| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『ひとつ』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『愛娘』


貫くこと
其れは
強く在れると
同時に
弱さも生む

逞しく
そんなの
難しいのは
解ってた

それでも
無理だと自分が
決めたら
おしまいだと

終わらせない
負けない
何が何でも
負けない強さ
其の意地は
貫けって
貴女が言った

何が強さで
何が逞しさで
何の意地なのか
解らないまま
突っ走った

こんな処迄
来たけど
失ったモノは
大事なモノばかり
要らないモノは
何も無かった
けれど
残ったモノも
大事なモノ...

其れらすべて
守ってくなんて
到底無理だ
其れはきっと
私自身の弱さだ

ワガママに
なっちゃいけない
場面てのは
必ず在って其れを
解らずに
一方的な愛情で
連れ回すのは
間違いで...

後悔なんて
毎日の様にしてる
でも其れは
間違いだと解ってる
だからこそ
最後の愛情表現

最後に私が与えた...
最後の私からの愛

可愛い可愛い
アナタを
手放した選択
其れは愛

どうかどうか
笑ってて...
愛溢れた
あの家庭で...

許しなんて
乞わない
すべて受け入れる

ただただ
笑顔の在る日々を
過ごしてるなら
私は報われる

愛してる
永遠に...
私の...

今夜も夢で
逢えたら...

 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