| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

リリカルアドベンチャーGT~奇跡と優しさの軌跡~

作者:setuna
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

Another2 異世界

 
前書き
デジタルワールドに行くメンバーは… 

 
1999年8月1日。
その年の夏は地球全体がおかしかった。
東南アジアではまったく雨が降らず。
水田が枯れ…。
中東では大雨による洪水が発生…。
アメリカでは記録的な冷夏となっていた。
サマーキャンプにいた7人は何も知らずにいた。
それが誰も知らない世界での冒険の始まりになることを…。




































過去に戻った大輔は、自宅の自室にて荷物整理をしていた。

大輔「えーっと、タオルに着替えに、後乾パンとか保存がきくやつ。他にも…」

ブイモン『大輔』

大輔「ん?」

勉強机の方を見遣るとデジヴァイスのディスプレイには大輔のパートナーのブイモンが映っていた。
そしてブイモンとは違う意味でのパートナーのアインスとアインスのパートナーデジモンのロップモンも。

アインス『大輔すまない。私も外に出られれば一緒に荷物を整理出来るというのに』

大輔「いや、別にいい。ちゃーんとアインスの荷物も用意してるから」

アインス『そうか…しかし私は参加する側のサマーキャンプは初めてだ…』

大輔「ああ、そうか…今までは引率する側だったもんな。」

ブイモン『大輔~。俺は明日が待ち遠しいよ。もう長時間デジヴァイスの中にいるのは嫌だ~。』

ウンザリしたような口調に、大輔は苦笑した。
殆ど特訓も出来ないまま、長時間デジヴァイスにいると言うのはかなりウンザリするだろうと大輔も思わず同情した。



































そして翌日。
サマーキャンプ場に着いた大輔とアインスはお堂の近くの洞窟で大輔は夏休みの宿題。
ブイモンとロップモンは時間まで特訓。
アインスはデジヴァイスの調整作業をしていた。

アインス「ふむ、デジメンタルデータも異常なしか」

パソコンを見てもデジメンタルデータには異常なし。
デジメンタルは古代種のブイモンとロップモンの生命線なのだ。
異常があっては困る。

アインス「しかしこれで大丈夫なのだろうか?」

大輔「いざとなればゴールドブイドラモンに進化させるさ」

アインス「それはあまりにも反則すぎる」

いくら何でもゴールドブイドラモンは反則ではなかろうか?

大輔「と、そろそろ時間だ。洞窟の中に入れよアインス。」

アインス「ああ」

因みにアインスは現在、身体の構成データを多少書き換えて11歳くらいの姿になっている。































少しすると雪が降り、猛吹雪となる。
やはり寒いと、もう少し厚着にすればと後悔した大輔。

大輔「ブイモン、フレイドラモンに進化してくれよ」

ブイモン[下らないことで進化させないでくれ]

大輔「下らないとはなんだ。こう寒いと凍えそうなんだよ」

アインス「ふむ、しかし大輔は体温が高いな。ホッカイロみたいだ」

大輔「人をカイロ扱いすんな!!!!」

アインス「ところで大輔。そろそろ雪が止む頃ではないか?」

大輔「ん?ああ、多分な」

アインスから離れた後、チラリと空を見上げると、吹雪が止んだ。

アインス「それで?次はどうなるんだ?」

大輔「次はオーロラが出て来る。俺達の時や太一さん達の時と何も変わらなければの話だけどな」

ブイモン[お?大輔、アインス、ロップモン。オーロラだ。見ろよ]

ブイモンに促され、空を見上げる大輔、アインス、ロップモン。
確かに空にはオーロラが。

大輔「アインス、デジヴァイスをオーロラに向けるんだ」

アインス「分かった」

大輔の指示に従って、アインスもデジヴァイスをオーロラが出ている空に向けた。
デジヴァイスの反応をキャッチしたデジタルワールドへのゲートは大輔とアインスを招待する。
異世界デジタルワールドに。
大輔達の戦いが始まる。






























そして大輔とアインスがデジタルワールドに向かう、数週間前。
賢は父の忘れ物を届けに行く名目である場所に向かっていた。

賢「確か、ここだったな。及川由紀夫さんのいる部署は」

軽くノックをした後、部署に入る。

賢「すみません。」

「ん?君は?」

この部署の人間であろう男性が賢を見遣る。
幼い時、一番印象に残っていた時に見た時よりもまだ若々しい。

賢「及川由紀夫さん…ですね?あなたにお話があります」

及川「…?」

賢「出来ればあまり人目のないところで…」

賢は最悪の事態を避けるために、早い段階での及川と邂逅していた。

賢「(頼んだぞ、ルカ…)」

今頃イギリスで及川を追い詰めるきっかけを作ることになる火田伊織の父親、火田浩樹の死を回避するために動いているルカ。
過去に戻った影響かは分からないが、フェイト達の年齢も若干変化していた。
フェイト達は8歳。
ルカ、ギンガが7歳等変化している。
いくら肉体的には幼くてもルカは戦闘に特化しているからいくらテロリストであろうと何だろうと一般人ごときに負ける筈がない。
強いて不安を述べるなら逆にテロリストを殺したりはしないだろうかということくらいだ。
しばらくして誰もいない場所に移動した賢と及川。

賢「及川さん、あなたはデジタルワールドとデジタルモンスターをご存知ですね?」

及川「!!?」

賢「あなたの力を貸して下さい」

大輔とアインスがデジタルワールドに向かい、賢が及川と、ルカがイギリスのテロリスト殲滅と、それぞれ動き出したのであった。 
 

 
後書き
色々改変する気満々の大輔達。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