IS〜もしもの世界
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
10話
翌日、朝のSHRでは面白い事が起こっていた。
「では、一年一組の代表は織村くんで決定ですね。あ、一繋がりでいい感じですね!」
山田先生は嬉々として喋っている。周りも大いに盛り上がっている。
唯一、一夏だけが暗い顔をしていた。
「先生、質問です。」
「はい?織村くん」
「なぜ俺が代表になっているんでしょうか。泰人やセシリアがいるのに」
「それはー」
「それはわたくし(と、俺)が辞退したからですわ!(だ)」
セシリアは一夏の事を「あなた」から「一夏さん」に変え、反省と、提案をしていた。
原作ではなんか心境で惚れたとかだっけかすげえ言葉遣い変わったな。
「ちょっとまて」
一夏が声をあげて周りを静めた。
「セシリアは分かった。でも泰人が降りる理由にはならないぞ」
「やっぱダメだったか(ボソッ」
「いやー俺って一夏より多分弱いしさー「俺より強いだろ」いやいやISの技術だと負けるんじゃ無いかなー」
「それに泰人は専用機あるだろ」
「⁉︎」
クラスがざわつき始める。周りから「嘘でしょ⁉︎」「枢木くんももう持ってるの⁉︎」と周りの人たちが俺に聞こうとしてくる。
俺は説明する。
「それは一夏も同じだろ。」
この一言でみんなはすぐ収まった。流石、一夏効果とも呼べるな。
「それに仮に俺が強いとしても、俺がなると一夏が強くならないじゃないか」
一夏にこう言うとなんとか納得して貰えたみたいだ。危なかった。俺の機体[雷神]は神様がくれたので基本俺が作ったとゆうことになる。てか装備が多分チートだから機体の内容はブラックボックス化してるとも思う。勝手な想像だが。
「コホン!とにかくわたくしのように華麗にして、完璧な人間がIS操縦を教えて差し上げればー」
バン!机を叩く音が響く。
「生憎だが一夏の教官は足りている。私が!直接頼まれたからな」
「おー、一夏は人気者だなー」
「そんな他人事に言わないでくれよ」
「いや、まあ、他人事だしなぁ」
と、一夏と俺はセシリア達の言い合いのなか呑気に話していると、
「座れ、馬鹿ども」
と言い、織村先生はセシリア、箒の頭をばしん!と叩いた。凄いなあの主席簿あんだけ叩いてて全く曲がってねえ、やはり使い方が違うのか。
とアホな事を考えると、
バシン!
「織村、その得意げな顔はなんだ。やめろ」
「あと、枢木、そんなにきになるならあとで顔を貸せ「頭じゃないんですね」ブン!」
「あぶなっ!そんな角なら俺当たったら死にますよ⁉︎」
「お前は一回死なんと直らなさそうだったのでな」
いや怖えよ!織村先生こんなに容赦ない先生とは思わなかったよ!とか言った事を後悔していた。
この後もなんとか先生の攻撃を喰らわないようにしているといつの間にか授業が終わっていた。
「ではこれよりISの飛行操縦を実践してもらう。織斑、オルコット。試しに飛んで見せろ。枢木は・・・専用機はもう使えるか?」
「おれはもうすべて完了してるんで使えますよ」
「ならお前も頼む」
実際、神様に貰った時に終わっていたのだが先生達には俺が専用機だけを持ってる事を伝えてそのままにしていたのだが流石にここまで見せないと不審がるのでおれは頃合だと思いこうしてお披露目みたいな事になっているのである。
俺は右手の指輪をしてる手を胸にかざし「纏え雷神」と素早く言うとすぐに変身する事が出来た。
「これが枢木くんのISなんだあ・・・」「なんか神々しいね」
など周りの言葉はやはり感嘆する声がほとんどだった。
神様も言っていたが、おれのISはおれの思考に合わせて変わると言う変わった、言い返せば軽いチートにも近い能力を持っていた。
と言ってもフォルムはなるべく邪魔になる装甲を減らし動きやすくなっているISだ。本当に纏っている感じがするので他のセシリアや一夏のようないろんな物や装甲がないのでちょっと不安でもある。
