FAIRY TAIL ある神使い達の伝説
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第十八話***オープニングゲーム
前書き
隠密はほとんど原作通りになる予定です。
X791 ドモス・フラウ 闘技場
ざわざわ ざわざわ
観客席がざわめく中、一際響く実況。
<予選通過のチームも残すとこ、あと2チーム!!>
この言葉に
「あれ…一つは剣咬の虎だろ?」
「もう一つは何だ?」
「さあ」
「他に有名なギルドなんてあったか?」
観客席は疑問の声やクエスチョンマークをあげる。
ここに来る前に[謎の魔力]の存在を聞いていたエルザは、警戒心を強めた。
<さあ!!予選2位のチーム入場です。
おおっとこれは意外!!!! 堕ちた羽の羽ばたく鍵となるのか!!?
まさか!!!まさかの…>
ザッ、ザッと音を立てて進むチームの姿を見て、いろんな場所で驚きの声があがる。
<妖精の尻尾Bチームだぁ!!!!>
「何ーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!?」
「姉ちゃん!!?」
「ガジル!!!」
「ジュビア!!!」
「ラクサスとか反則でしょーーーーっ!!!!」
「妖精の尻尾がもう1チーム!!?」
妖精達と観客が驚きの叫びをあげた。
他ギルドが驚きの呟きや誉め言葉をかける。
観客席では、「何故妖精の尻尾だけ2チームも残ったのか」という驚きの声があがった。
実況の説明が入る。
<いやー今回からのルール改正により戸惑ってる方も多いみたいですね、ヤジマさん>
<ウム…今回の大会は各ギルド1チームないし2チームまで参加できるんだよなぁ>
観客席では、
「かーーーーっはっはっはっ!!!!見たかーーーーっ!!!!これが妖精の尻尾じゃーーーーっ!!!!」
と妖精の尻尾マスターが叫んだ。
<決勝では各チームごとの戦いになる訳ですが、同じギルド同士で争う事ができるのでしょうか?>
<大丈夫じゃないかね、あそこは>
<でも…ちょっとずるくない?例えば、各チーム一人ずつ選出して争う競技があったとして、妖精の尻尾だけペアで戦えるって事よね?>
ジェニーが最もな意見を言う。
<100以上のチームの中、決勝に2チーム残った妖精の尻尾のアドバンテージという事ですね>
<これは有利になったねぇ、マー坊>
<マー坊?>
「そっか……だから参加チームの数が多かった……」
説明を聞き、ルーシィが呟く傍ら、ナツが進み出る。
大きく息を吸い、叫んだ!!
「冗談じゃ、ねぇっ!!!!
例え同じギルドだろーが勝負は全力!!!!手加減なしだ!!!!
別チームとして出場したからには、敵!!!!負けねえぞコノヤロウ!!!!」
ガジルがそれに答える。
「望むところだよ、"予選8位"のチームさん」
「ぬぐっ…」
痛いところを突かれ、ナツはうめいた。
実況の声が響き渡り、歓声がさらに、さらに大きくなる。
<さあ、いよいよ予選突破チームも残すとこ、あと一つ。
そう!!!!皆さんすでにご存じ!!!!
最強!!!!
天下無敵!!!!
これぞ、絶対王者!!!!>
今までで一番大きい歓声、高いテンションの実況。
それに包まれ、王者が入場する。
<剣咬の虎だぁ!!!!!>
四人の滅竜魔導士が集まる。
「出てきたか」
「楽しもうぜ、ナツさん」
「何、ガンたれてんだ、コラ」
「ガジル」
観客席では、一人の少女が祈り、二匹のエクシードが応援していた。
「頑張ってください……ユキノさん」
「頑張ってくださーい!!!スティング君!!!」
「フローも応援するーーーー!!!フィーネもしようよ!!!」
「そうね、レクター、フロー……頑張ってください、剣咬の虎」
<これで全てのチームが出揃った訳ですが、この顔ぶれを見てどうですか、ヤジマさん>
<若いっていいねぇ>
<いや……そういう事じゃなくて>
闘技場の一角がせり上がる。
出てきた石板に書いてあったのは、
<では……皆さんお待ちかね!!!!
大魔闘演武のプログラム発表です!!!!>
大魔闘演武のプログラムが刻まれていた。
歓声があがる。
「一日に競技とバトルがあるのか?」
<まずは競技の方ですが、これには1位~8位までの順位がつきます。
順位によって各チームにポイントが振り分けられます。
競技パートはチーム内で好きな方を選出する事ができます。
続いてバトルパート、こちらはファン投票の結果などを考慮して、主催者側の方でカードを組ませてもらいます>
「え?」
「勝手にカードを組まれる……ってことは」
「競技パートとバトルパートが連続して行われる可能性もある……って事か」
<バトルパートのルールは簡単!
各チーム対戦していただき、勝利チームには10ポイント、敗北チームには0ポイント、引き分けの場合は両者5ポイントずつ入ります。
ちなみに4日目はタッグバトルです>
説明を終え、実況は宣言する。
<では、これより大魔闘演武オープニングゲーム、"隠密"を開始します。
参加人数は各チーム1名。ゲームのルールは各選手出揃った後に説明します>
各ギルドで話し合いがされる。
「まずはオラにまかせるだーっ!!!」
「忘れんな!!魂はいつでも…」
「ワイルドフォー!!!!」
ーーーー四つ首の猟犬***イェーガーーーーー
「暑苦し……ボク、出ましょうか?」
「んん、レイ、アチキが行くよ。いいよね?」
「許可しよう」
ーーーー人魚の踵***ベスーーーー
「ナルプティング、おまえが行け」
「了解でサー!!!」
ーーーー大鴉の尻尾***ナルプティングーーーー
「僕が出るよ」
「イヴ君が」
「「イヴ君が」」
「一番手!!!」
「「一番手!!!」」
「「それ、わっしょいわっしょい……」」
ーーーー青天馬***イヴーーーー
<各チーム次々と選手が決まっていきます。さあ…注目の剣咬の虎は?>
「私が出よう。今日は小鳥たちの歌声が心地よい」
<出たーーーーーーっ!!!!赤い月に歌う吟遊詩人、ルーファス登場ーーーーっ!!!>
ーーーー剣咬の虎***ルーファスーーーー
「小さいのが有利かも知れないからアタシかスペル君だね」
「そうですかね……」
「いや……初めから飛ばしていく。
オレが出る」
ーーーー蛇姫の鱗***リオンーーーー
「ほう、だったらオレが出よう。
この大会どんなモンか見させてもらうぜ」
ーーーー妖精の尻尾A***グレイーーーー
「グレイ様が出るならジュビアも!!!」
「オイ!!わざと負けたらただじゃおかねーぞ」
ーーーー妖精の尻尾B***ジュビア
オシバナ
「隠密妖精の尻尾Aはグレイ・フルバスター君、Bはジュビア・ロクサーさんですか……勝てますかね……私はもうあなた達に賭けてしまったし、後戻りは出来ませんよ」
ドモス・フラウ 観客席
「競技もメンバーも変わりない……でも、内容はどうなのかしら」
黒いマントを羽織った少女は一人呟く。
「噛み合わない歯車は、私が修正しないといけないーーーー」
オープニングゲームが、始まるーーーー。
後書き
訳わかりませんよね!
演武が終わる頃にはわかる筈です!
ここまで読んでくださった方に、感謝を込めて!
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