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我輩は逃亡者である

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IF √T
  IF19

 
前書き
※IFです。本編18からの分岐です。嘘予告の√Tのようなナニかです。
※展開がかなり急です、えっ?ってなる。4話で終わりますが突っ込みはなし!

いや、ホントごめんなさい。以上のことを留意してご一読ください。 

 
いやー…うん、いつかこうなるんじゃないかとは思ってたんだけど。

「まさかスコールさんたちがクビになるとは」
「まったくよ…まあ仕事全然こなせてなかったもの、そりゃそうよね」
「スコールごめん…」
「クビになったものはもう仕方ないわ、気にしないでオータム」

しかし正体不明とされている組織がそんな一般企業のようなことするよね、そこに驚きだよ。

「まどっちはよく亡国が手放したね?」
「ああ、私か。いや手放そうとしなかったぞ?」
「え?なら何でここにいるの?」
「それはだな…」




▼▼▼▼



「スコール、オータム。あなたたちはあまりにも使えません。本日を持ってISを置いて出ていきなさい、今すぐに」
「…はい、わかりました」
「…わかったよ」
「おい待て、私はどうなるんだ?私もクビになるだろ?いやしろ」
「あなたという戦力を今の亡国は手放すわけにはいきません、他の部隊で働きなさい」

…ふむ、めんどくさいな。ここは翔にならうとするか。

「そうか。スコール、オータム待機状態のISを渡せ」
「はい、M」
「ちっ、おらよ」
「よろしい、M。私のところへ持ってきなさい」
「フッ馬鹿め!そら!そら!そぉぉぉぉい!」
「なぁ!?ISを投げ…っ!」

飛んでいけ!ゴールデン・ドーン、アラクネ!サイレント・ゼフィルス!
…ふぅ、それぞれ三方向に投げたが窓を突き破りいい距離飛んだと自負できる。

「さぁ、今のうちに行くぞ!スコール、オータム!」
「え?ええぇ!?」
「ちょっ、お前上代とやり方変わらねぇぞ!?」

知らん知らん!今は逃げるぞ!


▼▼▼▼




「ってことがあってな」
「おお、サイレント・ゼフィルスだけじゃなくて3つをそれぞれ別々のとこに投げるとはやるね」
「ふふん、そうだろう!」
「かーくん、そこじゃない。注目するのはそこじゃないよ!?」
「でスコール様、オータム様はこれからどうなさるので?」
「え、ええ。IS学園の講師に応募しようかと思ってね、履歴くらいならパパっといじれるし」
「でなんで束さんとこに来たのさ、てかどうやって」
「M…マドカに連れてきてもらったのよ。で用件もマドカのことよ」

この子の履歴をつくってもらえない?
そうスコールさんは言った…ん、つくる?弄るじゃなくて?

「あーそういうこと…まどっちの経歴全部消されてるんだね。うん、わかった。他ならぬまどっちのために束さんは頑張るよ!」
「でマドカさんはどうするんですか?」
「そうだな…姉さんたちと和解したい、織斑一夏に謝りたい」
「復讐はいいの?」
「シュールストレミングでスッキリするどころかやりすぎた気がしてきがもう引ける…」

そうか…そうだよね、もとからファンタで怒りを納めれるんだしあれで満足できたならよかった。

「じゃあまどっちの経歴は1からつくっとくよ、しっかり普通のをね」
「感謝します、篠ノ之博士」
「まどっちのためだし君に感謝される謂れはないよ」
「束先輩感謝くらい普通に受け取ろうよ、じゃあマドッチをお願いします」
「ええ、任されたわ」

そういってスコールさんたちは帰っていったが…強く生きてほしい、いや何だかんだで普通に教師になりそうだが。正直そっちの方が似合ってそうだし楽そうだ、スコールさんの胃的に。


「あ、IS学園で思い出したんだけど二人にお使い頼んでいい?」
「んー何ですか?てかIS学園で思い出すこととかその時点で嫌なんですが…」
「いやいや、話を聞いてよ」

え?一週間後に暮桜のコアを盗ってきてほしい?無茶いうな!?
え、くーちゃんと一緒なら大丈夫とか言われても…はぁわかりました行きますよー。くーちゃん二人でお出かけだよ!

