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『ひとつ』

作者:零那
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『メランコリック』


雨が降るとそれだけで憂鬱
雨音を聞くだけで憂鬱
いつまでも在る
雨に纏わる記憶のせい

また今年も雨の時期
雨が過ぎれば夏の憂鬱
いつまでも在る
夏に纏わる記憶のせい

憂鬱に塗れてしまう
その前に逝かせて
油断するとスグ願う
いつでもどこかで
生きることから
逃げてる僕がいる

僕の憂鬱は
僕が終わる迄続く

こんな真夜中過ぎの
朝方近くは脳が
騒いでるの
時刻は午前4:15
僕は悪魔になりかけ
天使の寝息に救われる

僕の憂鬱は
僕が終わる迄続く

憂鬱に押し潰される
その前に逝かせて
油断するとスグ願う
いつでもどこかで
生きることを
諦めてる僕がいる

僕の自由は無い
そして憂鬱に
終わりは無いと知る

 
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