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償い(逆行物)

作者:
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日常生活【3】

 
前書き
いや~最近暑くなってきましたね。
近畿は30度ぐらいでかなり暑いです。
え?さっさと始めろって?痛い、痛い分かったから石投げないでっ。
それではどーぞ…(´・ω・`)ションボリ 

 
ー翌日

「失礼します。○○先生はおられますか?」登校してすぐ、職員室に向かった。先生に推薦を受けると伝えるためだ。先生は、2週間以内と言っていたが早い方が良いだろう。
「あら、マヤさんどうしたの?」
「昨日の進路相談の事で…」
「あぁ、それなら奥の応接間できくわ」そう言って奥に案内される。

「それで貴女はどうしようと思うの?」
「はい、私は推薦受けようと思います」
「!」
先生は私が蹴ると思っていたのだろう。
「でも、サラさんと同じ学校じぁなくても良いの?」確かに、二人一緒の方が良いのかもしれないがそいするとシナリオが狂う。
「はい、この推薦受ければ、学費は学校が出してくれますから。親の貯金じゃ私達二人とも大学まで行けないですし」今は、少しでも優秀な生徒を集める為に、推薦を受けると学費を払わなくても通える大学が3~4個ある。学費だけなのでその他の費用は、自分で出さないといけないが。実際貯金で大学まで行けなさそうだったから、去年は、バイトをしようかなと言う話しをしていた。ふと、
(あれ?サラは父さんの貯金て言ってたけど、どこにあったんだろう)私が逆行してきた時にはサラが通帳を持っていたが家は、5年前に沈んでおり、10年近く空だった父の実家にそんなものがあるはずない。
(んー、サラ(神)のことだし気にしたら負けね)
「…ャさん、マヤさん」
「へ?はいっ」
「どうかしたの?」
「い、いえ何でもありません」アブナイ…考え事をしていた。
「そう?
…でも仕方ないわね。学費となると…でも高校に入って推薦を狙えばいいじゃない」
「その方法もありますけど、次また推薦がもらえるか分かりませんし、それに学費出してくれる学校て殆どないですから」
「それもそうね…じゃあ推薦受けるってことでいいのね」
「はい」






ー廊下
「もう授業始まってるから急がないと」一時限目は英語、NERVに入るには必要だったしペラペラだけど不思議がられるので単語を繋げた文を片言で言えるぐらいに抑えている。
[ガラガラ]
「遅れてすみまs「あっ!」ん?」私の周りクラスの皆が集まってきた。

「ねえねえ、推薦うけたの!?」
「東大でしょ?」
「すっごーい!」
「さっすがマヤっ」

「何で知ってんの…」
(まさか!)サラの方を睨む。
「てへっ☆」
(ムカッ)
どうやらクラスメイト全員にバラしたようだ。
[ポカッ]とりあえず、一発殴る。
「痛~。なにすんのよ~」涙目で訴えるサラ。
「なにすんのは私の台詞よ!なんで言ったの!」
「(だって皆に祝ってもらった方が姉さんもうれしいかと)うっかり言っちゃったなんて言えない…」
「本音と健全が逆になってるわよ(-_-#)」成績が良いからって私を嫌っている人だっているのに…
「でも意外ね~昨日聞いた時は、断ると思ってたのに」ニコニコしたナゴミが息を切らして教室に入ってきた。さっきまで走っていたようだ。…?
「サラから聞いた時は、驚いたわ~あっサラ、一応2年のクラス全部には伝えたから」
「ありがとうナゴミ。やはり持つべき物は悪友ね」
(おまえら共犯か~!)


