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超次元ゲイムネプテューヌG<ガイム>

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第1部「超次元編」
  第1話「始まる戦い!鎧武始動!」

 
前書き
評価、コメントよろしくお願いします 

 

ここはゲイムギョウ界と呼ばれる世界……
ゲイムギョウ界には4つの国がある
プラネテューヌ、ラステイション、ルウィー、リーンボックス……
そしてそれぞれの国には「女神」と呼ばれる存在がいた

その内の一人、プラネテューヌの女神。ネプテューヌはいつも通り緩みきった生活を送っていた
それはもう毎日ゲーム三昧の日々で、彼女が女神だということを忘れさせるほどだった

そんな状態だったためかイストワールとネプギアに「お前このままじゃ『女神()』とか言われかねないぞ。だからとりあえずクエスト行ってこい」と言わんばかりの叱責を受け、渋々クエストに出かけたところから物語は始まる



【バーチャフォレスト】

スライヌをバッサバッサと切り倒していくネプテューヌ
早く帰ってゲームしたい…… その思いが彼女を突き動かしていた
そしてあと一匹倒せばクエスト終了…… という時に事件は起こる

「あと一匹倒せば帰れるーっ! ……ってここどこーっ!?」

道に迷ったらしく辺りを見回すネプテューヌ

「なんかここさっきの場所と違う気がするなぁ……」

ネプテューヌの言う通り、ここは明らかにさっきの場所とは違った
極彩色の果実が実る木…… そしてなにより森そのものが異様な雰囲気を醸し出していた

「なんだろ、これ?」

木に実る極彩色の果実を手に取るネプテューヌ
すると突然異常な食欲に見舞われる

「美味しそう…… 食べちゃおうかな?」

そう言って実る果実を手に取り、皮を取って中の果肉を食べようとした時……

「グルルゥゥ……」

どこからか声が聞こえた。しかも猛獣が獲物を狙う時の様な鳴き声だ
声が聞こえたため、振り向くネプテューヌ。するとそこには……

得体の知れない怪物が数匹、ネプテューヌを狙っていたのだ

「ななな、何あれっ!!」

困惑するネプテューヌ。しかし怪物は彼女を狙っている
仕方なくネプテューヌは戦うことにし、木刀を構える。そして飛び上がり、怪物を攻撃した。しかし……

「痛ったぁ〜っ! めちゃくちゃ硬いよっ!」

怪物が思いのほか硬く、手が痺れてしまった
そうこうしていると怪物が攻撃を仕掛ける

「わっ!? 危ないっ!」

間一髪避け、後退し怪物との距離をあける

「う〜ん…… 地味に私死亡フラグ立っちゃってるなぁ〜」

ブツブツと呟くネプテューヌ。その時あることを思いつく

「よしっ! きーめたっ!」

ネプテューヌが思いついたこととは……

「逃っげろぉぉーーっっ!!」

逃げることだった
そうと決めるとジ○セフ・ジ○ジョースターのような走り方で逃げ出したのだった

数分ほど森を駆け抜けると、先ほどの場所から抜け出したのか、怪物や極彩色の果実が見つからなかった

ホッとするネプテューヌ。そしてこの事を報告するため、急いでプラネテューヌに戻ったのだった


【プラネテューヌ 教会】



ダッダッダッと足音を立て、扉を開ける

「いーすんいーすんいーすんっ! 大変だよいーすんっ!!」

「そんなに私の名前を連呼して…… どうしたのですか? ネプテューヌさん」

「あのねっ! バーチャフォレストの森に……」

ネプテューヌは身振り手振りを添えて”異変”を説明した
異様な雰囲気の森…… 極彩色の果実がなる木…… そして怪物のことも

最初は半信半疑だったイストワールとネプギアも、ネプテューヌの必死さによって次第に信用していった

そしてこの事を知らせるため、イストワールはラステイションの教祖である神宮寺ケイに連絡を取った

「こちらプラネテューヌの教祖、イストワールです。早速なのですが……」

