リリカルアドベンチャーGT~奇跡と優しさの軌跡~
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Another19 特訓しましょう
前書き
サーバ大陸に向かう最中の出来事。
サーバ大陸に向かう最中のホエーモンの体内にて、パートナーデジモン達の猛特訓がされていた。
バキッ☆ドカッ☆
ゴマモン[も、もう駄目…]
ぼろ雑巾のようになり、ガクリと力尽きたゴマモン。
丈「ご、ゴマモーーーンッ!!!!」
力尽きたゴマモンを抱き締める丈。
ブイモン[どうしたどうしたあ!!こんなんじゃあ俺に一生勝てないぞ!!]
テントモン[ほぎゃああああ!!?]
アッパーを食らって錐揉み回転しながら、吹っ飛ぶテントモン。
ロップモン[治療しま~す]
吹っ飛んだテントモンをキャッチして手当てを開始するロップモン。
アグモン[今度は僕が相手だ!!]
ブイモン[アグモンか…お前に俺の相手が務まるとでも?]
アグモン[確かに君は強いよ。でも男には退けない時があるんだ]
アインス「(デジモンに性別はないがな)」
カッコいいアグモンの台詞にアインスが胸中でツッコんだ。
ブイモン[ふん、俺とお前とでは天と地ほどの差があるのだ]
大輔「何でそんな偉そうな口調なんだよ」
アグモン[やってみなきゃ分かんないよ!!]
ブイモン[ん?何だ?戦闘力が上がっていく!!?]
アインス「戦闘力?何だそれは?」
アグモン[僕は君に勝つんだあああああ!!!!]
アグモンの全力のパンチがブイモンに迫る。
ブイモン[てい]
ボクッ☆
アグモン[あべし]
しかしアッサリとかわされて反撃を喰らう。
ブイモン[とあ]
ドカッ☆
アグモン[うああああああ!!!!!!!!]
大輔「効果音が適当過ぎるのに凄い威力。ていうかアグモン弱っ!!あんだけでかい口叩いておきながらアッサリと返り討ちかよ!!!!」
アグモン[僕はまだ…]
ブイモン[パラダイスロスト]
どこかで見たようなポーズで突進、拳による怒涛のラッシュの後、変な体勢の蹴りで敵を高く舞い上げ、空中で敵を捕えた後に筋肉ドライバーでアグモンを地面に叩きつける素敵で華麗などこぞの七大魔王の大技を繰り出してノックアウト。
全員【つ、強い…】
ボコボコにされた哀れなアグモン達。
ブイモン[ふふふ…その程度じゃあこれからの戦いは生き残れないぞ。ほいもういっちょ]
全員【ええーっ!!!!?】
ゴマモン[先生!!オイラ今日はもう限界!!]
ブイモン[馬鹿野郎甘ったれんなあああああ!!これから先、お前達にはそこそこ強くなって貰わないと困るんだよ!!いつまでも俺がお前達のお守りなんか出来ないんだからな!!]
全員【………はい】
サーバ大陸に着陸するまでアグモン達はブイモンに、時にはロップモンにボコボコにされたという。
おまけ
パタモン[今度は僕が相手だよ]
ブイモン[パタモンか…悪いことは言わないから止めときなさい。組み手ならパルモンとゴマモンとやれば?(面倒臭いし)]
パタモン[今、面倒臭いと思ったでしょ?]
ブイモン[当たり前だろ、ただでさえ力の差があるのに、それじゃ特訓にならないし、第一面倒臭い(いや、そうじゃない。まずは実力が近い者同士でやった方が効率がいい。)]
ガブモン[ブイモン、本音と建て前が逆だよ逆。]
ピヨ
(略)
ブイモン[弱すぎて話にならねえや]
ピヨモン[存在すら否定されたわ…]
ガブモン[ついに出た、小説最大の屈辱、名前、途中経過その他諸々カット!!]
テントモン[
ブイモン[さてとロップモン、特訓しようぜ]
ロップモン[うん]
テントモン[…わて、まだ何も言ってまへんがな…]
テントモンの背中に漂う哀愁を見て、ポンとガブモンはテントモンの肩に手を置いた。
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