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ソードアート・オンライン ーEverlasting oathー

作者:ゆぅ駄狼
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アインクラッド ー光と影の勇者ー
  One episode 出逢い、そしてデスゲーム






「くっそ!もうβテストの期限が終わっちまった!」


そういい、俺はベッドに転がっていた。
2、3ヶ月の間ハマりすぎて起きたらソードアート・オンライン
帰ったらソードアート。
朝食食べたらソーd。
他人から見たらゲーム廃人だよ…

最近は叔父さんをほったらかしにしていたら泣いて抱きつかれたからしょうがなく構ってやった。
前なんて…


「優也ぁああぁぁ!!叔父さんは優也が構ってくれなくて悲しいよぉ!毎回ゲームしてると優也君がナーヴギアにリンク中に体に叔父さんがイタズラしちゃうぞ〜?あーんなことやこーんなことを…」


やめてくれマジで…
次起きたら裸だったとかだったらマジで発狂するぞ


「やめなさい」


そう言うと叔父が俺に向かってダイブしてきた為、桐崎家奥義、パイル・スクリュー・デス・ドライバーをかましてやった。


「優也…君…その奥義はもう2度と使ったら駄目だ…」


「なんでだ?」


俺達に沈黙が襲った。
それは今までに無い位の冷たい空間だった。


「俺がMに目覚める…」


「…」


やはりアホであった。


「優也君…隙だらけだぜぇぇぇぇぇええええ!!!」


突然俺に向かってダイブをしてきた。
おー見事なダイブですねー
だが…


「砕け散れーーーーー!!!!!!」


俺は桐崎家奥義、クリティカルストライクを叔父の股間めがけて放った。
案の定、叔父の股間にクリティカルし、ストライクした。


「俺を…股…越えて…行くのか…」


サラッと上手いこと言うなよ…







…あの日は苦労したぜ


そんな事はどうでもいいや
βテストはもう終了してしまったから暇を持て余していた。
βテストに関しては結構上位プレイヤーだったと自分でも思う。


そうほぼ毎日プレイしただけあってステータスもそこそこだったと思う。
最終的なレベルは19だった。
俺が一層のボスに1人で突っ込んで行かなかったらもっとあげれたかもしれない。


「んだよー!あのイルファング・うんたらかんたらは!ちょっとお邪魔しただけで本気で殺しにきたぞ!」


1回目は運動神経には自信があったから攻撃など当たらなければいいと思い1人でいったところ、取り巻きがいたため瞬殺された。
2回目はパーティを8人パーティを組んでやっていたが、HPが4分の1になると大曲剣タルワールに武器をチェンジし、大きくジャンプしたと思ったら強力な一撃をくらいパーティは全滅。


「マジであんにゃろう、あいつのせいで一層に時間がかかっちまったじゃねーかよ」


だがウキウキが止まらない。なんせ明日ソードアート・オンラインの正規版ソフトが発売されるからだ。
βテスターは優先的にソフトが貰えるからわざわざ並びに行く必要もないのだ。


「くぅーーーーー!!明日が楽しみだぜ!!」


そういって時計を見るともう夜中の1:32だった。


「ん、もうこんな時間かー寝るかな。」


そういって部屋の灯りを消した。










「おーい、優也ー!」


うーん?朝か…


「もう12:30だぞー!起きなくていいのかー?」


…ん?12:30…?…あ…あ!…


「うわああああああ!!!」


俺は飛び起きた!フルスピードで身支度をし、一階に向かった
そしたら雑魚モンスターがいた


「優也君どうした!さっき叫んでいたけど……はっ!まさか叔父さんと1日を過ごしたかったのだが遅くに起きて後悔しt…」ドサ…


叔父がどうなったって?俺の拳でワンパンさ!
俺の拳は最初のモンスターのイノシシのHPを半分削れるんだぜ?


「って…こんな事してる場合じゃねぇわあ!」


全力疾走でゲームショップに向かった
道中は厳しかった…
曲がり角を曲がると叔父が…
川を越えると叔父が…
橋を越えた先には叔父が…って
叔父何やってんの?出現率高すぎだろ!


俺は急いでゲームショップに向かった
間に合ったらしくまだ人混みが酷かった


並ばなくてもいいって言ってなかったって?
いやいやいや確かにそうだけど遅い時間に行ってついた時に完売してたらβテスターの優先度とか関係ないよ?
馬鹿なの?エビ天なの?


