| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『ひとつ』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『愛の証』


本当の正解ってのは、間違わなきゃ出なかったりするでしょ?

本当の喜びってのは、哀しみを知ってなきゃ解らなかったりするでしょ?

君達が居て、アナタ達が居て、僕が居て、そして初めて解ることがあるように...

楽しく笑い合った日も、哀しく泣き明かした日も、喜びを分け合った日も、悔しさ噛み締め怒りを分け合った日も...

ぜんぶぜんぶ、丸ごと僕達の愛の証。
愛しくて愛しくて抱き締めてたい。
手放してしまうと生きてけない程の日々。

誉められた過去なんか少しも無い。
だからほら、誉められたりなんかしたら困るんだ。
君達みたいに僕は綺麗じゃ無いから、みっともない八つ当たりもしたよね。
今なら素直にごめんねって言えるのにね...

パトカーに追われフェリー通りを瓦町駅迄突っ切って、あの頃は怖いものなんか無くて、其れでも君達を失うことは怖かったんだ。

そんなこと恥ずかしくて言えなかったけど...

何処でもたむろって馬鹿やって、警察おちょくって、其れが楽しかったなんて、今の僕達が過去の僕達を見たら呆れて笑えないかな...

ぜんぶぜんぶ、丸ごと僕達の愛の証。
愛しくて愛しくて抱き締めてたい。
手放してしまうと生きてけない程の日々。

 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