そんなこんなでIS学へ向かうことへとなった。もうあそこは行きたくなかったんだけどなぁ。


――因みにその3日後スコールさんたちは普通に就職出来たそうな、今までにつくったコネとか色々使って。マドッチも結構すんなり受け入れられて今は織斑千冬と距離を測っている最中みたいだ。織斑一夏は普通に受け入れたとか…うん、器デカイよね彼。


▽▽▽▽

ふふふ、何だかんだで手助けしてくれるよねかーくんはさ。そのわりには束さんにお願いすることと言えば部屋を片付けろとかそんなことばっか…これでも世界一の天才なのにねぇ。かーくんとくーちゃんだけは私をそのままで見てくれる…まあある意味同じステージにいるちーちゃんを覗いて。それでもそのままで見てくれるのは二人だけだ。出来たらこのまま三人でいれたらいいなぁ…


▼▼▼▼


「わたくしの料理が不味いですって!?」
「いや、不味いとかそういうのじゃなくて普通に食ったらヤバいレベルだぞ。私もファンタを飲んでなければ死んでた」
「バカか…!?こいつは兵器なんて枠じゃ収まらない代物だぞッ!」
「いやファンタ飲んだからって大丈夫なわけないでしょ…」
「ラウラさんはいくらなんでも酷すぎですわ!?」
「なら食ってみろ鈴、ラウラ。いや他の誰でもいいが」

私がそういうと皆が私とセシリア…正確にはセシリアの料理のようなナニかから円を描くかのように離れた。

「皆さん!?」
「ふむ…セシリア、味見したことはあるか?」
「いえ?ありま…ふご!?げふぅ!」

味見したことはないとかほざこうとしたのでセシリアの兵器…料理を口に突っ込んでやったらセシリアも倒れた。よかったな舌は正常なようだぞ。

「ううっ。ここ、これは駄目ですわ…わたくしこれからは味見をして料理をつくります」
「そうしろ」
『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』

セシリアが料理に対して改心したところ周りから歓声が聞こえた…織斑一夏なんて両腕を頭の上で振り回しながら跳ね回って喜んでるぞ。ええい、抱きついてくるな!暑苦しい!なに?これでセシリアの飯を食う度病院に行かずに済む?
いや、箒やシャルロットも鈴もラウラも目に涙を浮かべつつ抱き合ってるが…今までの被害状況がわかるなこれ。




――こうしてIS学園の脅威は一つマドカの手によって葬られたのであった。






▼▼▼▼


ちっ、Mには逃げられましたか…しかし頼るとしたらMに興味を示したという篠ノ之博士でしょう、だとしたら深追いをするのは得策ではない…のですが。
彼女と最近共に行動してるという男性IS操縦者 上代翔の家族がいつまでたっても見つからない。
ふと思い立ち本気で経歴をデータを調べつくしたところ…

「くふっ、フフフフフフハハハハハ!何ですかこれは、アレの全てが偽りだったなんて!ああ、あんなモノ男性操縦者どころか人間であるかすら怪しいじゃないですか!」

ああ試験管ベイビーはドイツくらいしかやっていないと思いましたが…コレはもっとたちが悪い。

アレらに近いモノを作り上げようだなんて!
上代翔が篠ノ之博士と織斑千冬に近づけてつくられた人間だなんて…ああ、これを使ってみるのも悪くないですね、フフフフフ!

「私達亡国機業は世界のバランスの、平和のため篠ノ之束を消すわ」

貴女が居れば世界はどんどん歪んでいく、それを止めるためにもコレは使える。正面から立ち会っても勝ち目は0。なら貴女の周りから貴女を否定けしていってあげるわ…!


じゃあ準備に取りかかりましょうか。悪く思わないでね上代翔、世界のためよ。 
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