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ヘタリア学園

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第五千八十二話  山に放り出してからは

第五千八十二話  山に放り出してからは
 謎の肉人は山に連れ出されてそこで解放されました、それから先はどうなったのか一切不明のままです。
 ですがその後で、です。日本はある学者さんにこう言われたとです。台湾に対してお話しました。
「何でも白澤図にあるです」
「昔の老師の国で書かれたという」
「あの妖怪についての書にあった妖怪だとか」
「そう言われたのですか」
「その肉を食べれば長生きするという」
「そうした妖怪だったのですか」
「はい、そう言われました」
 日本は台湾にそうしたお話もするのでした。
「そのまま放り出したことは惜しかったと」
「ではそのお肉を食べれば」
「食べた人が長生きしてたかも知れません」
「残念でしたか」
「私は別に、でしたが」
 国家だからです、国家の寿命は決まっていないので。
「家康さんがそのお話を聞いてどう思われたか」
「それが問題ですね
 七十五歳まで生きた人でしたそのお話を聞いて果たしてどう思ったのか、このことは書に残っていません。


第五千八十二話   完


                        2015・8・20 
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