<悪いがボク達は君たちの用事に耳を貸している暇はない。奇妙な森と果実、それと怪物がラステイションに現れたから……>

「奇妙な森に果実…… それに怪物も!?」

<そう…… だけど…… それがどうかしたのかい?>

まさか…… イストワールとその会話を聞いていたネプテューヌとネプギアには嫌な予感がした

「すいません! またあとでかけなおします!」

そう言って一方的に通信を切った。そして次にルウィー、リーンボックスに連絡をした

三つの国と連絡を取った結果…… 全ての国で同様の現象が観測されていた
異様な雰囲気の森…… 極彩色の果実…… そして怪物……

この現象に危機感を抱いたイストワールとネプテューヌは、三つの国の女神と教祖を集め、会議を開催することにした



【プラネテューヌ 教会 会議室】


数日後、全ての国の女神と教祖がプラネテューヌに集まった
イギリス議会のように四つの机が四角型を作っていた
そして各机にそれぞれの国の女神と教祖が座っていた
全員が揃ったのを確認するとイストワールは口を開ける

「皆さん。お忙しいところこのような会議を開き申し訳ありません。早速ですが……」

「そんな固っ苦しい挨拶はいらないわ。それよりもアレをどうするかが先決よ」

ノワールの言う通り、森と怪物をどうにかしなければならない

「そもそもアレは一体なんなの? 変な怪物とかいたけどさっ!」

「わたくしの国の研究者達も調べたのですが、森が何なのかはわからなかったそうですわ。ですが一つだけ分かったことがあるそうです」

「それって一体なによ?」

気になって仕方がないノワール。いや、全員が気になって仕方がなかった

「実はあの森…… ほんの少しずつですが広がっているそうなのです」

驚愕の答えに耳を疑うネプテューヌ達

「じゃ、じゃあ森が広がり続けたら……」

「……ゲイムギョウ界は滅びるわね」

ブランの発言に全員が言葉を失った

「何か方法は!? 滅亡を避ける方法はないの!?」

残酷な事実が受け入れられなく、ノワールは取り乱してしまった

「落ち着くんだノワール! まだ手はあるはずだ!」

取り乱すノワールを落ち着かせようとケイだった

「何かいい方法ないかな〜」

「……森を根絶やしにするというのはどう?」

ブランの提案にベールは

「無理ですわ。現に何人かのハンター達があの森に行きましたが、今のところ全員行方不明になってますし、根絶やしにするのであればその森に入らないといけません。なので、かなりリスクを負うことになりますわ」

と、リスクも考慮し却下した

「じゃあどうするの〜っ!?」

策がなくジタバタするネプテューヌ。しかしベールは違った

「一つだけ…… 方法がありますわ」

その言葉に全員がベールの方を向く

「あの森に存在する果実の力を使うのです」

ベールの言葉に全員が驚いた

「どうやって……?」

「まだ分かりません。ですが、あの果実には不思議な力があると推測されます。ですので人体に影響がないよう調整をし、それを使って戦う戦士を作り出すモノを作ればよいのでは? と私は考えています」

ベールの提案にネプテューヌ達は……

「よしっ! それでいこーっ!」

「私もそれに賛成よ」

「……私も賛成」

全員一致で提案が可決された

「ではこれから果実を調査し、それを使うデバイスを作り出しましょう!」

その一言で会議は終わり、同時に『アーマードライダーシステムプロジェクト』が開始された



ーーそして数ヶ月後……


【プラネテューヌ ギルド】

ギルドの出口に二人の青年が立ちながら話し合っていた

「本当に行くのかよ裕也……」

「ああ。大丈夫さ紘太、必ず帰ってくる」

そう言って角井裕也は親友である葛葉紘汰の肩をポンポンと軽く叩く

「でもな……」

「お前も俺みたいになれば大丈夫さ」

そう言うとギルドを後にし、バーチャフォレストを侵食する”森”に向かっていった
紘汰はというと森に向かう裕也の背中をただただ見つめるだけしかできなかった。そしてこんな事を呟いた