と、そんな事を1人で思っているうちにゲームを購入した。
流石に混んでいて店から抜け出そうとしたら



ドン!と言う音がすると誰かにぶつかってしまった。


「あわわ、大丈夫ですか?」


慌てて手を貸し謝罪をした


「いや、俺も余所見してましたから、大丈夫ですよ。」


そいつはすげー中性的な顔立ちをしていて女の子かと思ったが男だった。
いや俺も良く間違えられるよ…?…グスン
いやいやいやそんなことより早く帰ってやんねーと!


「すいません、急いでるので!」


そういって全力ダッシュして帰った。
これでも100mを11秒で走れるんだぜ?


そして15分くらいして家に着き、すぐにナーヴギアを被ろうとした。


「優也君、おかえr」ドス…


俺はナーヴギアを被り


「よし、行きますか…リンク・スタート!」


早くやりたいが為、俺はデフォルトのキャラクターで始めてしまった。
デフォルトと言っても中々のイケメンだった


名前は…


「ユウヤ…っと」


そして俺は始まりの街にリスポーンした。
そして俺は誰よりも早くレベル上げに行った。初期装備でもレベル4くらいまではギリギリいける。

街から出ようとした時


「ねぇねぇ!」


どこからか可愛い声がした。
どこにいるんだと周りを見渡すが何処にもいない。
と言うか俺に可愛い声のした知り合いはいない。


「なんだなんだ?」


周りを見渡す


「目の前にいるんだけど?」


そう言われて前を見ると黒いロングヘアにカチューシャっぽいのが特徴的な女の子がいた。


「君ってβテスターなの?」


その女の子が俺に聞いてきたから俺はそうだと答えた。


「突然なんだけど色々教えてくれないかな!」


「突然すぎるなおい!」


いかんいかん突っ込んでしまった。
教えてくれか…
レベル上げたいけど困ってるっぽいし、教えてやるか


「まぁ、いいよとりあえずソードスキルからだな…始まりの街からちょっとでたとこに草原があるからそこで教えてやるよ。」


「うん、ありがと!!」


…不意にドキッときたぜ
こんな可愛い子に笑顔で言われたら誰でも落とせそうだな…
おっと一つ忘れてたな


「俺はユウヤ、宜しくな」


そういい少女を見た。


「ボクはユウキ!宜しくね!」


お互いに自己紹介が終わり俺たちは草原に向かった。


おっと?先約かな?
そこにはバンダナをつけたおっさんと俺と同じくほとんどデフォルトの奴がいた。
まぁどうでもいいか…


そして俺はユウキにソードスキルを教えていたのだが…こいつ元βテスターなんじゃないかってくらい覚えがいいし、ネットの体をリアルの体の様に動きやがる。


「ユウキ…お前、物分り凄くいいな…」


先にいたバンダナのおっさんはまだソードスキルすら発動できていない。
だがユウキは一回目は発動が出来なかったが二回目を試みると発動できたのだ。


「こいつは一種の天才だな」


そんな事を思いながら時計を見るともう5:02になっていた。


「ユウキ、俺は一旦落ちて飯食べに行くけどお前はどうすんだ?」


「ボクも一回落ちる事にするよ!あ、あとフレンド登録ね!」


そういいフレンド登録を終え、いざ右手で空中をスライドし、ログアウトしようとするとログアウトのアイコンが存在しなかった。


「ログアウトが…ない…?」


「本当だ…ボクの方にもない…」


「俺のテリマヨピザとジンジャーエールがぁぁぁぁああああ!!」


何らかのバグか?ログアウトが出来ないなんてバグが起きたら苦情が殺到するぞ…?
いや、運営にも関わってくるはずだ…
考えているとユウキが突然光に包まれて消えた


「ユウキ…!」


そう言った瞬間、俺の体が光に包まれ気がついたら始まりの街にいた。


「ここは…?」


ここは始まりの街だった。他のプレイヤーも転送されてきたのか凄い数のプレイヤーがいた。
一体何の為に…?


「ユウヤ!」


聞いたことのある声が聞こえて振り向くとユウキがいた。
こんな人混みの中でよく見つけれたなと思う
そう思っているとユウキが難しい顔で俺に質問をしてきた


「ねぇ、ユウヤこれは一体どうなってるの?」


「全くもってわからないな」


その答えは俺も凄く知りたい
だが…嫌な予感がしていた
俺の勘は良く当たる事が多い。
案の定、嫌な予感が的中した。


突然空が赤くなり物凄い数のWarningが出現し、赤ローブの男が出てきた


「プレイヤーの諸君、私のゲームへようこそ私は茅場晶彦。」


「なんだこれ…?」


俺は頭が真っ白になった。赤ローブこと茅場晶彦はこう説明した。


茅場はこのゲームの世界を操れる唯一の人物ということ
頭に装着されたナーヴギアが強制的に外されると信号素子のマイクロウェーブが脳を焼き尽くし死にいたるということ
そして、頭に装着されたナーヴギアを強制的に外された例があり、213人が死亡したとのこと
更に、ヒットポイントが0になるとゲームの世界で消滅し、現実世界でも死に至たるということ


