Fate Exter ~イレギュラーな乱入者~
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EXTRA
序章
第2話 聖杯戦争開幕
前書き
岸波は男versionです!
岸波君のサーヴァントはお楽しみに!
と言っても岸波君のサーヴァントはあの御三方の誰かですが
俺は目を開けると何処かの学校の校門の前に居た。
「ここは……穂村原学園か?いいや少し違う、だとしたらまさか月海原学園か?!」
俺はしばらく頭を抱え考えたが、分からなかった。
とりあえず考えても埒があかない!もしここが月海原なら、この校門の前にあいつが…
「やあ、宮羽おはよう。今日もいい天気だな。悪いが手荷物検査をさせて貰うぞ。鞄を開けてくれるか」
そこに居たのは丁度俺が探していた人物、柳洞 一成だった。
とりあえず様子見として俺は適当に話し掛けてみた。
「よう一成、どうしたんだよその喋り方は。ハハハ!」
かなり適当に話し掛けてみた。流石にこれは無いと思ったが、
「やあ、宮羽おはよう。今日もいい天気だな。悪いが手荷物検査をさせて貰うぞ。鞄を開けてくれるか」
さっきと同じ言葉つまりこの学園は月海原ということか。つまりこの世界はfate extraか。
俺は校内に入ってみると、金髪で赤い制服を着た少年レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイを追って、階段から降りて来た少年が用務室に向かった。その様子を見て二人を追いかけていったもう一人の少年、本編ではこの世界で起こる聖杯戦争の勝者、岸波白野。
(確かにお前は本編では勝者かもしれないが、今回の勝者は俺だよ親友……)
ちなみに俺には何故かこの世界で過ごした時の記憶がある。多分この世界で過ごしていた俺の分身がいたのだと思う。
まあぶっちゃけそんなことはどうでも良いから置いといて、俺は3人を追った。といっても岸波の2〜3m後ろに居るから追うも何もないのだが…確かこの時レオが何か言っている筈だが悲しきかな何も聞こえない。
しばらくすると、岸波は奥に進みその後をついて行くと用務室前には誰も居なかった。
いいや実際にはそこはただの行き止まりの壁でしかない。だが、ここが本戦の聖杯戦争へと続く道なのだ。俺は精神を集中し壁に一歩また一歩と歩いて行くと、俺はスーッと壁の中に入って行った。
部屋の中はきちんと部屋があった。そこには本編で見覚えのある人形があった。そしてその先の扉は異界の入り口、その表現がぴったりだった。だが、俺にはそんなの関係ない。俺はただ先を目指すだけだから。
「これは、この先で、自分の剣となり、盾となるもの……」
そんな声がどことなく聞こえてきた。だが俺はそんな声には耳を傾けずこの従者と共に、俺は奥へと進んでいった。そしてその先の扉は異界の入り口、その表現がぴったりだった。だが、俺にはそんなの関係ない。俺はただ先を目指すだけだから。
「これは、この先で、自分の剣となり、盾となるもの……」
そんな声がどことなく聞こえてきた。だが俺はそんな声には耳を傾けずこの従者と共に、俺は奥へと進んでいった。
奥に進んでいくとその場所は学校の面影は微塵も残ってなく、いつ物陰から怪物が現れ襲われてもおかしくない空間。地下迷宮と化していた。
俺は正直今この状況を確実に楽しんでいた。
「ようこそ、新たなマスター候補よ」
どこからともなく声が聞こえてきた。
「君が何かを得たいのなら、まずはゴールを目指すがいい。さあ、足を進めたまえ」
「ふ、言われるまでもない」
俺はそう呟きさらに奥へと足を進めた。そして奥に進んでいくと、敵性プログラムとの戦い方やアイテムフォルダなどの説明を丁寧に受けながらさらに奥へと進んだ。
そしてこのダンジョンの最奥、ステンドガラスに囲われた息苦しさを感じる荘厳な空間。大抵の奴ならここがゴールと思うだろう。だが違う、ここはゴールではない。それどころかここはまだスタートラインでしかないのだから。
すると俺の近くに一体の死体があった。それどころか周りには何十何百という死体が転がっていた。ある者は体を貫かれ、またある者は体を両断され、他にも様々な死に方をしていた者が居た。
すると近くに居た死体のすぐそばに居た人形がカタカタと音をたて立ち上がり、大きく体を振りそのままこちらに突進してきた。
「敵だ、奴を撃退しろ!A!A!G!B!B!B!」
何度かこちらの攻撃は当たった。だが俺の人形の攻撃はまるで予想していたかのようにカウンターが決まりあっさりやられてしまった。そして俺は敵人形の攻撃を受け後方に飛ばされた。普通の人間ならやられてもおかしくない攻撃だった。だが俺はゆっくりと起き上がった、どうやら転生時の俺自身のステータスはすでに更新されているようだった。だが、先ほどの攻撃で無傷ではないようで腕から血が流れていた。