「俺にもっと力があれば……」

手を強く握る紘汰。その時、ある人物が紘汰の名前を呼んだ

「それはお前が力無き弱者だからだ。葛葉紘汰」

声がした方に向く紘汰。そこには……

「戒斗!? お前どうしてここに……」

黒と赤のロングコートを羽織った青年がいた
彼の名は駆紋戒斗。ラステイションを中心に活動するクエストチーム『バロン』のリーダーだ

「クエストを受けに来た。貴様のような弱者が受けられないような物をな」

そう言うとクエストを選択し、ギルドを後にした



【プラネテューヌ 教会】

ネプテューヌはそわそわしながら今か今かと待っていた

「少しは落ち着きなさいよネプ子」

「だってだって〜 楽しみなんだもんっ!」

あまりの幼稚さにアイエフは呆れてしまう。その時、お目当ての物が完成した

「キターっ! 見て見て、ロックシードと戦極ドライバーだよっ!」

ネプテューヌが待ち望んでいた物、それはロックシードと言われるあの森の果実の力を秘めた錠前と戦極ドライバーというデバイスだった

「ねえねえっ! 他の国の開発状況はどうなのっ?!」

「確かラステイションとルウィーはロックシードしか開発してなかったけど、リーンボックスはもうロックシードも戦極ドライバーも開発してたわね。確かロックシードは…… メロンだったかしら」