「枢木。装備と特殊能力は分かるか。」
「えーっとブレード1本と電磁砲(レールガン)が肩に一丁ですかね。てかブレードに鞘までついてるし」
「あ、能力は「天地創造」・・・おれの思考に合わせて常に武器、姿形が変わるって書いてありますね・・・・」
「泰人ちょっとスペックがおかしくないか?」
「気のせいだ「いやあきらか」・・・・」
まあ、俺の想像通り行くとは思わなかったよ。正直、嬉しいけど。
「分かった。よし、飛べ。」
と、言われて俺とセシリアはすぐ急上昇し、一夏の遥か頭上で停止する。
「一夏ーはよ来いよー」
「そう言われてもな。なんかイメージしづらいんだよな。」
「一夏さんイメージは所詮イメージ。自分がやりやすい方法を探す方が建設的でしてよ」
「大体、なんでこれ浮いてるんだ、これ」
「説明しても構いませんが反重力力よ「わかった。説明はしなくていい」そう、残念ですわ。ふふっ」
いやーやっぱ女の人って誰かを好きになるとこう態度って変わるんだなーほんと分からん。
まあ、
「ほんと、一夏は幸せ者だなー」
「ちょ、ちょっと泰人さん⁉︎」
「やっぱこうやってからかうのおもしろいわー」
といいながら俺はセシリアに向かってニヤニヤする。だがなんとか赤い顔をしたまま若干落ち着きを取り戻したセシリアは、
「い、一夏さん、よろしければまた放課後に指導してさしあげますわ。そのときはふたりきりでー」
「一夏っ!いつまでそんなところにいる!早く降りてこい!」
下で箒が山田先生からインカムをひったくって一夏に怒声を上げていた。すこし一夏に同情するな。
「織斑、オルコット、枢木、急下降と、完全停止をやって見せろ。目標は地表から十センチだ」
「了解です。では一夏さん達、お先に」
いってすぐさまセシリアは地上に向かう。綺麗に下降していく姿に一夏が
「うまいもんだなぁ」
「ほらセシリア終わったぞ先行ってていいぞ」
「じゃあいってくる」
そういって急下降していく一夏を見ているが、あれはーうん、案の上一夏はグラウンドに激突して大きな穴を当てていた。
まるで隕石が落ちていくような穴の開き方だ要練習だな。
「最後、枢木来い。」
「了解」
とすぐ垂直に下降し、丁度10センチに危なげなく停止できた。
「・・・・・・」
なんかみんながこっちを、見ているので凄い何かやらかしたか気になる。
「えーっと何かやらかした?」
「・・・あ、いや何もない」
織斑先生が珍しく歯切れが悪いのでさらに気になる。
「なんか枢木くんが降りてくるとき神様が降りたような気がしたんですよ!」
「いやそう言われわーましても、ただ言われた通りやっただけなんですがね」
「次に移る。織斑、武装を展開しろ。」
「は、はい」
そう言うと、一夏は3秒くらいで「雪片弍型」を出した。
「遅い0.5秒で出せ」
「セシリア、枢木、武装を展開しろ。」
「「はい」」
この声と共に俺は右手を一振りしている間におれの刀ー草薙の剣を呼ぶと少しの瞬きの光とともにしっかり握られていた。
セシリアも成功しているがなんかまさに、召喚って感じの呼び出し方だった。
「セシリアは枢木と同じくらい無駄のないように直しておけいいな?」
「ですがイメージをまとめ(直せ、いいな?)ー、…はい」
「では、お互いもう一つの武器を出せ」
俺は別に鞘があるのでそれにしまい右手を上にあげ「レールガン」を出した。
だがセシリアの方は苦戦しているようで、ついには「インターセプター」と呼び10秒くらいかけながら呼び出していた。
それで先生に図星を突かれまた、一夏にプライベート・チャネルでまた、何か言っていたようだ。
その間、一夏は困ったような表情をしていた。
「時間だな。今日の授業はここまでだ。織斑、グラウンドを片ずけておけよ。
そう聞いた一夏は俺に向いて来たがあれは一夏の自業自得なので先に行ってるとだけいい更衣室に向かったー
ページ上へ戻る