんで良いんじゃないですかね?」





「へーぇじゃああなたは一夏くんより強いのかな?」





「!・・・黛先輩って意外と鋭いんですね。」




「ふふっそれはYesと取ればいいのかな?」




「・・・・・どっちでもどーぞ」




「あはは君は意外と大人しいと思ってたけど色々考えてるんだね?」


「何のことやら」




「そんな君に特別に先生達の評価を教えてあげるよ。織斑先生からのね。」





「・・聞くだけ聞きましょうか」




「ふふふ、素直な子は好きよ私。ーじゃあ言うわね。周りから見るとまだ未知数だけど、織斑先生とか山田先生からは面白い奴とか期待出来る生徒らしいわよ。」








山田先生にはばれてないが織斑先生にはばれてそうだな。おれのあの機体の性能とかが、




「ごめんね、長話になっちゃってじゃあ専用機持ちでカメラ撮るから来てくれる?」




「拒否(ないわよ)…ハイ」




「ーあーでもセシリアと一夏の二人のほうが絵になると思いますよ、あと面白そうだし。」



「・・・それもそうね。じゃあそうしよう!泰人くん手伝ってくれる?」



「(この場から逃れられるなら)いいですよーもちろん」









そうして俺はなんとか黛先輩の気をそらしてこの場を凌いだ。(一夏は犠牲となった)














「あ、織斑くん枢木くんおはよー。ねえ、転校生の噂聞いた?」




「転校生?今の時期に?」


「俺も初耳・・・ではないな」



「泰人なんか知ってんのか?」


「いや、昨日お前の知り合いっぽいやつがいたからさ」



「ちなみに、中国の代表候補生なんだってさ」



「ふーん」






一夏はあんまり気にしてないのか適当な返事をしていた。
とまあ、代表候補生という言葉を聞いたのか俺たちのクラスで唯一代表候補生なセシリアさんが話しかけてきた。









「あら、わたくしの存在を今更ながらに危ぶんでの転入かしら」







セシリアの腰に手を当てながらのポーズは今日も決まっていた。






「このクラスに転入してくるわけではないのだろう?騒ぐほどのことでもあるまい」





さっきまで自分の席にいたはずの箒がいつのまにか一夏のぞばに来ていた。やっぱり転校生と聞いて寄ってきたみたいだ。





「む・・・気になるのか?」


「ん?ああ、少しは」


「ふん・・・」





一夏の反応に箒の機嫌は悪くなった。凄くムスッていう感じに。
そんな箒をよそに俺は一夏に、






「そんな事気にしてて大丈夫なのか?来月クラス対抗戦なんだぞ?」



「そう!そうですわ、一夏さん。対抗戦に向けてもっと実践的な訓練をしましょう。相手ならこのわたくし、セシリア・オルコットが務めさせていただきますわ。なにせ専用機を持ってるのはまだクラスでわたくしと一夏さん、泰人さんだけ!なのですから」



「いやなら泰人でもいいじゃん。まあ、否定はしないけどな」




「俺はセシリアと二人でしてくれて構わないぞ。セシリアも二人きり。のほうがいいもんな?」




「‼︎。ま、まあ、そうですわね。」






「まあ、やれるだけやってみるか」



「やれるだけでは困りますわ!一夏さんには勝っていただきませんと!」



「そうだぞ。男たるものそのような弱気でどうする」



「織斑くんが勝つとクラスみんなが幸せだよー」









セシリア、箒、クラスメイトの順に一夏に言っていく。
そうゆう俺も一夏が負けてしまうのもなんか癪なんで訓練の指導位はするつもりだが、





「今の所の専用機持ちのクラス代表って一組と四組だけだから楽勝だよ!」


「おう」








一夏は場の雰囲気を壊さないようにそう、返事していたが・・







「その情報、古いよ」





と、入口のドアにもたれかかりながら喋っている人ーってあのときの中国人じゃないか。





「二組も専用機持ちがクラス代表になったの。そう簡単には優勝できないから」



「鈴・・・?お前、鈴か?」



「そうよ。中国代表候補生、凰鈴音。今日は宣戦布告に来たってわけ」



「何格好付けてるんだ?すげえ似合わないぞ」


「んなっ・・・!?なんてこと言うのよ、アンタは!


「そうだぞ。ははは。あんまり言ってあげんなよ、可哀想だろ。はははは!」



「あんたは笑いすぎなのよ!ってあのときの男じゃない!」







どうやら軽い興奮状態にあるようだ。と、織斑先生



「おい」


と言うが、全然分かってない鈴は



「なによ⁉︎」





と、言った直ぐにバシン‼︎ときつい一撃を鈴の頭に繰り出していた。





「もうSHRの時間だ。教室に戻れ」

「ち、千冬さん」

「織斑先生と呼べ。さっさと戻れ、そして入り口を塞ぐな邪魔だ」

「す、すみません」







そうしてやっと戻るのかと思いきや、去りぎわに「また来るからね。逃げないでよ、一夏!」
と言って教室までダッシュしていた。その物言いに、一夏はなんで俺が逃げるんだよ。と呆れた顔をしていた。











 
 

 
後書き
そういや泰人の人物像書いてないな。今度描くか。 
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