ー昼休み、屋上
「マヤ~そろそろ機嫌直しなよー」
「姉さん、いつまで拗ねてたって過ぎたことは変わらないわ」
「あんた達が言うな!」
私は授業終了のチャイムと共に屋上に逃げてきた。サラとナゴミもついてきたけど…
「てか、クラスの数人に言うならまだしも、なんで全クラスに広めたのよ」
『だって面白そうだったから』みごとにハモってる。
「私が教室に居ずらくなるじゃない!殺意のこもった目で見てくる人もいたのよ?卒業するまでに殺されるぅー」大半の子はおめでとうと祝ってくれたけど私の事が気に入らない子は授業中にも嫌がらせをしてくる。無視してるけど。
「大丈夫、あなたは死なないわ」
「へ?」
「死んでもドンマイよ」
「そんな!この世界に愛は無いんですか!」
「ないわ!」
「まさかの無い!ひどいよサラ。私絶望してもいい!?だって愛って人間が生きく理由の切り札でしょう!?」
「そうね。絶望したいならお好きにどうぞ」
「そんなーナゴミまでー」最近二人の私に対する態度が冷たい気がします。シクシク嘘泣きをする。
「ま、冗談は、この辺にして」今のが冗談ならひどすぎるとおもいます。
「マラ、サラもうすぐ授業が始まるから急ぎましょう。卒業するまでの1年間今まで以上に楽しまないとね(ニコッ)」さっきの冗談が無かったら感動してるだろうなー。
[キーンコーンカーンコーン]
「あっヤバイ!姉さん早く」
「ちよっとまってー」
ナゴミの言う通り今は、この日常を楽しもう。未来の事はまた後で考えればいいんだから。(よくないけど)








この1年間はとても濃かったきがする。クラスの友達と夏祭り(年中夏だけど)にいったり、学校でクリスマスパーティー(暑いけど)をしたりした。その他にも、しつこい、いじめっこ(?)を私とサラとナゴミで撃退したり、ナンパやチカンをしてくる変態(不潔な奴等)を素巻きにして警察署の前に転がしておいたり楽しい?事が沢山あった。
あと、大学の面接とかかな。
他には~あっ!そうそうナゴミがサラと同じ学校を志望してなんと受かりました~(パチパチ)
私も一生懸命勉強をおしえたかいがあります。元々サラは覚えが良いのに勉強をさぼるから成績があまり良くないだけで、勉強の楽しさを教えたら私、サラに続いて学年3位まで登り詰めました。才能って怖いですね。
「気がつけば、もう1年がすぎました」

「姉さん、なにを言っているの?」
「しーっサラ、マヤも色々と大変なんだから邪魔しちゃダメ」
「もう終わったから大丈夫よ」
「ちょっとトイレ」サラが青い顔で出ていった。二日目かな。
ちなみに今は私達の家でミニお別れ会をしています。明日は、卒業式だからってナゴミが家にやって来た。お別れっていっても私は、この家から大学に通うんだから休みの日は、家にいるんだけど。
「あ~あ、もう卒業か時が経つのは早いなー」
「ナゴミ年寄りみたいよ。ところでナゴミってどこに就職するか決めてるの?」
「うーん。今はまだ決めてない。そう言うマヤは?」
「私?私は特務機関NERVに入ろうと思ってる」
「えーNERV?怪しいとこ選ぶのね?」実際怪しいどころではないんだげどね。世界滅ぼそうとしてるし。
「でも私達のお父さんそこの関係者だったのよ」
「ごめん…」
「いいよ、非公開組織なんだし怪しまれてもおかしくないし」
[ガチャ]
廊下に繋がる扉から青い顔をしたサラが出てきた。
「遅かったじゃない、サラ」サラが部屋を出てから5分以上たっていた。
「仕方ないでしょ、二日目なんだから…ところで何の話しをしていたの?」やっぱりそうか。
「将来どこに就職するかって話し。サラはどうするの?やっぱマヤとおなじNERV?」
「そのつもりよ」
「ふーんじゃあ私はその対となる日本政府の内務省にでもはいろうかしら?」
(日本政府内務省…ゼーレ!?)
『そこは、絶対だめ!』
「へ?どうしたの?二人共…」
「ご、ごめん。でもそこは、絶対だめ下手したら消されかねないから」加持さんみたく…ま、その点に関してはNERVも、同じか。
「そ、そんなに危ない所なの?」
「NERVもだけど機密情報を扱っている所は危険よ。とくに日本政府は」本当は、日本政府がNERVの敵になるかもしれないからだけど。
「ナゴミ、貴女もNERVに入れば?」
「そうしようかなー」
「ちょっ!サラ」サラもNERVの最後を知っているはずだ。戦自により九割以上の職員が無差別に殺されたことを…サード・インパクト直前まで生きていたのは、発令場のオペレーターぐらいだった。
(私達はその悲劇を変えるために戻って来たんでしょ)コソコソ
(それは、そうだけど…)コソコソ
(それに、死ぬ時は皆一緒よ)コソコソ…また物騒なことを。まぁ、その通りだけど。
「どうしたの?」
「ううん。なんでもない。もしナゴミも入るなら私が先に入社してある程度の地位までいけたら二人を採用してもらえるよう頼んでみようか?」
「ありがとうマヤ。考えてみるわ」ナゴミが入社してくれるのは嬉しいけどできれば入ってほしくない。



