ヘタリア学園
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第五千四十六話 赤でもリーダーではない
第五千四十六話 赤でもリーダーではない
多くの戦隊では赤がリーダーです、ですが今回のチームは。
「リーダーは俺なんだ」
「そうずらな」
ブルガリアが言ってルーマニアが応えます。
「おいらではないずら」
「文句はないよね」
「おいらは血さえ吸えればそれでいいずら」
「今はっきり血って言わなかった?」
「言い間違いずら、これは苺ジュースずら」
そうは言ってもどう見ても苺の色ではない真っ赤なものを飲みながら言うのでした。
「美味しいずら」
「とにかく飲めればいいんだね」
「そうずら、リーダーでなくていいずら」
この辺りリーダーは誰かでいつも揉めている連合チームと違います。ルーマニアにそうしたつもりはないからです。
「じゃあ頼んだずら」
「何かあっさり決まったね」
「それが東欧ずら」
こうしたことがあっさり決まることがというのです。
ルーマニアはリーダーではありませんでした、ですがそれでも彼は別に構いませんでした。赤いものさえ飲めれば。
第五千四十六話 完
2015・8・1
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