魔法科高校~黒衣の人間主神~
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
九校戦編〈下〉
九校戦七日目(1)×朝鍛錬での珍しいお客と俺ら蒼い翼関連の秘密
大会七日目、新人戦四日目に突入した。今日は、九校戦メイン競技とも言えるモノリス・コードに新人戦予選リーグが行われる日でもあるが、観客達の関心は花形競技であるミラージ・バットだった。俺達の朝は既に知っていると思うが、毎朝の鍛錬は欠かさずやっていたが今日はいつもより遅い鍛錬をしていた俺だった。
昨日のマキシマムドライブ二回も発動させたので、いつもより疲労感が倍増されたようだった。エリクサーを点滴として治療したので、いつもより遅く起きたので鍛錬場所に行ってみると珍しい客が来ていたのを、鍛錬所に来る前に察知した。
「どうされましたか?一真様」
「どうやら鍛錬所に珍しいお客が来ているな、それもエリカやレオと言ったいつものメンツ達のようだぜ」
「人払いの結界をしているはずですが、なぜ来れたのでしょうか?いくら一真様が遅い起床だったとしても、誰かが人払いをするはずです」
「深夜達が関わっているらしいな、ま、行ってみるのが一番だ」
深夜達は俺らよりも早めに起きたので、部屋にはいなかった。そんで鍛錬所であるホテルの敷地内、随分前に幹比古と一緒に訓練していた場所で賊が出た所だ。俺らが行くと、国防軍や蒼い翼関連の者達は敬礼をしてから鍛錬をしていた。深夜、真夜、穂波さんに深雪がいた場所へ行くとなぜかそこには、真由美に摩利と十文字会頭。エリカ、レオ、美月、幹比古、ほのかに雫がいた。
「おはようございますお兄様」
「おはよう深雪。で?何でここにレオ達や会長らがいる訳?ここは普段から人払いの結界で、関係者以外立ち入り禁止なんだけど」
「私達がお願いをしたのよ、お母さんにね」
「私と十文字は、真由美に誘われた訳だ」
「俺もだ。ここに来てみると、国防軍や蒼い翼関連の者が早い朝からこんな所で鍛錬をしているなんて聞いた事がない」
「私とレオは、深雪に誘われたのよ。美月達の疑問を答えるなら、早朝に教えてあげるとかで」
そう言っていたので、疑問とは何だと聞いたら昨日出た赤白龍神皇帝や対ドウター戦についてだった。美月に幹比古やほのかに雫も、この事については無関係にしたくなかったと深雪が言ってから深夜に相談したんだと。そしたら友達に秘密を隠すのはどうかで、レオやエリカがこの前の会話にて出たメモリや対ドウター戦について知りたいと言ってきた。
「なるほどな。深雪やレオにエリカは分かるが、なぜ深夜や真夜が会長達を連れ出したんだ?俺に相談もなく」
「しょうがないじゃない、あの時一真さんは疲労で眠っていたから相談できなかったのよ」
「姉さんと同じで、娘に頼まれたんじゃ私達で隠し通せるもんじゃないからね。とりあえずここに来てもらえば分かるんじゃないかと思って」
「はあー、全く・・・・会長らにレオ達よ、今から言う事は箝口令を敷くぐらいの秘匿だから。他の者達に言わない事を約束できれば話してやってもいい」
全員一致で約束を守ると言ったので、とりあえず俺らは鍛錬しに来たのでそれが終わってからなと言ってから始めた。そしたらレオ達も体験授業のように付いて来るので、一緒に走り込みをする事となった。この辺りの重力を代えてあるが、俺らよりも早くここに来たのか慣れていたレオとエリカだった。
会長達と美月達は見学をしていたけど、筋トレやら剣術に関しての事を始めてから、三十分ぐらい経過してから鍛錬終了後に全員整列してから、ここにいる記憶共有者である国連軍の時の者とCBの者達に連絡事項を言った。
「全員整列、織斑少将に敬礼!全員休め!」
いきなり軍のようにして敬礼後に、俺の呼称について疑問に思った。俺の事を織斑少将と言った事で、深夜達も敬礼していたのでこれは何かしら意味があると悟った会頭らにレオやエリカ達だった。
「皆毎朝の鍛錬ご苦労、と言いたい所だが今日は何やら関係ない者達が、そこにいるようだが今更咎める事はないので安心しろ。昨日の対ドウター戦について、皆も知っての通り我らソレスタルビーイングが戦い勝った。が、昨日は邪魔者のお陰で俺はいつもより遅い鍛錬となってしまった。ま、二回目のマキシマムドライブの所為かもしれないが、俺はこの通りピンピンしているから平気だ」