「メロン…… さすがおっぱいの大きいベールなだけあるねっ! まあ私はオレンジでちっぱいだけどさっ!」

実にどうでもいい事である。現にアイエフが呆れていた
そんなアイエフを尻目にネプテューヌはとんでもないことを口にする

「ねえっ! 今からあの森に行って私がはじめに使ってくるっ!」

「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」

アイエフの制止も虚しくネプテューヌはに向かって行った



「どこだーっ?! 怪物出てこーいっ!!」

元気よく怪物を探すネプテューヌ。だが一向に見つからない

「まったくもぉー 照れ屋さんだなーっ」

意味不明な事を言っていると、付近からガサガサという音が聞こえた

それを聞いたネプテューヌは恐る恐るそこへと近づく。するとそこにいたのは……

「こ、こんなところに人が!?」

プラネテューヌにいたはずの紘汰だった

「君こそどうしてここにっ?!」

「いやその…… 友達が心配で……あ、それよりも俺、葛葉紘汰。よろしく」

「ネプテューヌだよ。よろしくねっ」

「早速なんだけど……」

紘汰がネプテューヌに話しかけようとしたその時……

「グルゥゥ……」

緑の甲冑を纏った虎のような怪人が現れたのだ

「な、なんだあれ!? ヤバイ気がする! 逃げよう!」

そう言うとネプテューヌの手を握り逃げ出した

「グアァァ!!」

怪人も逃げる紘太とネプテューヌを追いかけた

「ハァ……ハァ…… どこか出口は……」

必死の思いで森を駆け抜けていく二人。するとチャックのような物を発見する。それにはなんと外の世界と繋がっていた

「よし! ネプテューヌ、まいていくぞ!」

「え? ええぇぇぇっ!?」

ネプテューヌの手を握りダッシュでそれに向かっていく。そしてついに……

「よし! 抜け出せた!」

森から脱出することができた。しかし安心するのはまだ早かった。なぜなら、怪人も一緒に連れて来てしまったのだ

「下がってて! ここは俺が!」

ネプテューヌを物陰に避難させ一人紘汰は怪物に戦いを挑む

「お前の相手は…… 俺だ!!」

鉄パイプを握りしめ、怪物に向かっていく
そして振り下ろし肩を攻撃した。しかし……

「な、なんだよこいつ!?」

全く効いていなかったのだ。怪物は「何かしたのか?」と言わんばかりに首を傾げた。さらに鉄パイプを掴むと紘太ごと投げ飛ばした

「うわあぁぁぁ!?」

投げ飛ばされ倒れる紘汰。しかし彼は諦めず怪物に向かっていく

「うおぉぉぉぉ!!」

ここで逃げればネプテューヌに危害が加えられる…… それだけは絶対避けなければならない
その思いが紘汰を突き動かしていた

そんな思いを受けたネプテューヌは……

「紘太なら…… これを……」

そう言って戦極ドライバーとオレンジロックシードを見つめ、決意する

「うわあぁぁぁ!?」

投げ飛ばされネプテューヌの元に転がる紘汰。彼にネプテューヌが近づく

「紘汰っ! これをっ!」

そう言って戦極ドライバーとオレンジロックシードを渡す

「これは……?」

「これは…… あいつを倒す”力”だよっ!」

「あいつを倒す”力”……」

戦極ドライバーとオレンジロックシードを見つめそう呟く紘太。そして……

「ネプテューヌ…… これを俺に使わせてくれ!」

紘太の言葉にネプテューヌは……

「うん。いいよ」

と、答えた
それを聞いた紘汰は戦極ドライバーを腰にあてる
すると自動でベルトが巻かれ、さらにフェイスプレートに鎧武者のような絵が描かれる

次にロックシードのロックを解除すると

『オレンジ!』

と言った電子音声が鳴る
するとオレンジのような鎧が紘汰の真上に現れる

そしてロックシードを戦極ドライバーにセットし、ロックをかける

『Lock On!』

そうするとまるで今から戦が始まるかのような法螺貝が鳴り始める
そしてカッティングブレードでロックシードを切ると……

『ソイヤ! オレンジアームズ!』

なんと紘太の頭にオレンジの鎧が覆い被さったのだ! さらに……

『花道・オンステージ!』

といった電子音声が鳴り、鎧が装着され変身が完了する

ゲイムギョウ界にアーマードライダーが降臨した

「これが…… 俺の力……」

変身した自分に驚く紘汰。しかし怪物はそんな状態の紘汰に殴りかかるが……

「うわっ!?」

なんとその攻撃を受け止めたのだ

「この力なら……!」

そう言うと受け止めた手を振り払い、パンチやキックなどといった格闘戦を展開する

その様子を見たネプテューヌは……

「あれがアーマードライダーの力……」

と、呟いたのだった

次々に攻撃をしていく。その勢いは止まらない

「次はこれだ!」

そう言って腰にかけてある無双セイバーと大橙丸を手に取り、二刀流で怪物を切り刻んでいく

「オッラァ! これでどうだ!」

どんどん攻撃し、ダメージを与えていく紘太。しかし怪物もただ攻撃を受けるばかりではない
反撃し、攻撃する

「ぐあっ! クソおぉ、何か決め手は……」

模索する。すると大橙丸と無双セイバーは連結させることができると気付く

「これなら!」

そう言うと早速無双セイバーと大橙丸を連結させる
そしてオレンジロックシードをベルトから外し、無双セイバーに取り付ける

『Lock On! イチ! ジュウ! ヒャク! セン!』

電子音声が鳴り響く。怪物はというと紘太に緑の光線を放つ

「オラオラオラオラオッラァ!」

しかし無双セイバー・ナギナタモードを円を描くように振り回し弾いていく
そして無双セイバーで衝撃波を放つと怪物はオレンジを象った炎に包まれ身動きが取れなくなる

『オレンジチャージ!』

電子音声が鳴り響き、大橙丸が光り輝く。そして一気に走り寄る!

「オッラァ!!」

怪物に走り寄ると真一文字に切り刻むナギナタ無双スライサーが炸裂! そして怪物は切断され、爆発した。 その際にオレンジを象ったエフェクトが現れたのだった

戦いが終わりアーマードライダーはロックシードをベルトに戻し、ロックを解除する。そうすると変身は解除された

戦いの様子を見ていたネプテューヌは

「やっぱり凄い…… アーマードライダーシステム……」

と呟いていた

「このベルト…… すげえ……!」

紘汰もアーマードライダーシステムの力に魅了されていた

「それよりも、大丈夫か? ネプテューヌ」

物陰に隠れていたネプテューヌに走り寄る紘汰

「大丈夫っ! 紘太が命を賭けて戦ったから無事だよっ!」

「それはよかった…… じゃあ俺はこれで……」

そう言って紘汰は帰路に着こうとする。だがその時、ネプテューヌに手を掴まれた

「な、なんだよ?」

「お願い。少しだけ私について来て欲しいの」


To be continued……



超次元ゲイムネプテューヌG!

ネプテューヌに連れられ教会に赴く紘汰

イストワールは紘太にゲイムギョウ界を守って欲しいと願う

その時、プラネテューヌにインベスと名付けられたあの怪物が現れる!

次回、第2話「ネプテューヌの思い! 目覚めよ紘汰!」




 
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