ファンタシースターオンライン2 the bluestory
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第六話 激闘、採掘基地戦 (襲来)
前書き
作者「ブンブンブン 読書感想文♪」
ジルベール「いきなり何だ?そんな氷河期並みの寒さのボケ」
作者「いやいやジル君よ、君はそうかもしれないけど今この前書きを見ている読者は笑い転げてるだろうよ!」
アリア「……クション!!」
作者「え?これでくしゃみするの!?」
ジルベール「てか何で読書感想文をチョイスした?」
作者「いや他の漫画読んでたらこのボケがあった」
ジルベール「パクリかいィィィィ!!」
惑星リリーパ
殆どが砂漠で何もない惑星だと思われがちだが、機甲種と呼ばれる多種類の機械エネミーがせいそくしているのである
地下には坑道があり、最近ではこの地下資源を採取するための採掘基地も建てられたのである
今回はダーカーがこの採掘基地を襲撃する事を受けて、全メンバーで防衛戦をするのであった
惑星リリーパ 砂漠エリア アークス採掘基地
レイミ「みんないるわね?」
とツインダガーのイブリスブラッドを装備し、全員の存在確認した
ジルベール「問題ない、全員いる」
今回はメンバー全員でこの防衛戦を始めるのである
因みに全員戦闘服
アリア「まだ後一人いないですけど…」
それはハルシオンに在籍する謎の9人目のメンバーがまだ着いていないのである
一昨日、アリアはジルベールの紹介でチームに入団したのだった
そこでリーダーのレイミがもう一人チームに入ると言った
しかし約束の時間を過ぎてもその人が現れない
オペレーター「まもなく状況開始です、全アークスは戦闘準備を」
イグナス「おっ、始まるみてぇだな」
レイミ「良いわね?先程のヴェンセールの作戦で行くわよ!」
ヴェンセールが立てた作戦はこれだ
陣形を組んで敵を段階的に迎え撃つという方法で前衛、中衛、後衛とメンバーを振り分けた
前衛はジルベール、イグナス、リリア
中衛はレイミ、ラナ、アリア
後衛はヴェンセール、フィーリア
という布陣である
完全前衛型のジルベール、イグナス、リリアが中型、大型ダーカー、を優先的に撃破し、その時に撃ち漏らした小型、中型ダーカーを中衛のレイミ、ラナ、アリアが迎え撃ち、更に拠点の前に後衛のヴェンセールとフィーリアが務めるという三段構えの陣である
ヴェンセール「良いですか?持ち場を離れてはいけません!特にラナ」
ラナ「えーっ!あたしは大丈夫だよー!それ言うならイグナスに言ってよー」
イグナス「んだとゴラ!!てめぇ程頭は悪くねぇ!!」
ジルベール「お前達…喧嘩したいならダーカーとやってくれ…」
とハルシオンの馬鹿二人が喧嘩を始めてる傍ら、
リリア「……」
フィーリア「はぅ…」
リリアとフィーリアは何処か落ち着きが無かった
ジルベール「緊張してる?」
とジルベールが声をかけた
リリア「べ、別に緊張なんかしてないわよ!」
ジルベール「嘘つけ、右手震えてる」
リリア「っ!?」
リリアの右手が激しく震えていた
ジルベール「何時もの癖だよな?それ」
リリア「こ、これは武者震いよ!!わかった!?」
ジルベール「ふ…そう言うことにしとくよ」
一方、後衛のフィーリアは
フィーリア「あわわ…わ、私…大丈夫かな…防衛戦なんて初めてだし…も、もし誤射なんてしたら…はわわ…」
完全に緊張でガチガチ状態である
ヴェンセール「おやおや…貴女は最早石像になっていますね」
フィーリア「はわっ!?ヴェ…ヴェンセール先輩…」
同じ後衛のヴェンセールが声をかけた
