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『ワガママコトバ』

作者:零那
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『Mirror』


僕には僕が何人も居る
陰と陽が
交われば現る僕
理性と本能が
交われば現る僕

殺意に満ちた僕と
平静で居られる僕
どちらも本当の僕

其の交差点と境界線
僕にも解らない
だからいつも突然現る

滲んだ深紅も
零れた漆黒も
僕自身が洗う

色褪せない感情を
僕は極彩色で紛らわす

色褪せない哀しみを
僕は闇夜の光で紛らわす

瞬くミラーボールの元で
瞬く間に移り変わる
そんな景色の中で...

出逢わなければ
良かったなんて...

そんなこと
欠片も想わないよ
けれど願うのは
違った形で
出逢いたかった

必ず別れのない道で...

 
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