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ヘタリア学園

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第五千五十八話  ラトビアは

第五千五十八話  ラトビアは
 ラトビアは泣きそうになってルーマニアに尋ねました。
「僕は?ねえ僕は?」
「だから忘れたずら」
 本人にもはっきりと答えたルーマニアでした。
「チェコに言われるまで忘れていたずら」
「一応東欧なんだけれど」
「エストニアは北欧に入りたがっているずらが」
「それでも東欧なんだよ」
「わかったずら、では副司令ずら」
 即決したルーマニアでした。
「御前はそれずら、後でリーダーにも話しておくずら」
「あっ、僕副司令なんだ」
「このチームはサポートも多いから丁度いいずら」
「丁度?」
「言葉のあやだから気にするなずら」
 こう言って赤いドリンクをぐい、と一杯飲んだルーマニアでした。
「何なら悪役も呼ぶずらが」
「フランスさんだよね」
「あいつしかいないずら」
 このチームの敵は出て来たら絶対にボンジュールと言うのでフランスなのです、ですがラトビアは思い出されてもこの人はややこしいので完全スルーでした。


第五千五十八話   完


                      2015・8・7 
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