「もうこんな時間。そろそろ帰るね」時計をみると5時半過ぎだった。私も夕飯の準備をしないと。
「帰り気をつけてよ。またナンパされるかもしれないし」
「大丈夫だってマヤには劣るけど体育の成績は良い方なんだから」ちなみにサラは真ん中より上ぐらい。前世では苦手とゆうか、訓練意外の体育の授業は参加していなかったらしい。
「じゃ、二人共また明日」
「さよならー」
「バイバイ」


さて、いよいよ明日は卒業式。もう既に『人類保完計画』の案が出ているだろう。私達二人にサード・インパクトは止められるのだろうか…いいや止めなければならない。



ー翌日
『これより西暦2006年度卒業式をはじめます』
[チャーン♪チャーン♪チャーン♪]
『祝辞の言葉。校長先生おねがいします』
「祝辞の言葉。皆さんご卒g……………………………………………………………」





『これにて西暦2006年度卒業式を終わります』
「ZZZ…」
「ふぁ~ようやく終わったー」ナゴミが大きくけのびをする。
「ZZZ…」
「ここの校長先生の話し長いもんね。ってサラ起きなさい(ペシッ!)」
「(ハナフーセンパチン)…おはよう。あれ?もう終わったの?」
「貴女卒業証書授与の後からずっと寝ていたんでしょ…内申書に書かれるわよ?」サラは、集会や式の時は必ず寝ている。
「問題ないわ」全く反省していないようだ。
「あっははは!サラらしいね」
「ナゴミもなんとか言ってよ~」誰がいっても無駄だろう。あっ、碇司令やシンジくんなら効果はありそう。



ー校門
[ワイワイガヤガヤ]
「バイバーイ][マタネ~]
「サラ、ナゴミ私達もそろそろ帰りましょ」
「そうね。みんな~またねー」
「さようなら」また会えるかもしれないのに…
え?お別れパーティはしないのかって?まだみんなそこまで余裕ありませんよ。
「ナゴミ今日夕飯たべてく?」
「お言葉に甘えるわ」
「今日はおめでたい日だし張り切ろー」
「私も手伝うわ」ナゴミの料理の腕前はかなりのものだ。
「なら、私m『サラは買い物お願いね』…はい」サラを台所に立たせてはいけない。それは、暗黙の了解だった。
サラの作る料理は見た目も香りも良いのに不味い。舌が痺れたり、腹痛になったり数日間食欲が失せる。ナゴミも被害者だ。


ー自宅食後
「マヤ、今日泊まっても良いかしら」
「うん良いわよ」
サラの家は父子家庭で父親は、海外で勤めているためよく私達の家に泊まったりしている。生活費と学費は送ってもらっているそうだが一人暮らしと変わらない。
「ねぇ、サラの家って此処から結構離れているでしょ」前にいったことがあるが、電車を使って30分ぐらい掛かる。
「うん。家から一番近いのがあそこだから」今ではかなり復旧しているが2005年までは、学校の数が2000年前の半分ぐらいまで減っていた。理由は、教職員が足りなかったからだ。
「ならさ、私達の家に一緒に住まない?」
「へ?」
「それ、良いわね」サラも賛成のようだ。
「えっ!何で?私は嬉しいけど」
「私の家からじゃ第2中央高も近いしね」
「でも迷惑じゃ…」
「私は迷惑とは思わないよ」
「サラh「問題ないわ(キリッ)」…」
「じゃあせっかくだしお世話になろうかな」
「あっでも生活費は割り勘ね」
「それくらい分かってるわよ」                             
新たな同居人ができました♪え?ナゴミのお父さんの了解を得たのかって?ナゴミパパはマダオ(マるでダめなオとうさん)だから一発O~Kでした。



