ハイスクールD×D大和の不死鳥
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27王として
「ウオォォォォォ!」
「ハアァァァァァ!」
地上ではエンレイヴ対悪魔連合、上空ではヤマト対トリトンの戦いが行われている
「なぜ、そこまでいのりを!真名を狙う!」
「貴様にはわからん、ロスト・クリスマスを知らない貴様にはな!」
ロスト・クリスマス……真名がおこした事件だったな、また、いのりを、真名を利用する気か!
「お前はいのりを、真名を利用する気か!」
「そうさ、真名でこの世界でロスト・クリスマスをやるのさ」
させねえ!こんな奴に真名を、いのりを渡さない!
「そんな事に大切な仲間をいのりを、真名を利用するなぁ!」
叫ぶ俺の『王の能力』の紋章が光り俺をつつみだす
「なにが起きている!」
トリトンを無視して離れているいのりと真名が語り出す
「この世界の神器として宿った『王の能力』は………」
「所有者の想い、願いをかなえる……」
ああ、神器として至ったんだね
「「「禁手(バランス・ブレイカー)」」」
◇
「なんだ、その姿は!」
俺の姿………アポカリプス結晶がマントと鎧のようになっているのだ
「『王の能力』の禁手『聖王の結晶(キングオブアポカリプス)』真の王の証だ」
「ふざけるなぁぁぁぁぁぁ!」
刀のヴォイドを構え接近してくるトリトン
「お前は、お前だけは!」
ガキャン!
禁手化したおかげか一撃一撃が重くなり確実にトリトンを追い込んでいく
「諦めろトリトン!お前は俺には……俺達には勝てない!」
「負けるかぁぁぁぁ!」
それでも向かってくるトリトン
「なんでだろうな、トリトン……いや、涯、お前は良い王になれたはずなのにな、別の形で会えれば仲間になれたのにな」
目の前のトリトンにそう思ってしまう
「これで、終わらせるよ」
パッキン
俺の一振りでトリトンの刀が砕け散る
俺の『聖王の結晶』の能力(相手の持っているヴォイドを破壊すると使用者を結晶化する)でトリトンの体がアポカリプス結晶に飲まれ出した
「俺の負けだ」
「今度は道を間違えることなく王として進んでくれ」
きっと良い王になれるはずだよ
「最後に、いのり、すまなかった」
「ううん、涯は私に名前をくれた、世界を教えてくれた、シュウに合わせてくれた」
涙をながしているいのり
「俺が言える立場じゃあないが……いのりを真名を頼む……」
そう言い残しトリトンは死んでいった
「バカ野郎、答えを言わせろよ」
優しかった、トリトン……涯は優しかった
『ヤマト君聞こえますか!』
別れを惜しむのはあとだった
「はい、聞こえます」
『至急リアス達の支援に行ってください』
数百のエンドレイヴは流石に難しいか
「了解しました、至急向かいます」
通信が切れる
「支援?」
「うん、リアス達が押されてるからいくよ、の前にヴォイドは返しとくよ」
俺は禁手をとき二人にヴォイドを返した
「それじゃあいこうか」
3人でリアス達の方に向かって飛んだ。
続く
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