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13章・・・訪問した先に
前書き
凛の情報頼りに武器を探すことになった。
弓の情報が未確定なのが気になるので、銃の使い手師範がいる人を探しに行くことに。
13章・・・訪問した先に
真っ先に起きたのは秦。
竜の親変わりか。俺は親なんていなかったからな。
「にゃぁおきろにゃ!竜!朝」
「・・・うるさい。朝から騒々しいな。」
と雫が竜を起こしに。
「さて起きたし、腹ごしらえしていくぞ」
「ずいぶん、生きいそぐこと。慌てんでも」
「さて、どこからいこう。」
「弓の手がかりが不明だし、銃使いの人に会いに行こう。」
「祠は、後からでもいけるしな」
「西の方角だっけ。ところで・・・西ってどっちにゃ?」
「へ?←こっちの方角だ。」と指をさして教える奏多。
「にゃあ!あ、小屋がもしかしてその・・・持っている人かにゃ!」
「駆け足でいく!」とすばしっこく走っていく雫を負う秦たち。
~走行しているうちについた一向が待っていたのは
「そろそろ来るところだと踏んでたよ」
「おいちょっとまてって走るの早いよ。」
「・・・お前は誰だ」 竜は構える
「私?銃の使いの宗治と申す。」
「宗司様?あなたが噂の」 と秦はその人を知っているように答える。
「王国の近くに塔ができたのみて、そろそろ私のとこに来るのでは?と思っていたとこだよ。」
「そこの男は、武器をしまえ。」
「(すっとしまう) その銃いや、行方不明の弓の情報を知っているか」
「弓なら、その裏山に保管してある。」
「ならその裏山にいこう」
「そこの剣を使っている者よ。名はなんと申す?」
「竜という。」
「ならば私とお手合わせを。何死なせはしない」
「構わない。」
「ほかの皆は下がったほうがいい。」
「こちらも剣でいこう。」
「銃は?」
「銃だと意味がなかろう。私は、そなたの本質を見たいんだ」
「・・わかった。」
「ルールは?」
「至ってシンプル、先に取ったら勝ちだ」
二人は対峙した。
「審判は要らぬ。皆下がっていてくれ。」
「わかった。」
「竜、行くぞ」
「かかってこい」
・・・竜は、剣を抜き 宗治に斬りかける。
が宗司斬りかけて避ける。
「どうした?。竜、こんなもんか。そんなもんならこちらからいくぞ」
・・・光の速さで斬りつける宗治。避けるのが精一杯な竜。
「はぁはぁ。まだまだぁ」
「息が上がっているようじゃこの私に一本は取れない。そろそろ決着つける」
「何!・・」
油断する隙に一本取っていった。
「竜!!」 竜は膝をついて、気を失ったように倒れた。真っ先に秦は駆けつけた。支えるように隼人が肩を。
「大丈夫。峰うちだ」
「・・・さすがです。宗司様」
「筋はいい。弓を渡してもいいが。一つだけ条件がある。」
「条件?」
「私もその討伐に行かせること。それと竜、そしてそこのボーガンの女。」
「失礼ね、名前くらいあります。レイっていいます。」
「その二人、どうせ武器の扱いも慣れてないのだろ。私が修行してやろう」
「そうねぇ。この武器の使い方わからないし、ちょうどいいわ」
「そこの竜とレイは修行だが、お前たちは祠にある武器をとってくるがいいが」
「が?」
「あそこには、魔物が居るとの噂があるんでな。何にも、武装していかないとやられる。」
「魔物ですか。」
「ああ、いずれにしろ日はだいぶ経っている。詳しくは夜明けにでも。」
気が付いたら時間が経過していて辺りは暗く日は沈んでいた。
「条件はわかりました。我々はどうすれば?」
「倉庫に私の武器がある、それを使い方教える。それを使って取ってくるがいい」
「にゃぁぁ。ねむいにゃ・・・」
「おっと、もう夜も更ける。続きは日が明けたらの」
一向は、宗司の一軒家近い小屋に寝ることにした。
続く
後書き
宗司という師範がこの物語のカギとなるキャラです。
来週は宗司が中心の話。 洞窟の話は次の次かな。 次回は武器修行の話となります。
これを書いている前に好きな藤原ここあさんという漫画家さんがなくなった情報をきいてただ呆然としてましたがなんとかきあげました。絵柄も好きでして温かい作品でした。時折、全巻を読み返しております・ご冥福をお祈りします。
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