「君たちが今いるのはアインクラッドの最下層、第1層だ。100層をクリアすればこの世界はクリアされ全員がログアウトすることができる」


なん…だと?
そんなこと出来んのか…?俺はβテスターだったが三ヶ月で第14層までしかいけなかったのに…
どう足掻いても安全にプレイしてたら3年はかかる。
それにヒットポイントが0になると死ぬ世界でボス攻略に挑む奴なんているのか?
βテスターの時は最初のボス、イルファング・ザ・コボルトロード戦で3回は死んでいた
もしあの時、現状が今と同んなじだったら俺はもう実際の世界でも確実に死に至っていた


「俺が死んでいた…?」


ヒットポイントが0になりポリゴン体となり消滅し、死ぬ自分を想像し、体が震えた。
そして、ヒットポイントが0になり他のプレイヤー達が消滅していくのを想像し


俺は怒りを覚えた
たかがゲームで死ぬだと?
ふざけやがって…!


「ユウヤ…」


突然服を引っ張られた。引っ張ったのはユウキだった
その手は震えていた。
そうだよ…いきなりヒットポイントが0になると死ぬ何て言われたら誰でもこうなる。


「最後に私からのプレゼントを用意した。アイテムストレージを確認してくれたまえ」


そう言われ、アイテムストレージを確認すると


「「手鏡?」」


ーーー手鏡を見た瞬間


「うわああああああ!!」


体が光に包まれたエフェクトがかかったと思ったら何にも体に異常はなかった。
と思っていた。


「君…ユウヤだよね?」


ん?目の前にすんげー可愛い女の子いんだけど?
幻覚ですか?お兄さんは頭が混乱しすぎて幻覚をみているのかな?
いや!間違いない!目の前に美少女がいる!


「お前…まさかユウキ!?」


何が起きてんだ!?そう思い顔や頭を触ってると髪の長さがデフォルトのアバターの短髪ではなく
若干伸びていたし髪型も変わっていた。


「まさか、現実の姿に…?」


そう呟いているとユウキがオドオドしながら周囲を見渡している。
なんだ…こいつ…可愛いな…


「可愛いな…」


ユウキに向かってそう呟くと俺の方を見て


「可愛くなんてないもん…」


そう言い赤面になって下を向いてしまった。
いかんいかん…こんな状況で俺は何を言ってんだ…


「それでは…チュートリアルを終了する…諸君らの健闘を祈る…」


周りはまだ混乱している。
泣き叫ぶもの、逃げ出すもの、次の町を目指すもの…

三つのうちお前はどれだと聞かれたら俺は3番目だ
ここら辺はモンスターがすぐに狩り尽くされる可能性がある為、一刻も早く次の町へ行ってレベルを上げたい

そうしたいのだがユウキがいるからすぐには決めれなかった


「ユウキ…聞いてくれ…多分あいつが言ったことは事実だ。ヒットポイントが0になれば死に至る。この先、お前はどうする?この世界ではレベルがもの言う。だからある程度レベルも上げといた方がいい。さっき会ったばかりだが俺達はもうフレンドだ。俺はお前を置いていけはしない。俺は次の町の安全ルートを知っているんだが…ついてくるか?」


そうユウキに尋ねた。実際は女の子にあんまり無理をしてもらいたくないという気持ちが強かったが
この世界はレベルがものを言う世界だ。だから多少はレベルを上げといた方がいいとも思う


「うん!ボク…怖いけどユウヤについてくよ!」


笑顔で俺にそう言った。
やばい可愛い…


「可愛い…」


口から思っていた事がこぼれてしまった。


「……」


ユウキはボンッという音が立っているんじゃないかと思う位顔を真っ赤にして俯いている。
このゲーム変なところでリアルだよな…あ、リアルと同じ姿になっているからリアルでしたね


まぁそんな事は置いておいて


「そんじゃ、行くかユウキ」


「うん!」


そう言って次のエリアへ向かった。




俺は忘れていない
俺の服を引っ張った手が震えていたことを
震えが俺に伝わったこと
これは茅場が与えた恐怖のせいだ。
俺は絶対に茅場をぶっ飛ばす。


そしてもう一つ俺は誓った







ーーーーーこの女の子だけは守ってみせると命に、心に誓った











 
 

 
後書き
「飯も今日からずっとこっちで食べないとな……」


「作ってみる?」


「お! 作れるのか?」


ボン!


「「だよね……」」 
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