ヴェンセール「何も怖がることはありませんよ、そのガンサイトに敵を捉えて撃てば良いだけです。私のテクニック詠唱が長いのでそれまでの足止めをしていただければ」
フィーリア「は、はい!」
オペレーター「敵の第一波、来ます!!」
最前線のジルベール達の遥か向こう、ダーカーの大群が攻めてきた
ジルベール「さぁて…行くぜ!!」
ジルベールが敵の大群に突撃した
リリア「ちょ!?ちょっと!!いきなり突っ込むなんて…」
イグナス「オラァ!!オラァ!!オラァァァッ!!そこをどけぇえええっ!!」
心配するリリアを他所にイグナスもジルベールと同じく突撃した
ジルベールの神速の剣劇と、イグナスの広範囲かつ強烈な槍が敵を蹴散らしていった
リリア「…あたしも負けていられない!!」
リリアも大剣を構え敵に突撃し、重い一撃を食らわせた
しかし敵の数が多いため、何体か撃ち漏らした
その撃ち漏らした敵を中衛のメンバーが迎え撃つ
前衛を突破したダーカーが次々と光の小さな剣に貫かれた
アリア「行って!」
アリアがデュアルブレードの機能の一つであるフォトンブレードを飛ばしていた
その両隣ではレイミがツインダガーを駆使し、次々と来るダーカーを一体ずつ撃破した
ラナも負けじとガンスラッシュを振りまくり、敵の突破を防いでいた
そして十分後……ダーカーの大群第一波が終了した
拠点にダメージはなく、完璧であった
リリア「何?もう終わり?」
ジルベール「敵の第一波が終わったんだろう…」
イグナス「けっ!相変わらず張り合いねぇぜ!」
ジルベールは通信デバイスで中衛のメンバーと繋げた
ジルベール「こちらジルベール、そっちはどうだ?」
アリア『こっちは大丈夫だよ、余裕だった』
ジルベール「そうか…ヴェンセール、そっちは」
続けて後衛のヴェンセールに繋げた
ヴェンセール『貴方達が憂さ晴らししていたお陰でこちらは暇ですよ』
ジルベール「今度は後衛の出番が来るぜ?」
ヴェンセール『ええ、もちろん準備はしていますよ』
ジルベールはデバイスを閉じ、再び正面を向いた
そしてダーカーの第二波が襲来
今度は飛行型のダーカー、エル・アーダとブリアーダが出現した
エル・アーダは飛行型のダーカーで、低空飛行で戦い、下部に蜂のような鋭い針がある
その機動力を活かして突進攻撃や、鋭い針を突き刺すという強力な攻撃を仕掛けてくる
しかし、弱点のコアが全面にあるため、かなり倒しやすい
一方のブリアーダは蜘蛛の臀部のような膨らみのある頭部に、羽アリのような形状をしている大型のダーカーである
この膨らんだ頭部にはダーカーを産み出す機能があり、発射口から卵を撒き散らせ、その卵からダーカーが出てくるのである
つまり、ブリアーダはダーカーの空母的存在である
弱点のコアは膨らんだ頭部の頂点にあり、空中高く飛び回るので近接では倒しづらいのである
ジルベール「ちっ…ヴェンセール!ブリアーダ行くかもしれない、準備はしといてくれ!」
ヴェンセール『ええ、承知しましたよ!』
ジルベールは再び刀を構え、前方から迫ってくるエル・アーダとブリアーダの大群を見据えた
ジルベール「行くぞ!」
ジルベールは刹那でエル・アーダの懐へ入り、抜刀一閃で葬った
続け様にコアを切り裂き、一太刀で仕留めていった
イグナス「流石だぜ…うっしゃああああああっ!!暴れるぜゴルァアアアア!!」
イグナスも槍を力一杯に振り回し、時には突き刺したエル・アーダを他のエル・アーダに投げつけて仕留めるという荒業を披露した
リリア「てぇえええい!!」
リリア負けじと重い大剣の一撃で仕留めていくが、数が多い為後ろに何体か撃ち漏らした