「織斑少将の邪魔を止めれなかったのは我らの責務でありますが、今回は動けなかった事について真に申し訳ありませんでした」
「別に構わんさ、烈や玄信らが動けなかったのは事実であるが響子らが動いたお陰で何とかなった。そろそろアイツらが本格的にちょっかい所ではない事をしてくる可能性はある。対ドウター戦もいいが、今回の敵に関しても警戒は怠るな。諸君の職務を全うしつつ、邪魔する者がいた場合は排除しろ。ま、九校戦初日に言った言葉だがまあいいか。以上だ、解散!」
「織斑少将に敬礼!全員解散!」
各自鍛錬の汗を取るために地下温泉に入る者もおれば部屋にあるユニットバスに入る者もいる。俺達も本来だったらトレミーに行くが、今回はアイツらがいるためにこれから説明をしなければいけない。どうするかと思えば、だったらトレミーに招待すればいいんじゃないと言ってきた深夜に真夜だった。
なので特別に俺らの前線基地であるトレミーに招待してやった。鍛錬した者達である俺らとレオにエリカらは、大浴場に行って汗を流した。そして着替えてから、ブリーフィングルームに案内されていた会長達はこれから何が行わるか分からない状態のまま来ていた。
「待たせたな、それで?何から教えるんだ」
「対ドウター戦についての詳細と一真君が戦う時に纏う姿についてを」
「分かった・・・・フェルト。俺達がこの世界に来てからの対ドウター戦のデータを開示しろ」
『了解しました艦長』
それから俺達が今まで戦ってきたドウターについて話した。レオとエリカが使った量産型聖剣エクスカリバーについてや、メモリについてを語ったのだった。そして赤白龍神皇帝については、俺自身が変身して戦ってきた事もな。ほのかや雫らが使ったデバイスの一部には、俺らが使うメモリの力が入っていたと言ったら通りで見た事ない技術だと納得させた。
「なるほど、だからソレスタルビーイングは今で秘匿していた訳か。それを知っている零家や織斑家も、隠れながら戦ってきたという事か」
「だから私達では理解できない事をやってきた一真君なのね、時間を巻き戻すという事は魔法では出来ないものだわ」
「一真君の力は最早超能力者以上の力を持っているから、重いハンデを背負っていた訳か。そうじゃないと一瞬で終わらせてしまうため」
「でもなぜ一真さんは、皆が織斑少将と呼ぶんですか?」
「そうだよ。一真さんはCB関連の者なら、階級で呼ぶ理由が分からない」
織斑少将と呼ばれている訳については、まだ秘密にしときたいからまだ話せないがいつか話すと言ってから地上に帰したエリカ達に会長達と深夜達だった。残った俺と深雪に蒼太と沙紀は、トレミーブリッジに行き前回のドウター戦の話題から始まった。
「艦長、あの時はホントに大丈夫でしたか?二回目のマキシマムドライブをするとは思いませんでした」
「まあな。あの時邪魔しなければ、飛び蹴りで済んだんだけどな。大会委員会の魔法師には、きつく言っといたと烈が言ってた」
「俺達は俺達で仕事を果たしたが、ホントに喋ってよかったのか?」
「先程の事ですね、正直私もエリカ達や会長にほのかと雫らが自ら頼み込んできたので、真夜さんに相談をしたらいつの間にかあのような大所帯となったのです」
「私も驚きましたが、時がくれば教えるはずでした。横浜の時に教える予定ではありましたが、対ドウター戦がありましたから少し早まっただけでしょ」
「それに俺達が不老不死だという事も、いずれは知る事になるが今は今で影ながら一真さんサポートをするのが俺達次元パトロール隊第0課の仕事です」
少し話してから、そろそろ俺達も地上に戻ってから今日行われる事の準備をしていた。それに俺ら次元パトロール隊は、二度とこの外史を破滅にさせてはならないと誓ったからだ。一度目は、司波達也達主要キャラ全員を救助してから、外史は消滅への道となってしまったが、前回の敗因について考えたがやはりドウター戦で戦える魔法師が少なかったのだと思う。なので今回は、記憶共有者のバーゲンセール状態となり、次元パトロール隊第0課で守る予定だったがどうやら第0課以外の課からも応援として来れたように思えた。
ページ上へ戻る