「チッ!仕方ねぇ一か八かやってみるか、俺はまだ死ぬ気は無いんでな!」
俺は血を垂らし円を描きながら全力で走った。そして円の中には星のマークを描いた。そして走りながら俺は一つの呪文を呟いた。
「素に銀と鉄。
礎に石と契約の大公。
祖に我が大師シュバイオーグ。
降り立つ風には壁を。四方は門に閉じ、
王冠より出で、王国に至る三叉路は循環せよ
閉じよ閉じよ閉じよ閉じよ閉じよ。
繰り返すつど幾度。ただ、満たされる刻を破却する。
Anfang
告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者。
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊に纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!」
そうこれは原作fateで用いられたサーヴァントの召喚呪文だ。俺はとにかくこれれにかけてみた。だが、詠唱が終わるころには俺は立ち止まっており、敵人形が襲ってきた。もうだめかと思ったその時、
「ほう、これまた古い召喚を用いる。よかろう。そこの少し待たれよ、そこの者お主の様な木偶には惜しい存在。寄ってこの私がもらい受けよう」
周りにあったステンドガラスが砕け、共に部屋に光がともった。そして部屋の中央目の前に一人の人間の様な胸の豊かな白い着物を着た女性が居た。
「良き魂は我が下に、悪しき魂は悪・即・除!サーヴァントキャスター召喚に従い参上した。貴方が私の主で構わぬな」
「ああ、構わないキャスター」
「良かろう契約成立じゃ」
すると左手の甲に鈍い痛みが生じ、見てみると手の甲には3つの模様が浮かび上がっており、俺はすぐにこれが令呪と分かった。
「取り敢えず我の背後に居る木偶はお任せよ」
「分かった。キャスターお前の実力見せてくれ!」
「承知した」
そう言ってキャスターは人形と戦闘を始めた。そして戦闘が終了するのにそう時間はかからなかった。俺が指示を出さなくても、キャスターは自分が持っていた小刀で人形に攻撃を繰り出し、そして人形は粉々に砕け散った。
「手に刻まれたそれは令呪。サーヴァントの主人となった証だ。使い方によってはサーヴァントの力を強め、あるいは束縛する。3つの絶対命令権。使い捨ての強化装置と思えばいい。ただしそれは聖杯戦争本線の参加証でもある。令呪をすべて失えば、マスターは死ぬ。注意することだ。取り敢えず、ここがここのゴールだ。ずいぶん未熟な行軍だったが、君の様なイレギュラーすぎる存在がマスター候補は初めてだ。だからなお見ごたえ溢れる者だ、誇りたまえ」
何故かこの声を聞いているとあの似非神父を思い出すのは俺だけではない気がする…
「おや、私の素性が気になるかね?光栄だが、そう大したものではない。」
それはそうだ。これは定型文、こいつの癪に障る喋り方に文句を言っても始まらないのだから。
「その通りだ。君は特に異例中の異例。君に、何者かから祝辞が届いている。゛光あれ″と」
出来ることならそいつにはどうもとでも言っといてくれ、取り敢えず俺は眠い。なぜかって?そんなことは決まっている今の俺には血が足りないのだから………
「キャ、キャスター取り敢えず、後は任せた…」
「マ、マスター!?」
俺は床に倒れ嗜好がホワイトする瞬間キャスターの声とも一つあの声の最後の声が聞こえた。
「さあ、聖杯戦争を始めよう」
と、こうして俺はこの月で行われる電脳世界での新たなる戦い聖杯戦争の最初のスタートラインに立ったのだった。
後書き
ステータスが更新されました
主人公
・名前:宮羽寿明
・誕生日:8月12日・血液型:B型
・性別:男/年齢:16歳
・身長:175cm/体重:63kg
・イメージカラー:黒
・特技:悪知恵、屁理屈
・好きな物:面白いこと、のんびりできる空間
・嫌いなもの:自分より頭の切れる人
・天敵:レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイ
・パラメーター:筋力:A/耐久:B/敏捷:B+/魔力:EX/幸運:C/宝具:A++
サーヴァント
・クラス:キャスター
・性別:女
・身長:160cm/体重:49kg
・スリーサイズ:B98/W57/H89
・イメージカラー:白
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