しかし、中衛のメンバーは前衛を突破してきたエル・アーダを迎え撃っていた
ラナ「うわ…多いねぇ…」
レイミ「良い?エル・アーダを優先的に叩いて、ブリアーダはヴェンセールとフィーリアが叩くから」
アリア「はい!」
三人はダーカーの大群へ突っ込んでいった
そして後衛
一体、また一体とブリアーダが撃ち落とされていく
フィーリアがアサルトライフルでブリアーダを射撃していた
ヴェンセール「さて…いきますよ!」
ヴェンセールも剣の様なフォルムをしたウォンドを天に掲げ、無数の落雷がブリアーダのコアを撃ち抜いていた
ヴェンセール「まだまだ、これで如何でしょう!」
今度は天空から特大の隕石が落ちて辺り一面が大爆発を起こし、ブリアーダが倒れていた
フィーリア「はわわ…凄いです…」
ヴェンセール「手が止まってますよ」
フィーリア「はわっ!?すみません!!」
再びフィーリアはブリアーダを撃ち落としていき、遂にブリアーダの大群が消えた
ヴェンセール「ふぅ…やっと一息…」
フィーリア「きゃあああああっ!!」
突然フィーリアの悲鳴が聴こえた
ヴェンセール「フィーリア!?あ、あれは!?」
ヴェンセールが振り向くとフィーリアは人の形をしたダーカーに踏み倒されていた
ヴェンセール「ディガータ!?くっ!間に合え!」
フィーリアは完全に虚を突かれていまいディガータの鎌をまともに受けてしまった
ディガータは人とカマキリが合体したような姿をしており、最大の特徴がその攻撃方法である
ディガータはジルベールの刹那の様に一瞬で間合いを詰め、鎌の一撃で仕留めるという攻撃方法である
これによって奇襲されたりして多くのアークスが命を落とした
フィーリアは突然目の前に現れたディガータに虚を突かれ、反応する事も出来ずに踏み倒され、その凶刃を正に食らってしまいそうであった
フィーリア「ひっ…あ…ああ…」
そしてディガータの鎌がフィーリアの心臓目掛けて振り下ろされた
ドォオオオン!!……ドサッ!
フィーリア「……?」
目を閉じていたフィーリアは何時までも来ない衝撃に不思議がって目を開けた
隣にはコアを撃ち抜かれて絶命しているディガータ
「ふぅーっ、間一髪ね」
と後ろの採掘基地から一人の女性が現れた
赤色のかなりラフなポニーテールで、幼いが、何処か妖艶な顔立ちである
彼女の着ている服はかなり露出が多く目のやり場に困る程である
その女性に向かってヴェンセールが
ヴェンセール「やっと到着ですか…思いの外時間がかかりましたね?…ルナ」
ルナと呼ばれた女性、いや少女はツインマシンガンを指でくるくると回しながら
ルナ「ごめんねー!ついさっき前のクエスト終わったの」
フィーリア「ルナ…先輩」
ルナ「ふふっ…危なかったわね?」
フィーリア「ごめんなさい…ルナ先輩…」
ルナはフィーリアの頭を優しく撫でた
ルナ「泣くのは後、まずはこの防衛戦をやりきること、良いわね?」
フィーリア「は、はい!」
ルナ「うん!いい返事ね、じゃあたしはダーリンに挨拶してくるわ!」
ルナは拠点から離れていった
フィーリア「ダーリンって…誰?」
中衛
レイミ「ふぅ…やっと一息つけるわ…」
アリア「そうですね…ジル達大丈夫かな…?」
レイミとアリアが談笑している傍ら
ラナ「はぁ…はぁ…ぜぇ…な、何でそんなに余裕なの…?」
ラナは既にバテていた
敵の大軍勢と戦うのは初めてで、かつペース配分もわからない馬鹿故にスタミナが尽きたのだった
そんなラナの後ろから
ルナ「ごーめんねー!」
ラナ「ふぎゃぅ!?」
後ろからルナが座り込んでいたラナを馬跳びした
