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2.友人救出物語 〜ただし嫌いな人間はボコる〜

作者:クシャル
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貴様だけは許さん

 
前書き
ー白夜視点ー 

 
読者のみんな、久しぶりだな、禍 白夜だ。

現在ちょっと大変なことになってるんだよ、聞いてくれ。

主人公気質(名前なんて呼ばねぇよ)を撒いてヤクザを怒りのまま蹴り飛ばし帰ってるのは良かったんだ。

••••神がガチで殺しにきてる、冥府神でも這い寄ってくるのかな。

そんなこたぁどうでもいい、だがおかしい。

花瓶が降ってきたり包丁が落ちてきたり雷が落ちてきたり瓦礫が落ちてきたりガラスが落ちてきたり無人乗車の大型トラックが突っ込んできたり、極め付けと言わんばかりに人がまったくいない。

多分主人公気質は勇者召喚されただろ、だから俺はいらねぇ、そう思わないか?

異世界が滅ぼうがなんだろうが構わない。

俺はシャルを助けなきゃならん、約束したからな。

あぁ、ちゃんと家に帰れたぞ。

まぁ••••家に再度無人乗車の大型トラックが突っ込んできて爆発を起こして人間の俺は死んだけどな、肉体が滅びた。

結果的に、神の間なう、だがいくらまってもこない、いくら呼んでもこない。

これはあれだな、勝手に出て行けってことだな。

白「そうとなれば派手にぶっ壊さなきゃな‼︎」

ストレスが溜まりに溜まりまくってるんだ、次元一つぶっ飛ぶだろうけど俺にストレスを溜めさせた奴が悪い。

恨むなら俺じゃなく、そいつを恨んでくれ。

「ギャハハハハッ、よく来たなぁ禍 白夜ぁ‼︎」

白「••••••。」

「ったくよぉ、俺様がせっかくこの手で殺してやろうと仕組んだ罠をよぉ、ことごとく避けやがって。

この俺様に逆らうんじゃねぇよぉ‼︎」

白「あーはいはい、悪うございましたー。」

「まぁ、心優しい俺様は許してやるけどなぁ?

だが、ただとは言えねぇなあ、ちゃんと条件を満たしてもらわねぇと。」

白「俺はてめぇ様みてぇに暇じゃないからさっさとしてもらえませんかねぃ。」

「ああん?

てめぇ、誰に向かって口をきいてやがる‼︎」

白「うぜぇ、てめぇみてぇなクズは神の風上にもおけねぇよ、傲慢な人間と同じかそれ以下だなぁ?」

あぁ、おもしれぇ、こいつぁ、殺しがいがあるぜ。

首から上以外切り刻んで不変のマグマの中に突っ込んでやる。

口調が変わってる?

初めましてだな、俺は拷問好きな鬼神 白夜。

禍 白夜の別人格だぜ、人格が違うだけなのにどうして禍に負けるんだろうといつも疑問を抱いてるぜ。

不変のマグマっつうのは俺が生み出した拷問道具の一つだぜ。

基本的に神々に使うもんだ、身体を好みに切り刻んで再生する前にそのマグマの中に入れると再生せずに意識だけ戻る状態になる。

だから叫び声を聞き続けられるんだ。

あぁ、いくら俺が拷問好きだと言っても、ちゃんと好みはあるぞ?

俺が好きなのは悪人の拷問だな、善人には興味ない。

しかも自分の罪を分かっていない悪人を拷問するのが大好きだぜ。

「生意気な奴、ぶっ殺してやるよぉ‼︎」

白「はははッ、今の状態で帰れると思うなよ♪」




「ぃ゛••••••許じで••••。」

白「んだよ、もうくたばっちまったのか?

精神が弱すぎるだろ、所詮傲慢な神か。」

俺は人間の倍以上の痛覚で痛めつけられてたけど、こいつみたいになることはなかったぜ。

白「ま、鬼神なんで許さないしほっとくけどな、誰かに助けてもらえや。

さてと〜、外に出るかな〜。」

異世界に行くパターンだろコレ、人間の肉体は滅んじまったし、そのまま降りようかな。

『お待ちください••••。』

おぉう、誰かの声が聞こえるぜ。

白「誰だ?

俺はさっさと行きたいんだぜ、ほっといてくれ。」

『お待ちください、どうか私の願いを••••••。』

神ってのはどうして派手に演出するのかねぇ、光の中から女性が出てきたぜ。

白「い・や・だ、俺には俺の仕事があるんだっつーの。

お前の惚れた勇者サマにでも頼んで助けてもらえばいいんじゃないか?」

『お願いです、あの子だけでは世界を救えない。』

白「知らねーよ、世界が滅ぼうが支配されようが俺の仕事に支障が出ないなら関係ない。」

俺はどこぞの主人公気質と違ってお人好しじゃない、お人好しじゃない、大事なことだからな!

だから世界を救うなんてのんびりしたことやってられん、しかも主役は主人公気質だろ?

俺要らないよね、それに世界を救うなんて柄じゃねぇしな。

まぁ、個人的にこの女神が嫌いってのもある。

面食いだしふしだら(?)だし、••••よくわかんねーけどな。

『そうですか••••、では失礼します。』

あ、消えた。

しかも消える直前で笑いやがった、絶対何か企んでる顔だぜ。

きっとあの主人公気質を手助けすると言わなきゃ出れないんだろ、しかもあいつの顔からして力も与えず直行••••みたいな。

ぜってぇ言わねぇけどな、あんな奴に手を貸すぐらいなら俺が魔王をぶっ飛ばすわ、殺しはしない。

ただ••••••自分から死にたいと思えるようにするだけだぜ、それが俺のモットーだ。

白「さて••••、出るか!」

神が創った空間なんて、俺にとっちゃ豆腐だぜ。 
 

 
後書き
貴様だけは許さん、終わり。

人格:鬼神出ましたね。

鬼神 白夜

〜ぜ、口調で拷問大好き。

ものははっきりと言う性格で、弱者には(自分にとって)弱者だと言う。

常識はあるし、強者だと感じた者に対しては一応礼儀をはらう、かもしれない。

戦闘狂(強者限定)の一面もあるが、相手が嫌なら素直に身を引く。

悪魔のような尻尾あり。

たぶん2番目にわんこっぽい。

尻尾なし

尻尾あり


朗報です、白夜の人格全開放。

白夜好きが増えてくれたら喜ばしい限りです、感想・質問・イラスト(?)お待ちしています! 
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