ー数日後
今日は、第2東大の入学式。ちなみに高校の入学式は数日前、もちろん私も行きました。保護者として。式中周りから多くのの視線を感じました」
「姉さん声に出てるわよ」
「いけないいけない」この前、解説は心の中でしてって言われたけどついつい癖が。

「あっ!そろそろ行くわ」此処からは、高校より大学の方が離れているので二人より私の方が先に家を出る。
「逝ってらっしゃい」
「気をつけてね」
ん?サラの言葉に不吉な感じがしたんだけどきのせいよね。
「行ってきまーす」
さーて、今日も元気にいきますか。

ー第2東大付近(駅)
[ガッタンゴットン]
「ふー、ラッシュの時間帯はキツいな~」ここ長野県第2東京市は現在日本の都市なので人口が密集している。東大は、その中心部にあるため電車はいつも満員。ここまで毎日通学しないといけないと思うと気分が沈む。
中央高校は何故か中央なのに中心部から少し離れているのでここよりマシだろう。
「あっ急がないと」改札に向かう人の波に流されなんとか出れた。
時間はまだ少し余裕がある。せっかくだから学校の周りを歩こう。

「懐かしいなーってまだそんなに経ってないか」前世から数えるとここは5年ぶり。いまも、大学時代の記憶は、はっきりと覚えている。

…!誰か来た。あれは…
「…今日は新入生を迎える日だから早めに来るよういわれたでしょ!?」
「大声ださないでよ、頭が痛い」
「夜まで飲んで二日酔いとは情けないわね」
「う…てか、なんでアンタ嬉しそうな顔してんの?毎年メンドクサイって愚痴ってたのに」
「興味のある子が入ってきたのよ。フフッ」

げっ!先輩…赤木さんに葛城さん!?
(あ~やっぱ興味のあるのって私の事かな…なんか怪しい笑みを浮かべてるし…)ま、東大に16の子供が入ってきて興味を持たない人は少ないだろうけどね。


「貴女こんな所でどうしたの?」
「へ?(い、いつのまに…)」後ろを振り向くと赤木さんがいた。なんで?さっきまでそこに居たはず
私は少し見上げる感じで赤木さんをみる。ちなみに今の身長は153センチと低い。前世でも身長が大きく伸びたのは、高校生ぐらいだったから気にしない。
きっと私を中学生か高校生と思っているだろう。
「リツコ~どうしたの?ってこの子は?」
「私もさっきあったのよ」
「私は、入学式まで時間があったからちょっとみて回ってて」
「てことは、新入生?にしては…「貴女伊吹さんね」リツコ?」
「あっ、はい」なんでそこまで知ってるんだろう…けど先輩なら納得できる。
「リツコどう言う事?この子中学生か高校生ぐらいじゃない」
「中学生が跳び級したって噂聞いたことあるでしょ?」
「えっこの子が!?」

[ワイワイ]
「あのぉ、そろそろ入学式が始まるんですけど」
[ヤイヤイ]
「私行って良いですか?」
[イーノイーノ]
「はぁ、もう行きます」一応メモを二人が気づきそうな所に貼って私は会場に向かった。




ー20分後

「あっそうゆうこと」
「納得するのに時間かかりすぎよ。もう入学式が…(ピキッ」
「リツコ?」
「ミサト急いでとっくに始まってるわ!」
「え!?てかさっきの子は!?…イナイ」
「あら?こんな所にメモが」
『すみません。もう入学式が始まりそうなので先に失礼します 伊吹』
「私達何分言い合いしてたのかしら…」


その後二人は盛大に遅刻し、お目玉をくらったそうです。 
 

 
後書き
ついに、あの二人が登場しました。
ここからは、あまりサラ、ナゴミは出てこないかもしれません。
あと作者は、高校の入学式や大学の入学式がどのように行われているのか全く分からないので(これで年齢バレタかな?)適当です。ホントすみません。
ゴールデンウィークは暇なので(部活はやってるよ!新入生だからあまり行かなくていいだけさ!)もう一本投稿頑張ってみます。
それでは、次回もサービス、サービスぅぅぅぅ
 
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