アリア「誰?」
レイミ「ふふっ…あの娘もハルシオンのメンバーよ」
アリア「え?あの人も?」
ラナ「ルナ…いくらあたしが小さいからって馬跳びはないでしょ!」
前衛エリア
ジルベール「ふーっ、久々の防衛戦だから少し鈍ったか?」
イグナス「よく言うぜ、もう300近くは叩き斬ってる癖に」
ジルベール「お前だって300位は倒してるだろ?」
と二人が話し込んでる傍ら
リリア「はぁ…はぁ…もう…だめ…」
リリアは疲労困憊で立てなかった
イグナス「ぁあん!?なにバテてんだゴラ!?」
リリア「うっさい!あんた達のような体力馬鹿と一緒にしないでくれる!?」
ジルベール「リリア…きつければ中衛に下がるか?」
ジルベールは体力が限界のリリアを中衛に回す提案をしたが
リリア「い、嫌よ!だって…」
ジルベール「だって?」
リリア「ええと…その……」
リリアは黙ってしまった
その頬は赤く染まっていた
リリア「あ、あたしは…その…ジルと…」
ルナ「やっほー!!あたしのダーリン!!」
とルナが猛ダッシュでジルベールに抱き着こうとした…が
リリア「なに抱き着こうとしてんのよ!!」
リリアがルナを後ろから羽交い締めで止めた
ルナ「あーん!離してよーリリア~」
リリア「そ、そんな格好で抱き着かせるかっての!!」
ルナの格好は露出度が圧倒的に高く、目のやり場に困る程の服装で
上半身は豊満な胸を隠す程度で、下半身はチャイナドレスのような造りになっている
ルナ自体のスタイルの良い身体を合わせるととてつもなくセクシーに見えるのである
ジルベール「全く…相変わらず露出の多い服が好きだな…お前…」
ルナ「あら?ジルには全部見ても良いのよ?」
リリア「ちょ!?あんたなに言って…」
ジルベール「で…ルナがハルシオンの最後のメンバーだな?」
ルナ「そうよ、またジルと一緒にいられる何て…ああ…最高だわ」
ルナは両手を頬に当てて何かを想像した
イグナス「始まりやがった…こいつの妄想…」
ルナは妄想癖が激しい女で、たまに自分の世界に入ることがある
ルナもハルシオン中等部でジルベールと同じクラスで、幼馴染みである
ルナ「さーて、バテバテのリリアは下がってー、ここからあたしが乱れ撃っちゃうわ」
リリア「な!?なに言ってるのよ!あたしはバテてないし、第一何であんたが前衛なのよ!」
ジルベール「そうか…ヴェンセールが遊撃を一人用意しますと言ってたな…」
ヴェンセールはルナが遅れてくる事を知っており、彼女のオールラウンダーに戦える事も把握しているので敢えて遊撃という形にしたのだ
オペレーター「第三波、来ます!!大型ダーカー確認しました!」
オペレーターから敵の第三波を確認したとの連絡が入った
ジルベール「ここからが正念場だ、大型ダーカーが後ろに行かないように俺らで食い止めつつ倒すぞ!」
ジルベールの鋭い双眸は拠点に向かって進撃してくるダーカーの軍勢を捉えていた
終わらないダーカー襲来、ジルベールはどう切り抜けるのだろうか…
後書き
新キャラ
ルナ・シュトーレン 年齢 18歳 種族 ヒューマン 性別 女
クラス ガンナー/レンジャー イメージ声優 井上麻里奈
ジルベール幼馴染みで、同じハルシオン中等部の出身
露出の多い服をの好む大胆なファッションセンスに、スタイル抜群のプロポーションを併せ持ち、周りの男性を見惚れさせる、もしくは鼻血を出して失神させる程である
ツインマシンガンを使ってのアクロバティックな動きから放たれる怒濤の銃弾の雨、そして大型のランチャーを使っての大火力砲撃も使える中~遠距離で戦うスタイルである
ページ上へ戻る